2005/10/08

いつか訪れるその日まで(第二十二回)

   旅立ち 三月八日亡

  毎夜寝る際電話機を枕元に

  真夜中だったベルが鳴りナースの声が

  只今奥さまがお亡くなりになったと告げる

  清拭して着替えをとおちついて聞けた

  告知通りの急性心肺不全の突然死
  
  静寂の中光放つ街灯の群

  タクシーで一路高速道を駆けて

  霊安室に眠る姿に合掌

  白布の下に薄化粧した顔が

  まだ肌に温かさの残る胸に顔を埋め泪しふたりだけの別れを

  春風の中に漂う沈丁花の薫る我が家に

  共に過ごした三十八年の思い出を抱いて逝ってしまった

  四月には又結婚記念日と貴女の誕生日が来るのに

  (平成十七年三月) 第二十三回へつづく


    

コスタリカの野鳥ガイド

在住17年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

10歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/