昨年の十一月に見つけた蘭は、果たして新種なの?
昨年の11月に、人の出入りがない僻地で見つけました。エピデンドラムの仲間だとは、直ぐに分かりました。自宅に戻り色々と検索しましたが、似たような種が見つかりませんでした。
そこで知り合いの地元の蘭学者に、同定を依頼しました。「過去に見たことがない。分からない。」と翌日に届いたメールに書かれていました。
彼はコスタリカの蘭だけでなく、南米種にも精通しています。その彼が見たことがないということは、新種の可能性があります。ただし、断定するためにはサンプルが必要だと言われました。サンプルと言われても、どこで見つけたかもハッキリと覚えていませんでした。
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↓ 数ヶ月が経過
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株が巨大で、花茎が二メートルを超える種だったので、運良く再発見できました。ただ、花が咲いておらず、仕方なしに葉と茎の一部を採集しました。そして、同日に蘭学者が働いているランケスター植物園に、サンプルを届けました。
結果はと言うと、花がないので同定には至りませんでした。11月には開花していると思うので、その頃に再訪問する予定です。ただ、とにかくシンドイ上り坂が続くので、そのことを考えると憂鬱になります。C= (-。- ) フゥー
巨木にはPleurothallis homalanthaがビッシリ着生していました(画像に写っている株は、ごく一部)。極小類でこれほどの群生を見たことは、過去にありません。
初めて見つけた時は薄暗い場所に咲いていて、綺麗に撮れませんでした。数カ月後に同じエリアで別株を見つけ、ようやく満足の行く画像が撮れました。
レパンセス属は固有種が多いので、見つける度にドキドキします。花の大きさは五ミリほどあります。
主に低地で咲いている蘭です。ツアーの宿泊先である保護区で見つけました。ラテン名からタヌキモの仲間である、Utricularia属と関連性があるのかもしれません。
一~四枚目はリコーCX5で撮影
五~八枚目はキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。
いつも沢山のコメント&ナイス!ありがとうございます。皆さん、良い週末を!\(^▽^)/