2016/08/24

蘭にも雄花、雌花が存在するの!?



ラテン名: Catasetum maculatum(雄花)



こんな感じで、咲いていました。



ラテン名: Catasetum maculatum(雌花)



こんな感じで、咲いていました。

私が知る限りでは、雄雌異花が存在する蘭は、カタセタム属だけです。小さい株だと雄花が咲く傾向にあるそうですが、雄花、雌花が同時に咲くケースもあるとか(見てみたい!)。また、花の形も株ごとに微妙に異なったり、カラーバリエーションも存在します。

花の大きさは六センチ近くあるので、野生種としては大型に分類されます。コスタリカでは大型種は乱獲され、自然界で見ることが非常に難しくなっています。「特定の大型種は樹冠に少数が残存するのみで、他は採り尽くされているのが現状」と手持ちの図鑑に記述があります。

ただし、Catasetum maculatumは例外なのか、沿岸部にある特定種の巨木に、数多くが着生しています。もっとも自生地近くの民家や、レストランの店先などで飾られていたりするので、盗掘の対象にはなっているようです。



ラテン名: Isochilus carnosiflorus?



こんな感じで、咲いていました。

イソキラス属は類似種が多く、私には識別ができません。そこで知り合いの蘭学者に同定をお願いしたところ、この画像だけでの断定は難しいようでした。花の大きさは七ミリほどあります。



ラテン名: Epidendrum muscicola



こんな感じで、咲いていました。

エピデンドラム属の中では最少類で、花の大きさは五ミリほどあります。強風が吹いていたので、撮影が大変でした。手持ちの図鑑には固有種とあるのですが、後に隣国のパナマでも記録されたようです。



ラテン名: Camaridium microphyton



こんな感じで、咲いていました。

同じく手持ちの図鑑には固有種と書かれているのですが、後にパナマ西部でも見つかったようです。半開きのままで花が終わるケースが多いようで、満足のいく写真が撮れていませんでした(ピンぼけが多かったり・・・・)。

先月、牧草地に散在している低木で、ようやく綺麗に咲いている株を見つけました。撮影後には雨が降り始めたので、タイミング的にも幸運でした。

一~六枚目はキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
七~十枚目はリコーCX5で撮影

蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。


    

コスタリカの野鳥ガイド

在住17年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

10歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/