2017/05/13

国内で500種目の野生蘭を撮影しました!今後も地道に頑張ります!

先日、ようやく大きな区切り目に到達しました。ここまで、苦労の連続でした。頑丈な登山靴を、何足履きつぶしたか分かりません。とにかく、悪路をひたすら歩きました。

以前にも書きましたが、未見種との出会いが難しくなりました。例えば、一日に十種見たとして、未見種がゼロなんてことも当たり前になりました。

コスタリカには1,600種を超す蘭が、記録されていると言われています。つまり未だに三分の一も撮影していないことになります。未見種との遭遇確率の方が高いのに、どうしてなのでしょう?勿論、様々な標高、環境で探しています。

以前から思っているのですが、既に自然界で見ることが難しくなった種が、多数あるのかもしれません。森林伐採、盗掘が酷いコスタリカですから、容易に想像できます。野鳥にしても、既に記録が途絶えた種が存在します。

国内で野生蘭を撮影している人間は、私以外にもいます。ただ、彼らは株を自宅に持ち帰り、暗幕+ストロボ撮影しています。蘭の自生地は撮影環境が厳しいため、そうすることで綺麗に撮れると考えるのでしょうか。撮影後は自宅のコレクションに加え、自己満足している心の狭い人間たちです。

検索すると、そういった地元民が何人も出て来るのに驚かされます。庭が蘭園かと思うほどの規模です。こういったプライベート・コレクターが大勢いるので、知り合いの蘭学者も嘆いています。

今後、600種、700種と次の目標に辿り着けるかも分かりません。それでも消え行く野生蘭をカメラに収めるため、歩き続けたいと思います。野にあるものは、野にあるからこそ美しい。だからこそ、その場で撮影することに、意義があるのではないでしょうか?



ラテン名: Lepanthes comet-halleyi(固有種)



こんな感じで、咲いていました。



このように、常に葉は丸まっている。

記念すべき500種目は、固有種でした。レパンセス属の中でもユニークで、葉が「カール」しています。ですから、花を見るためには中を覗くか、葉を広げるしかありません。予備知識がないと、見つけられないタイプかと思います。花の大きさは五ミリほどあります。



ラテン名: Camaridium anceps



こんな感じで、咲いていました。 

低地には類似種、Camaridium neglectumが存在します。私には見た目での区別ができません。道端、牧草地の低木、杭に着生していることが多いので、直射日光には強い種と言えます。



ラテン名: Corymborkis flava



こんな感じで、咲いていました。

久しぶりに見た地生種です。九割が着生種と言われているので、コスタリカでは貴重な存在です。ただ、地生種は地味系が多かったりします。薄暗い林床で、黄色が目立ちました。



ラテン名: Acianthera cogniauxiana



こんな感じで、咲いていました。

私有保護区で撮影しました。通りかかった観光客に、何を撮影しているのか聞かれました。野生蘭と答え、属名まで教えました。「えっ、これが蘭?」と疑わしそうな目で見られました。一般人の蘭の認識って、カトレアとかコチョウランなのでしょうね。(^○^)

全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影

蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。


皆さん、良い週末を!\(^▽^)/

    

コスタリカの野鳥ガイド

在住17年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

10歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/