2014/12/09

皆さんに、お願いがあります!

今週は全休予定だったのですが、お願いがあり、書くことにしました。

先週、再びコスタリカの自然に関する番組が、放送されたようです。ゲストブックやコメント欄に書き込みをいただきました。過去にも何度も似たような書き込みがあったので、一つお願いがあります。

今後、そういった内容は書き込まないで下さい。その度に説明文を書くのが、面倒になりました。ちょっとしたトラウマにもなっており、不快なでき事を思い出してしまいます。
 
以前にもお伝えしましたが、日本のTV局の手伝いをして、そのやらせ(舞台の裏側)に驚愕したことがあります。絶えず動くヤドガエルを撮影するために、容器に入れて激しく揺すります。目が回ったカエルは動けなくなり、その間に撮影するのです。衰弱して、死んだ個体もいます。
 
動かないナマケモノは、木を激しく揺すって、強引に動かします。水上を走るバシリスクトカゲは、水辺まで追い掛けて、水の中に落とします。それらのシーンを見て、嘔吐感を覚えるほどでした。
 
他局の下請け会社が、オレンジマイコドリの求愛ダンスを撮影している際に、注意したことがあります。撮影距離が近すぎること、日毎に嫌がった鳥達が、どんどん奥へ移動していることを指摘しました。

その時は「国立公園に撮影料を払って許可を得ているから、文句ないだろ」と逆ギレされました。

「緑豊かなコスタリカ」と説明しているシーンでは、わずかに残された緑地だけを撮っていました。そこ以外は全て牧草地になっており、カメラマンは意図的に撮影範囲を限定していました。

解説者も一切そのことには触れていません。つまり、真実を知っていながら、良いとこ撮りだけしているのです。

以後、メディア関係には協力していません。過去にあったテレビの出演依頼も全て無視しています。いつも同じパターンで「野生王国コスタリカ」とだけ放送し、この国が抱えている問題など何も言及しません。企画者はこの国の自然を、本当に理解しているのでしょうか。
 
私がこの国に移住した目的は、森林伐採、密猟、水質汚濁、絶滅危惧種などの現状を伝えることでした。残された自然は美しいですが、同時に、この瞬間にも失われています。それはコスタリカだけでなく、南米のアマゾンでも同じです。
 
エコツーリズムとは、一体何なのでしょうか。綺麗なビーチや森林を楽しみ、多彩な生き物を観察して「あ~、コスタリカって、楽園!」と帰国するだけでは、問題解決には繋がりません。

ですから私が案内する時は、この国の良い所も悪い所も説明し、お客さんにも考えてもらえるように努めています。
 
以前、コスタリカの抱える問題を説明している時に、添乗員さんに呼ばれ、注意されたことがあります。

「露木さんは、コスタリカの良い所だけ伝えて下さい。悪い面を伝えると、お客さんのこの国に対する印象が、悪くなります」と言われました。その時もビックリしましたが、日本で放送される自然番組と全く同じだと思いました。

文化や考え方に根付くことなのかもしれませんが、私は今後も自分の意向を変えるつもりはありません。ブログでも時には、「裏」のコスタリカをお伝えするかと思います。

それは私がコスタリカの残された自然、生き物を愛しているからこそなのです。そうでなければ、安定した生活を捨ててまで、アメリカから移住したりしません。
 
皆さんの書き込みにお答えするためにも再度書きますが、コスタリカの自然番組に私が登場することは、今後も一切ありません。間接的に手伝いをすることも、ないでしょう。
 
今後は、この国が抱える問題も赤裸々とし、視聴者に問題定義するような番組も作成してもらいたいものです。絶滅危惧種のヒワコンゴウインコでも特集し、募金を呼びかけてくれたら、こういった番組を少しは見直すかもしれません。

残された美しい自然や、生物多様性に関しては、度重なる放送で、十分伝わっていると思います。以前、BBCによる同国の森林伐採や、サメの密猟問題に関する番組を観たことがあります。

流石、着眼点が違うな、と感心しました。フカヒレ目的で中国の漁船が来訪しても、国交があるため、コスタリカ政府は黙認しているそうです!
 
勝手な申し出を長々と書きましたが、宜しくお願いします。今後、同じような書き込みは、スルーするかと思います。書き込みされた方々を避難しているのでは、ありませんからね~。嫌なことを思い出しながら、逐一説明するのに疲れただけです。

    

コスタリカの野鳥ガイド

在住17年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

10歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/