2015/05/07

あなたは、この奇跡を信じますか?


 
ヒメクジャクシジミ属、ラテン名: Lamasina draudti 英名: Draudt's Hairstreak
 
昨年の十二月に、クジャクシジミチョウの記事を掲載しました。満足の行く撮影ができず、その後、何度も同じ場所を訪問しました。再び美しい姿を見ることはありませんでしたが、代わりに、この蝶と出会うことができました。
 
 
ただし、その個体は酷く傷ついていました。後翅は半分ほど欠如しており、尾状突起がいかに大切なのか痛感しました。折角、美しいシジミと出会えたのに、その痛々しさが残念でなりませんでした。
 
一週間後の早朝、亡き祖父母や母の写真の前で、先週の出来事を頭の中でささやきました。「先週末は痛々しい姿のヒメクジャクシジミを見ました。いつか綺麗な個体にも出会いたいです。おじいちゃん、おばあちゃん、お母さん、力を貸してください」
 
そして、同じ場所に出掛けました。到着して間もなく、奇跡は起きました。同じ灌木にヒメクジャクシジミの姿を見つけました。しかも、傷がない綺麗な個体だったのです!L(゚□゚)」オーマイガ!
 
クジャクシジミの時と同じように最初は興奮して、手が震えました。ただ、この日は好天が味方してくれたので、ブレなく撮影することができました「おじいちゃん、おばあちゃん、お母さん、ありがとう!力を貸してくれたんだよね」撮影後に、心の中で感謝しました。
 
その劇的な展開が、今でも信じられません。去年も一昨年も何度も同じ場所に通っていたにもかかわらず、この蝶を見たことがありませんでしたから・・・・。
 
この蝶の生きた個体の画像は、世界的にも貴重です。Lamasina draudtiで検索していただけると分かります。標本画像以外はアダム・ウィナーさんという方が撮影された画像しかネット上に存在していません(どの蝶のサイトでも、彼の画像が使用されている)。
 
蛇足かもしれませんが、、彼が撮影した個体と、私の個体とでは色合いが違います。それは彼がストロボを使用していて、私は自然光で撮っているからだと思います。そういった意味でも、撮影できて嬉しかったです。

Lamasina draudti

画像の右下をご覧ください。ヒメクジャクシジミを狙っている(?)蜘蛛(ラテン名: Phiale bulbosa)が写っています。

前回の記事で紹介したハムシ、Alurnus ornatusに模様、色合いが似ている思いませんか?この蜘蛛は相手を油断させるために、ハムシに擬態しているのかもしれません。どちも同じエリアでの撮影です。
 
 
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
 

 
ヒメアメリカカラスシジミ属、ラテン名: Ministrymon una scopas 英名: Pale Ministreak
 
ヒメクジャクシジミに注目が集中して、完全な脇役となってしまったかもしれません。哀れなMinistrymon una scopas・・・・。表翅は茶と白が大部分を占めるようですが、少しだけ青も入っているようです。
 
リコーCX5で撮影
  
次回からエクアドル特集です。同国で撮影した野鳥、蝶、蘭を紹介したいと思います。お楽しみに~。

    

コスタリカの野鳥ガイド

在住17年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

10歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/