今年も再訪問しましたが、ほぼ同じ顔ぶれにガッカリ・・・・(前編)
昨年、久しぶりにシジミタテハを求めて、お気に入りの蝶スポットに出掛けました。しかし初見のシジミタテハは撮影できず、ちょっと残念な結果に終わりました。
シジミタテハとは?
シジミチョウとタテハチョウの中間的な特徴を持ち、日本には存在しないグループです。
去年の成果
今年も時期が来たので、再訪問してみました。結果から言うと、去年とほぼ同じ顔ぶれでした。
森林性の強いシジミタテハの多くは、葉裏に隠れています。ですから観察すること自体が非常に困難で、吸蜜に来る時が撮影チャンスです。
この場所を見つけたのは、七年ほど前になります。当時は多彩なシジミタテハを観察できたのですが、ここ二年は一気に多様性がなくなった感じです。周囲の緑地に変化?あるいは年々減っている降水量が、影響しているのかもしれません。
イナズマシジミタテハ属、ラテン名: Lyropteryx lyra cleadas 英名: Lyra Metalmark
去年は、翅の損傷が酷い個体しか撮影できませんでした。何故かメスは飛来しません。メスは黒に赤い縁取りがあり、別種に見えます。
アツバシジミタテハ属、ラテン名: Emesis fatimella nobilata 英名: Fatimella Emesis
訪問すると、毎回観察できる種です。この属では、一番色が鮮やかかもしれません。通常は葉裏に隠れています。
シジミモドキ属、ラテン名: Theope publius publius 英名: Shaded Theope
この場所では、初めて観察しました。「モドキ」と付いていますが、シジミチョウと勘違いされることがあるようです。
表翅はメタリック・ブルーで、飛んでいるとシジミチョウみたいな印象を受けます。やはりシジミタテハの典型で、葉裏にヒッソリと隠れています。
「吸蜜時も逆さまかよ~」って思いました。この属は翅を直ぐに閉じるので、表翅の撮影はほぼ不可能かと思います。
シロフセセリ属、ラテン名: Xenophanes tryxus 英名: Glassy-winged Skipper
目新しいシジミタテハも観察できず、ふてくされながら撮影しました。(^▽^;)
アオオビセセリ属、Pythonides jovianus amaryllis 英名: Variable Blue-Skipper
地味系が圧倒的に多いセセリチョウとしては、美麗種です。擦れ、損傷の酷い個体しか撮影していなかったので、ちょっと嬉しくなりました。
全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
後編に続きます(来月に掲載)。