2020/11/04

花鳥風月(第22回)首都圏にある自然公園で、予期せぬ発見がありました!(後編)

前回の続きです。

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木道エリアは左右の見晴らしが良く、探鳥に最適だと思います。もっとも開園が八時なので、探鳥開始時間としては遅すぎます!

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首都圏の自然公園ですが、ここに注目に値する野鳥が生息しています。オナガセアオマイコドリです。編集ソフトで明るく補正していますが、実際は薄暗い場所で撮影しています。

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こんな感じのゴチャ、ゴチャとした視界の悪い場所に隠れています。黒いボデイに、動きも俊敏なので、撮影は容易ではありません。正面から撮ると、頭部の赤、背中の青も見えません。「見返り美人」ポーズを狙います。

ちなみに、同園内ではシロマユオナガウズラも観察できます。生息範囲が狭く、個体数も多くはありません。ハードコアのバーダーなら、このウズラを求めて訪問するかもしれません。地味な色合いで、薄暗い林床を弾丸のように移動するので、撮影する意欲が湧きません。(^○^)

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蔓から木になるのに、どれくらいの年月が掛かるのでしょう?

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林床では、ハキリアリが忙しく動いていました。首都圏でも珍しくなく、自宅外の花壇でも見かけます。

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南米エクアドルの高地でも見かける花ですが、未だに名前が分かりません(園芸種?)。ハチドリが好んで蜜を吸いに来ます。ここで辛抱強く待てば、撮影チャンスが到来するかもしれません。私には無理ですが・・・・。(^▽^;)

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ボカシスカシマダラ属、ラテン名: Pteronymia latilla fulvescens 英名: Latilla Clearwing

識別が難しい属なので、詳しい方に同定してもらいました。琥珀色で透けた翅が、素敵な蝶だと思います。

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ちょっとした観察タワーがあります。コロナが終息するまでは、長居したくない場所です。感染者、死亡者が増加しているのにもかかわらず、未だにマスクを着用していない地元民が相当数います。

18a アメリカヒョウモンモドキ属、ラテン名: Chlosyne janais janais 英名: Crimson Patch

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アメリカヒョウモンモドキ属、ラテン名: Chlosyne janais janais 英名: Crimson Patch

翅を高速に開閉していて、表翅の撮影は断念しようかと思いました。適当に連写したら、なんとか撮れてました。適当って・・・・。(^▽^;)

19 Epidendrum barbeyanum

ラテン名: Epidendrum barbeyanum

唯一、開花していた蘭です。自宅近くのコーヒー・プランテーションに残された木にも、普通に着生しています。

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これらの株を見つけた時には、ビックリしました。「これって、Rossioglossum schlieperianum?」

去年の六月に、近くの保護区でRossioglossum schlieperianumという蘭を見つけました。残念ながら、花は枯れている状態でした。それで今年の再訪問を楽しみにしていたのですが、コロナで入園できませんでした。(T□T)その時の株に、形がソックリだったのです。

それで知り合いの蘭学者に画像を送ったら、やはりそうでした!「開花したら、画像とデータを送ってね。楽しみにしてるよ」メールに、そう書いてありました。

花は十センチ近くあり、非常に見栄えします。必然的に盗掘の対象となっており、自然界では見つけるのが難しくなっています。しかし、この区画にある木には、何株も着生していました!

どうして手つかずなのか、考えてみました。

  • 首都圏の自然公園で、人の出入りが激しい(家族連れが多い)。そのような場所で木に登ったりしたら、人目につく(過去に蘭を採集する悪人を何度も目撃していますが、人気のないエリアばかり)。
  • 入園時に記帳が必要なのですが、何故か警官が係員をしている→うかつに盗掘できない。

そんな感じかなと思いました。

理由はどうあれ、このような貴重な蘭が、首都圏の自然公園に自生していることに感動しました。どうか悪人の目に留まりませんように・・・・。

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首都圏ということもありますが、周辺には大規模な緑地がありません。グーグル・マップで確認すると、一目瞭然です。

それだけに、この自然公園の存在は大きいと思います。開発が進む前は、どれくらいの蘭が存在したのかな・・・・。

全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影

    

コスタリカの野鳥ガイド

在住18年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

11歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/