花鳥風月(第20回)水辺での散策が、とにかく楽しかったです!
普段は森林散策ばかりの私ですが、滞在中は主に水辺での自然観察を楽しみました。そもそも私がバードウォッチングを始めた頃は、湿地帯がメインだったんですよね。
鬱蒼としたジャングルと違って、生き物を見つけやすいのが嬉しいですね。今思えば、蚊に悩まされた記憶もありません。本当に素晴らしいロッジでした。
静寂とした水辺は、コロナによるストレスを吹き飛ばしてくれました。もし大勢の宿泊客がいたら、癒やしよりストレスになったのかな~。
野生蘭に関してはそこそこ詳しいですが、水性の花は全く分かりません。そこら中に咲いていました。
息子が撮影したバシリスクトカゲです(コスタリカには三種が存在)。撮影はしませんでしたが、二個体が橋の上で「徒競走」しているのが面白かったです。
過去に、水上で「徒競走」しているのを、観たこともあります。
息子のためにポーズをとってくれた?甲羅にツル状の水草が絡まっています。
このカイマンも息子の撮影に協力してくれた?やはり水草が絡まっていますね。(^○^)
息子が撮影したグリーン・イグアナの若い個体です。
カリブ海側でのみ観察できる、ミドリトキです。個体数も多くはありません(図鑑ではuncommon表記)。
かなり距離があったので、鮮明には撮れませんでした。光が当たると、首元などがハチドリのような光沢を帯びます。
カスリタテハの仲間です。識別が非常に難しいので、詳しい方に同定を依頼しています。種名が分かり次第、追記します。裏翅が観察できたら、私でも同定できたかと思うのですが・・・・。
追記: カスリタテハ属、ラテン名: Hamadryas feronia farinulenta 英名: Variable Cracker
水辺の散策路を歩いていたら、ハナジロハナグマの集団に遭遇しました。ツリーハウスに来た集団と同じかは分かりませんが、やはり幼い個体が混じっていました。
ナンベイタゲリがコスタリカで記録されたのは、1997年のことでした。パナマ国境にあった「緑の壁」の崩壊が、「侵入を許した」理由かと思います。
生息エリアを北に拡大し続け、今ではニカラグア国境エリアでも観察できるようになりました。大規模な森が消え、牧草地だらけのコスタリカを象徴する一例です。森林依存種は減少し、開けた場所を好む種が増えて行く。悲しい現実です。
大好きなアカハシリュウキュウガモです。アニメキャラのように可愛らしいです。
ロッジの境界線エリアです。この後ろには牧草地が広がっていて、興醒めしてしまいます。
ツリーハウスに行く途中にある、雰囲気のあるスポットです。背後には原生林が広がっているので、いい林縁効果を生み出します。
いかにもアカハラサギ(珍鳥)が好みそうな場所でしたが、姿を見せてくれませんでした。水位がもう少し低ければ・・・・。息子に見せてあげたかったな~。
マメ科のワイルド・ポインセチア(Warszewiczia coccinea)に飛来した、ドクチョウの仲間です。赤い斑紋の縁がクッキリしていると、Heliconia erato petiverana、ぼやけているとHeliconius melpomene rosinaになります。
接写していないので、どちらかは分かりません。前者は自宅の庭でも観察できます。
ワイルド・ポインセチアには、シジミタテハチョウやシジミチョウが好んで飛来します。初見の種を期待したのですが、見事に裏切られました。もっとも大した時間を割いていないので、それが理由だったかもしれません。
野外レストランで、息子が見つけたバッタです。真剣に虫探しをしたら、色々な発見があったことでしょう。時間に余裕があったら、ツノゼミの仲間でも探してみたかったな~。
四~七枚目はキャノンEOS7D+キャノンEF70-300mm F4-5.6 IS USMで撮影
残りは全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
次回で家族旅行特集は終わります。フィナーレを飾るのは?
皆さん、良い週末を!\(^▽^)/