2019/11/22

ネットで野生蘭を販売するな~!!

571a Prosthechea prismatocarpa

ラテン名: Prosthechea prismatocarpa

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こんな感じで、咲いていました。

五センチほどの花をたくさん付けるので、違法販売で定番の蘭です。今夏、ようやく自然に咲いている株を、撮影することができました。私有林で、散策の許可を得ての成果です。

ちなみに蕾を付けた株を見つけ、開花するまで二ヶ月以上掛かりました!その期間、何度訪問したことか・・・・。株が盗まれないことを祈り続け、開花株を撮影できた時の感動、今でも忘れられません。

私は知り合いの蘭学者の考えに共感し、保護活動の手伝いをしています。

地元民は見栄えする蘭を、根こそぎ盗掘します。多くの種が著しく減っているので、彼は「どのエリアに、どんな種が現存しているか」を調査しています。

そして私のようなボランティアがいて、自然の状態で存在する株を見つけては、彼に情報を送ります(画像、GPS、株数、開花時期、標高、周囲の環境など)。

彼はそれらの膨大なデータをプロットして、貴重なエリアを割り出します。後に政府と交渉して、保護してもらうのが主目的です。

この蘭のデータを送った時に、彼から返信がありました。「先日、環境庁に勤めている知人からメールがあった。フェイスブック上で蘭を販売している人物がいるので、調べてくれないか」との依頼だったそうです。

彼が閲覧した結果、販売していたのは野生蘭で、Prosthechea prismatocarpaも含まれていたそうです。販売していた株は全て没収、罰金を課せられたのは言うまでもありません。

コスタリカは自然保護、エコツーリズム国家を謳っていますが、自然に対する国民のモラルは決して高くありません。「国民が一丸となって、自然保護に取り組んでいる」とメディアで報道されたりしますが、大嘘です(笑)。

密猟にしても、当たり前のように行われています。自然に存在する物は、自然の中だからこそ美しい。そんな単純なこと、どうして分からないのでしょうか・・・・。\(*`∧´)/ ムッキー!!

575a Maxillariella guareimensis only found in SA before

ラテン名: Maxillariella guareimensis

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こんな感じで、咲いていました。

この蘭のデータを知り合いの蘭学者に送った時、貴重な発見と言われました。元来は南米種で、中米コスタリカでは最近まで記録がなかったそうです。

574a Stelis gigantea

ラテン名: Stelis gigantea

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こんな感じで、咲いていました。

ステリス属は極小蘭の代表例ですが、ラテン名が示すように巨大な株です。花も二センチくらいあります(通常は三~五ミリ)。上で紹介したMaxillariella guareimensisの近くで、咲いていました。

399a Epidendrum tritropianthum 6mm

ラテン名: Epidendrum tritropianthum 

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こんな感じで、咲いていました。

エピデンドラム属では最小類で、花の大きさは六ミリほどしかありません。牧草地の低木に、ひっそりと咲いていました。

田舎の牧草地、人影もありません。仮に人の出入りがあったとしても、この蘭に気が付く人がいるのかな?「可憐な姿を見せてくれて、ありがとう」

全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影

蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。


来月初旬まで更新できなかもしれません。

    

コスタリカの野鳥ガイド

在住17年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

10歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/