2015/10/21

ミナミアサギアメリカムシクイ 後味の悪い一日となりました!


 
とにかく忙しく動く、十センチほどの鳥です。自分でもよく撮れたな~、と思います。一眼で撮影することもなくなったので、今後このタイプの鳥は撮れないでしょうけれど・・・・。埃をかぶった7D+500ミリ・レンズは、息子の玩具になるかも?
 
キャノンEOS7D+シグマAPO150-500mmで撮影
  
話が変わって、タイトルの「後味の悪い一日」について書きます。

長文ですが、できるだけ読んで下さい。私からのお願いです!m(._.)m
 
先日、滅多に人が来ない緑地で、蘭を探していました。すると前方に、鳥籠を三つ持った二人組がいました。全ての鳥籠にはカバーが掛けられており、野鳥の密猟だと分かりました。二人組は私を見て、直ぐに森の中に姿を消して行きました。
 
以前、保護区内でライフル銃と大きな麻袋を担いた、二人組に遭遇したこともあります。事務所に直ぐに通報したところ、頻繁にあることと聞かされて、ビックリでした。

ただ、今回は少し様相が違いました。二人組の構成が親子だったのです!子供はどう見ても、我が息子(六歳)と大差ないような外見でした。小さな子供にまで違法行為を手伝わせる姿に、怒りが込み上げてきました。この日は親子の姿が脳裏から離れず、蘭探しにも集中できませんでした。
 
こんな話もあります。未訪問の国立公園に蘭探しに行こうと連絡したところ、週末は入園できないと言われました。週末は特に違法ハンティングや密猟が増えるらしく、レンジャーはその対策に追われるとのことでした。

その国立公園では希少なジャガー、ピューマ、オセロット、バクなどの大型哺乳類が生息しています。
 
「環境保全国」、「エコツーリズムの発祥地」などと美化され続けているコスタリカですが、現状はこんなレベルです。日本の某テレビ局の撮影班が毎年来ているようですが、こういった部分にもクローズアップしてもらいたい、と切に願います。
 
ただ単に、「コスタリカは生き物の宝庫」、「緑の楽園」みたいな印象しか与えない番組内容では、お茶の間の皆さんも学ぶことが限られるからです。
 
そもそもエコツーリズムとは、国が抱える問題をも赤裸々にして、皆で考えることではないでしょうか?そうでなければ、保護にも繋がりません。「楽園」はいつまでも存在し続けていると勘違いされ、貴重な存在が失われていく、と私は考えます。 
 
私がアメリカからコスタリカに移住し、野鳥ガイドをしている理由は、「失われていく熱帯雨林や密猟問題などを一人でも多くの方に知ってもらいたい」からです。
 
残された自然、そこに棲む生き物が尊い存在であること。同時にそれらの存在を脅かす違法行為や環境問題が、当たり前のように起こっていること。それらを伝えるメッセンジャーになりたかったのです。
 
空にはコンゴウインコが飛んでいて欲しい。木を見上げれば、微笑ましいサルやナマケモノの親子の姿があって欲しい。

目を細めれば、ミリ単位の神秘的な蘭が咲いていて欲しい。野花には極彩色の蝶やハチドリが舞っていて欲しい。ジャガーが王者として君臨していて欲しい。そう願って、やみません。

    

コスタリカの野鳥ガイド

在住17年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

10歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/