2019/07/22

キモモマイコドリ 乾季に観察できたマイコドリの水浴びが、懐かしくなる一枚です!

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7年以上も前に、とある国立公園で撮影しました。以前の私は近郊のロッジで、欧米バーダー相手にガイドをしていました(後に、日本人も案内するようになった)。

そして案内時に、「マイコドリの水浴び場」を偶然見つけました。園内には4種が記録されており、3種が水浴びに来ることが分かりました。

マイコドリは潜伏性が強く、観察が厄介な種もいます。ですから、貴重な発見でした。ただし水浴びを観察できるのは乾季のみで、午後4時くらいから5時過ぎまでと決まっていました(体内時計でもあるの?)。以降、適切な時期に、大勢のお客さんを案内しました。

しかし、今では観察することが不可能となっています。なぜなら、国立公園の退園時間が午後4時に変更されたからです。

以前は日の出と同時に入園、日の入り前に退園が可能でした。入場料を払うのも、退園時で問題ありませんでした。

ところがコスタリカ在住のフランス人ガイドが、入場料を払わずに何度も出入りしていたことが発覚し、以降ルールが厳しくなってしまいました。

彼は顧客から入場料を集金し、自身の収入としてたそうです。\(*`∧´)/ ムッキー!!罰則として、国内全ての国立公園への出入りが永久禁止になったとか・・・・。

3年ほど前から野鳥撮影に興味を持ち始めた息子に、1度でいいから見せたかった水浴び場です。

    

コスタリカの野鳥ガイド

在住21年、ガイド歴20年(引退)。撮影の他に、野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)をしています。座右の銘は「野にあるものは、野で愛でる」