2018/12/04

最近、どんな蘭を撮影したの?

盗掘者が多く、嫌な体験を繰り返してきました。蘭探しをやめようと思った時期もありました。しかし知り合いの蘭学者による保護活動の手伝いを始めて以来、再び意欲が湧くようになりました。

今回は先月に撮影した蘭を紹介します。

561a Lepanthes cascajalensis endemic

ラテン名: Lepanthes cascajalensis(固有種)

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こんな感じで、咲いていました。

この蘭が最初に発見されたのは、息子の友人が住むエリアでした。息子が友人宅に招待されたことがあり、そのときに敷地内で探しました。広大な牧場を保有していて、緑地も存在したからです。しかし、願いは叶いませんでした。

その後も近郊で探しましたが、幸運には恵まれず、この蘭のことも忘れていました。ところが先月に初訪問した私有保護区で、ようやく見つけることができました。そういった経緯があったので、嬉しかったです。

268e Masdevallia striatella

ラテン名: Masdevallia striatella

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こんな感じで、咲いていました。

マスデバリア属の中でも、非常に魅力的な種だと思います。田舎道の低木、杭などで普通に見かけます。花が一センチほどしかないので、観賞価値が低く(?)、盗掘されずに済んでいるのかもしれません。

301mmm Oncidium warscewiczii

ラテン名: Oncidium warscewiczii

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こんな感じで、咲いていました。

オンシジュームの仲間は「ゴールデン・シャワー」と呼ばれ、庭で飾られているのが一般的です。勿論、森から持ち込まれた株なので、共感することはできません。

この種は標高三千メートル以上でも自生しており、上で紹介したMasdevallia striatella同様、適切なエリアで当たり前のように見かけます。

その理由はオンシジュームの仲間としては小型で(花の大きさは一センチ半ほど)、シンプルな見た目だからだと思います。逆に模様が美しく、大きな花を付ける種は、その多くが森から姿を消しています。

564a Pleurothallis matudana maybe

ラテン名: Pleurothallis matudana?

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こんな感じで、咲いていました。

知り合いの蘭学者に同定を依頼したところ、面白い返答がありました。「文献によるとPleurothallis matudanaになるけど、果たしてそうなのか分からない。」

少なくとも中南米の蘭は、未だに十分な研究が行われておらず、「過去の文献がかならずしも正しいとは限らない」ようです。

今ではDNA鑑定も行われているので、既存種が複数種に分かれる可能性も大いにあるとか。世界の野鳥もDNA鑑定により、一気に種数が増えました。蘭も同じなのだと思います。

全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影

蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。


    

コスタリカの野鳥ガイド

在住17年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

10歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/