2018/09/24

花鳥風月(第7回)蚊がウジャウジャいる保護区で、ようやく見つけた!でも、どうなる・・・・?

今回は蘭探しで頻繁に訪問する、私有保護区が舞台です。前回の記事で書きましたが、見守っていた蘭が盗掘された場所はここです。

一番高いエリアでも900メートルほどなので、熱帯雨林に属します。熱帯雨林は熱帯雲霧林と比べると、蘭の種数は少なく、低密度が一般的です。しかし、ここは例外で、多彩な蘭が記録されています。

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蚊がウジャウジャいるので、妻や息子は大抵、ピクニック・エリアから離れません。私は免疫ができたのか、ほとんど刺されなくなりました。

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ピクニック・エリアにいたゾウムシの仲間です。「このゾウムシ、何してるの?」息子に聞かれましたが、適当に誤魔化しました。(^▽^;)

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散策路の入り口です。

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急流なので、ある鳥を期待します。

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ジャノメドリを観察できる定番スポットとなっています。水質汚濁のせいか、個体数が著しく減っています。なにせ、川辺で洗車するような国なので・・・・。

 5 フトオビナミモンヒカゲ属、ラテン名: Oressinoma typhla 英名: Typhla Satyr

フトオビナミモンヒカゲ属、ラテン名: Oressinoma typhla 英名: Typhla Satyr

地味な蝶ですが、カリブ海側の限られたエリアにしか生息していないそうです。実際、このエリアでしか観察した記憶がない?

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枝には苔がビッシリと着生、鬱蒼とした雰囲気がたまりません。

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ラテン名: Epidendrum nocturnum

盗掘された蘭が着生していた同じ低木で、咲いていました。花は最大で、14センチ近くにもなります。夜に芳香を発し、特定の蛾を誘引するそうです。ラテン名からも想像できますね。

この蘭は盗掘対象外なのか、道端の高木、有刺鉄線を繋ぐ低木などに着生しているのを見かけます。

8 Houlletia tigrina

ラテン名: Houlletia tigrina

残念ながら、花は咲いていませんでした。この保護区を頻繁に訪問している理由が、この蘭を見つけることでした。先日それらしき株を見つけ、知り合いの蘭学者に同定してもらいました。蘭ならではの、神秘的な花を咲かせます。

私が開花時に撮影するのが先か、盗掘されるのが先か・・・・。ここまで辿り着くのは容易ではなく、人に出会ったことがないエリアなのが唯一の救いです。ちなみに検索すると、自生地での画像が出てきません。コレクターには、たまらない蘭なのでしょう。

9 Psychotria sp hot lips アカネ科

アカネ科、Psychotria属

蘭ではありませんが、熱帯雨林では定番の「ホット・リップス」です。綺麗な青紫の実をつけます。こういう唇した人いますよね~。( ^∇^)

10 Drymonia

こういう形をした花だと、イワタバコ科のDrymonia属を思い出すのですが、謎のまま・・・・。

12Enchophora sanguinea ビワハゴロモ 甘い尿

ラテン名: Enchophora sanguinea

ビワハゴロモの仲間です。甘い尿を出し、それが目当てでアリなどが集まるそうです。

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散策路は土で、奥に進めば泥々なエリアが増えてきます。長靴は必須ですし、毒蛇がいるので、足元にも注意が必要です。

14 Bothriechis schlegelii maybe

ラテン名: Bothriechis schlegelii 

このアイラッシュ・ヴァイパーは、息子が過去に撮影したものです。植物の説明書きがある、プレートの杭にいたそうです。私は別行動だったので、画像を見せてもらってドキッとしました。安全な距離をおいて、撮影したのかな、と・・・・?

最後の一枚のみキャノン・パワーショットSX710HSで撮影
残りはキャノン・パワーショットSX60HSで撮影

    

コスタリカの野鳥ガイド

在住17年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

10歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/