花鳥風月(第21回)首都圏にある自然公園で、予期せぬ発見がありました!(前編)
自宅から三十分ほどなので、ちょっと自然散策したい時に便利な場所です。自然公園なので、家族連れでも容易に歩ける散策路です(←鬱蒼としたジャングルのような雰囲気はない)。再生林ですが、それなりの規模の緑地が広がっています。
蛇の展示エリア、蝶園などもあります。蝶園はコロナのため、閉鎖されています。もっとも蝶園なんか必要ないと思います。開けた場所、林内で様々な蝶を観察できます。
ウラモジタテハ属、ラテン名: Diaethria astala astala 英名: Astala Eighty-eight
「88バタフライ」として知られている、ウラモジタテハの仲間が開翅してくれました。
いつものように、息子は手乗せに挑戦です。
ラテン名: Euthyrhynchus floridanus
息子が撮影したカメムシです。ラテン名から分かるように、米フロリダ州にも生息しています。植物にダメージを与える虫を捕食するので、益虫とされているようです。
カメムシの撮影を確認している息子です。虫の撮影は、久しぶり?
ウラモジタテハ属、ラテン名: Diaethria pandama 英名: Orange-striped Eighty-eight
別種のウラモジタテハがいました。
以前に同公園で撮影した時も、手乗せを披露してくれました。息子は手乗せのスペシャリスト~(^○^)
キオビアカタテハ属、ラテン名: Hypanartia trimaculata autumna
英名: Reddish Mapwing
こちらは以前に訪問した際、蛇の展示エリアにて妻が撮影しました。私は散策路にいて、未だに撮影したことがない蝶です。地元民は蛇を観てるのに、その周辺で蝶を撮影する親子って・・・・?(¬_¬。) あやしい
発想は面白いと思いますが、ここで休憩したくありません。臭いそうです。(^▽^;)
キツネノマゴ科、ラテン名: Justicia aurea
散策路で一番目につく花です。
元から存在する高い木には、蘭が着生しています。樹冠部なので、気付く人はほとんどいないでしょう。
同公園にて、予期せぬ発見がありました。詳細は後編にて!
六、十一、十二枚目はキャノン・パワーショットSX710HSで撮影
残りは全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
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撮影の難易度が高い(?)、地生蘭です!
ラテン名: Warrea costaricensis
こんな感じで、咲いていました。
コスタリカで記録されている蘭の九割は、着生種と言われています。Warrea costaricensisは四センチほどの花を付ける地生種で、株は最大で六十センチほどになるようです。
当たり前のように極小類の蘭(ミリ単位の花)を撮影している私にとって、四センチの花の撮影が何故難しいのか?
第一の理由は花茎が華奢で、花がダラリと下を向いてしまうことが多いからです。ですから三脚を使用し、下から急角度で撮影しなければなりません。
第二の理由は虫による被害です。唇弁などボロボロにされます。綺麗に咲いている株を、観たことがありませんでした。
ある日、今にも咲きそうな株を見つけました。ようやく新鮮な花を撮影できると思い、翌朝に出向くと、既に虫がたかっていました!
単純に、巡り合わせが悪かっただけかもしれません。ブログに掲載できる株を見つけるまで、かなりの時間を費やしました。
ラテン名: Epidendrum alfaroi
こんな感じで、咲いていました。
色々な場所で見かける、普通種です。この株を撮影した保護区では、あちこちで着生しています。管理者が散策路を整備した後だったようで、地面に落ちている株も多かったです。
ラテン名: Camaridium haberi(固有種)
こんな感じで、咲いていました。
保護区近くの道路沿いで、見つけました。近くに食堂があって、そこの経営者が蘭を盗掘して、店前に飾っています(保護区から採集した、と話していた←しかも入園料も払わずに、勝手に侵入する悪人ぶり。そういうこと平然と話せるのも理解できません)。\(*`∧´)/ ムッキー!!
この蘭は固有種ですし、彼に見つかることがないように、と祈りました。人が磔にされているような印象を受ける花?
ラテン名: Stelis crystallina(固有種)
こんな感じで、咲いていました。
国立公園で見つけました。種の識別が非常に難しい属ですが、同公園にて撮影した画像をネッ上で見つけ、同定することができました。
撮影に使用したリコーCX5は、F値をマニュアル変更できません。ピントが中央部しか合っていないのが、残念でした。パワーショットで撮影すれば良かった・・・・。
着生していた倒木が管理者によって処理されてしまったようで、その後、撮影のチャンスもありません。花の大きさは、三ミリほどしかありません。
最後の二枚のみリコーCX5で撮影
残りは全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。
私が参照しているデータベース「Epidendra」ですが、データの消失により、現在リンク切れになっています。
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当初の目的を忘れて、撮影しちゃいました!
去年の八月のことです。この日は探鳥に出掛けました。ところが目的地近くの道端で、多数の蝶を見つけました。キク科のアゲラタムに群がり、周辺には少なくとも百頭はいたと思います。
こんな感じで、あちこちにいました。
左: トンボマダラ属、ラテン名: Ithomia patilla 英名: Patilla Clearwing
上: ボカシスカシマダラ属、ラテン名: Pteronymia aletta agalla 英名: Aletta Clearwing
トラジマスカシマダラ属、ラテン名: Ceratinia tutia dorilla 英名: Tutia Clearwing
トンボマダラ属、ラテン名: Ithomia heraldica heraldica 英名: Heraldica Clearwing
トラフトンボマダラ属、ラテン名: Mechanitis polymnia isthmia
英名: Polymnia Tigerwing
これらの蝶は普段、薄暗い林床にいます。ですから、撮影が容易ではありません。アゲラタムや類似種のユーパトリウムで吸蜜している時が、撮影の大チャンスだと思います。
五種を撮影しましたが、ジックリ観察したら、別種がいたかもしれません。「あっ!今日は探鳥するはずだったのに・・・・」朝の貴重な時間を、「無駄」にしてしまいました。(^▽^;)
全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
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久しぶりに、バルコニーから探鳥してみたら・・・・(後編)
前回の続きです。
コンゴウクイナ
バルコニーからの探鳥リストで、コンゴウクイナは「heard only」でした。丘の下には川が流れているので、声は何度も聞いていました。ここまで上がって来るとは、思いませんでした。自宅からクイナの観察って、贅沢かも(ヤマセミも観察できるし)?
サカツラハグロドリ
オオツリスドリ
距離があるので、鮮明には撮れませんでした。この木には様々な鳥が飛来します。首都圏では見る機会がない、ワライハヤブサも同じ木にて確認しています。
シマクマゲラ
このシマクマゲラは、数年前にバルコニーから撮影しました。この日も撮影したのですが、背景が曇天で、ブログにアップできるレベルではありませんでした。
キャノン・パワーショットSX60HSで撮影
久しぶりのバルコニー探鳥&撮影でしたが、前回紹介したヒメキンヒワ、コンゴウクイナは予想外でした。コスタリカでは珍種のアメリカムシクイを二種観察したこともあり、自宅からの探鳥を侮るなかれ?
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