2020/08/29

トキイロコンドルなど 旅のハイライトは朝食中に!

家族旅行特集、最終回

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野外レストランで朝食をとっていました。

妻 「大きなコンドルみたいな鳥が、向こうの木にとまっているわよ」
私 「コンドルなんか、ウジャウジャいるでしょ。自宅のバルコニーからでも観察できるし・・・・。えっ、大きなコンドル?」

ひょっとしてと思い、その方向を見ると、確かに大型のコンドルらしき姿がありました。この時は曇天で、シルエットでしか確認できませんでした。双眼鏡で観ると、見慣れたコンドルではなく、トキイロコンドルでした。

他種と異なり、森林依存性の高いコンドルです。大規模な森が少なくなってしまったコスタリカでは、個体数も多くありません。また飛翔姿は観察できても、とまっているシーンは稀です。

食事どころではなくなり、撮影を始めましたが、かなりの距離がありました。おまけに曇天で、何度撮影しても、証拠写真の域を越えません。

すると奇跡が起きました。突然、青い空が見え始めたのです。正面からも撮ってみたいと思い、飛ばないことを祈りつつ、移動しました。

到着時には空も快晴になり、飛ぶ気配も見せませんでした。もし大勢のカメラマンがいたら、どうなっていたことやら・・・・?

旅のハイライトとなる撮影を終え、教えてくれた妻に感謝しました。

私 「妻ちゃん、ありがとう!」 
妻 「どういたしまして」
私 「ところで、なんで一緒に来なかったの?」
息子「だって僕のカメラじゃ、大きく撮れないと思ったから・・・・」
私 「鳥があれだけ大きかったら(全長80センチ以上)、300ミリでも撮れるよ」
息子「えっ、そうなの!?行けば良かった・・・・」

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王者の風格(英名にkingを冠する)?

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睨まれた~!

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レストランからは距離があって、こんなのしか撮れませんでした。

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息子の真横で撮影した、サンショクキムネオオハシです。ですから息子の画像とほぼ同じです。超望遠コンデジのおかげで、大きく撮れているだけです。

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アオミツドリはいい感じに撮れたと思いきや、痛恨の枝被りでした。息子が撮影した場所からだったら・・・・、と悔やまれる一枚となりました。

全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影

家族旅行特集は、今回でお終いです。これだけの旅を経験すると、次回の目的地探しが大変です。神様、夢のような家族旅行をありがとう!

「このブログの評価」を使用されて、時折コメントをいただきます。そのコメントに対して、私からは返信できないシステムになっています。ですが、コメントはかならず拝見させていただいています。

皆さん、良い週末を!\(^▽^)/

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2020/08/22

花鳥風月(第20回)水辺での散策が、とにかく楽しかったです!

家族旅行特集、その五

普段は森林散策ばかりの私ですが、滞在中は主に水辺での自然観察を楽しみました。そもそも私がバードウォッチングを始めた頃は、湿地帯がメインだったんですよね。

鬱蒼としたジャングルと違って、生き物を見つけやすいのが嬉しいですね。今思えば、蚊に悩まされた記憶もありません。本当に素晴らしいロッジでした。

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静寂とした水辺は、コロナによるストレスを吹き飛ばしてくれました。もし大勢の宿泊客がいたら、癒やしよりストレスになったのかな~。

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野生蘭に関してはそこそこ詳しいですが、水性の花は全く分かりません。そこら中に咲いていました。

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息子が撮影したバシリスクトカゲです(コスタリカには三種が存在)。撮影はしませんでしたが、二個体が橋の上で「徒競走」しているのが面白かったです。

過去に、水上で「徒競走」しているのを、観たこともあります。

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息子のためにポーズをとってくれた?甲羅にツル状の水草が絡まっています。

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このカイマンも息子の撮影に協力してくれた?やはり水草が絡まっていますね。(^○^)

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息子が撮影したグリーン・イグアナの若い個体です。

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カリブ海側でのみ観察できる、ミドリトキです。個体数も多くはありません(図鑑ではuncommon表記)。

かなり距離があったので、鮮明には撮れませんでした。光が当たると、首元などがハチドリのような光沢を帯びます。


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カスリタテハの仲間です。識別が非常に難しいので、詳しい方に同定を依頼しています。種名が分かり次第、追記します。裏翅が観察できたら、私でも同定できたかと思うのですが・・・・。

追記: カスリタテハ属、ラテン名: Hamadryas feronia farinulenta 英名: Variable Cracker 

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水辺の散策路を歩いていたら、ハナジロハナグマの集団に遭遇しました。ツリーハウスに来た集団と同じかは分かりませんが、やはり幼い個体が混じっていました。

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ナンベイタゲリがコスタリカで記録されたのは、1997年のことでした。パナマ国境にあった「緑の壁」の崩壊が、「侵入を許した」理由かと思います。

生息エリアを北に拡大し続け、今ではニカラグア国境エリアでも観察できるようになりました。大規模な森が消え、牧草地だらけのコスタリカを象徴する一例です。森林依存種は減少し、開けた場所を好む種が増えて行く。悲しい現実です。

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大好きなアカハシリュウキュウガモです。アニメキャラのように可愛らしいです。

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ロッジの境界線エリアです。この後ろには牧草地が広がっていて、興醒めしてしまいます。

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ツリーハウスに行く途中にある、雰囲気のあるスポットです。背後には原生林が広がっているので、いい林縁効果を生み出します。

いかにもアカハラサギ(珍鳥)が好みそうな場所でしたが、姿を見せてくれませんでした。水位がもう少し低ければ・・・・。息子に見せてあげたかったな~。


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マメ科のワイルド・ポインセチア(Warszewiczia coccinea)に飛来した、ドクチョウの仲間です。赤い斑紋の縁がクッキリしていると、Heliconia erato petiverana、ぼやけているとHeliconius melpomene rosinaになります。

接写していないので、どちらかは分かりません。前者は自宅の庭でも観察できます。


ワイルド・ポインセチアには、シジミタテハチョウやシジミチョウが好んで飛来します。初見の種を期待したのですが、見事に裏切られました。もっとも大した時間を割いていないので、それが理由だったかもしれません。

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野外レストランで、息子が見つけたバッタです。真剣に虫探しをしたら、色々な発見があったことでしょう。時間に余裕があったら、ツノゼミの仲間でも探してみたかったな~。

四~七枚目はキャノンEOS7D+キャノンEF70-300mm F4-5.6 IS USMで撮影
残りは全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影

次回で家族旅行特集は終わります。フィナーレを飾るのは?

皆さん、良い週末を!\(^▽^)/

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2020/08/15

アオミツドリなど ダディの出番なし!全て息子が撮影しました!(後編)

家族旅行特集、その四

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アオミツドリは前編で掲載したオグロキヌバネドリに次いで、二番目のお気に入りだそうです。私も近くで撮影したのですが、枝被りしていました・・・・。(T□T)

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滞在中、コンゴウインコを何度も観察しました。1950年代に、カリブ海側の低地(北西部を除く)から姿を消してしまいました。

現在では適切なエリアに行けば、観察できるようになりました。個体数が増加したのか、あるいは点となっていた緑地が、線として繋がったのかもしれません。

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国内に百数十羽しか残ってないヒワコンゴウインコですが、こちらも数年前より観察が容易になりました。

ただし残されたアーモンドの木(Dipteryx panamensis)が切り倒されることになれば、絶滅を免れないでしょう。

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息子はサンショクキムネオオハシをまともに撮ったことがなかった(?)ので、今回は嬉しさを隠せないようでした。私も真横で撮影していました。撮影後に液晶画面を見せたら、笑顔がふくれっ面に急変しました。

息子「なんでダディは、そんなに大きく鮮明に撮れるの!?」 
私 「だって超望遠コンデジだもん」

見せなきゃ良かったかな?(^▽^;)

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しばらくして、同エリアに二ショクキムネオオハシが飛来しました。こちらは過去に何度も撮影しているので、冷静に対応していました。

旅行前から、息子は撮影に気合が入っていました。それには理由がありました。

実家の父はパソコンを所有しておらず、インターネットの使い方も知りませんでした。そんな父が数ヶ月前にガラ携を卒業、スマホを購入しました。それで、ようやく私のブログを閲覧できるようになりました。

息子は日本語を話せません。父に電話しても、お決まりの台詞のみです。

「ジジ、元気?」
「ジジ、ありがとう!」

最近になって、日本語が話せないことを、残念に思うようになったみたいです。そこで私は、言葉だけがコミュニケーションの手段ではないことを伝えました。

「撮影を頑張って、大好きなジジに見てもらいたい!」そういった強い想いが、息子から伝わってくる旅行でもありました。なにせ撮影中に話すと、その度に怒られましたから・・・・。(^▽^;)

全てキャノンEOS7D+キャノンEF70-300mm F4-5.6 IS USMで撮影

息子の野鳥特集は終わりますが、家族旅行特集は続きます。

皆さん、良い週末を!\(^▽^)/

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2020/08/08

オグロキヌバネドリなど ダディの出番なし!全て息子が撮影しました!(前編)

家族旅行特集、その三

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旅行中に撮影した中で、一番のお気に入りが、オグロキヌバネドリだそうです。宿泊したツリーハウスの階段から撮影しました。

階段の手すりにカメラを固定したので、ブレずに撮れたようです(かなり暗かった)。撮影後に液晶画面で確認し、ニッコリと笑顔を見せてくれました。

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ムナフチュウハシが喧嘩しているシーンです。かなり暗く写っていたので、編集ソフトで修正しました。これを機会に、露出補正の仕方を教えました。

ヒストグラムを見ながら、どうすれば良いか理解できたようです。動きのある一枚、私も撮ってみたいです。(^▽^;)

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オオミドリヤマセミの飛翔シーンです。私にも撮れるかな?(^▽^;)

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アメリカレンカクが羽を広げて、黄色を見せてくれるのは二、三秒です。根気よく、チャンスを待つしかありません。

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ズアカエボシゲラは息子が撮影したかった、大型のキツツキです。最初は曇天かつ空抜け状態で、撮影できませんでした。

後に緑を背景にしてくれたので、幸運でした。「アニメのキャラにソックリだ~」と嬉しそうに、撮影していました。

全てキャノンEOS7D+キャノンEF70-300mm F4-5.6 IS USMで撮影

来週から息子の新学期が始まります。オンライン上ですが、担任の先生に撮影した画像を見せたそうです。

友人にカザリキヌバネドリ(ケツァール)の画像を見せたことがあるそうなのですが。息子が撮影したと信じてもらえなかったとか・・・・。(^▽^;)


後編に続きます。

皆さん、良い週末を!\(^▽^)/

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2020/08/02

コスタリカの人気エコロッジ、コロナ・ウィルスの影響と家族旅行(後編)

家族旅行特集、その二

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このロッジを選んだ理由は、「息子にツリーハウスを体験させたかった」からでした。前回の記事で、ヒントが掲載画像にあると書き込ました。下から二枚目にツリーハウスの屋根が写っています。

バンガローに二泊した後、ツリーハウスに移動しました。このロッジには八つのツリーハウスが存在し、一つは建設中でした。原生林に四つ、二次林に四つ、という配置みたいでした。

宿泊客は我々だけでしたので、好きなツリーハウスを選んでいいと言われました。それで七つのツリーハウスに登ったのですが、これが結構シンドかったです。ひたすら階段ですから・・・・。(^▽^;)

私が選んだのは二次林でした。原生林は薄暗く、視界も限られていました。息子が撮影しやすい環境を考慮し、視界の開けたツリーハウスにしました。結論から言うと、これが大正解でした。

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室内はシンプルですが、清潔感がありました。冷蔵庫もありました(バンガローにはなかった)。

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シャワー・ルームからも鳥類、哺乳類を観察できました。

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バルコニーからの眺望です。セクロピア(左のひょろ長い木)にオオハシ、チュウハシ、フウキンチョウなどが、何度も飛来しました。

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室内にいるのが勿体ないので、ほとんどバルコニーにいました。

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サンショクキムネオオハシ

息子は飛翔姿の撮影にも挑戦していました(←ダディにも一眼を使わせてくれ~)。

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息子が撮影したコンゴウインコです。ヒワコンゴウインコにも、とまって欲しかったです(飛翔姿しか撮れませんでした。しかも息子が撮影です・・・・←ダディにも一眼を使わせてくれ~)。

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隣のツリーハウスです。四ヶ所の異なるエリアに、二つずつ建てられている感じでした。大家族で宿泊した際の配慮だと思います。

ヒワコンゴウインコの生存に不可欠(営巣、主食)なアーモンドの木(Dipteryx panamensis)が、ツリーハウスの支柱になっています。

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アーモンドの木(Dipteryx panamensis)は、この時期にピンク色の花を咲かせます。帰路に別エリアでも見かけましたが、やはり開花していました。

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アオボウシモリハチドリ

以前の和名はエンビモリハチドリだったのですが、変更され、この名前は南米種に譲る形になっていました。バルコニー近くにワイルド・ポインセチアが咲いていて、そこを縄張りにしているようでした。

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正面から見ると、パンダ顔のワライハヤブサです。この配色ですから、とにかく露出補正が難しい。目がクッキリ写りません・・・・。(^▽^;)

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ツリーハウスのすぐ横に果実が熟れた木があって、ここに大型の鳥類、哺乳類が集まっていました。

ハナジロハナグマの子供です。集団で二十個体くらい来ていました。成長したオス個体は、普段は群れから離れて行動しています。集団が去った後に一個体来たので、「単身赴任中のお父さん」だったのでしょう。

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階段を登って来る個体もいました。たぶん観光客が餌を与えるからだと思います(野生動物に、餌を与えてはいけません)。

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息子はここで、キヌバネドリの仲間を撮影しました(次回に掲載)

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楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまいました。人気エコロッジを我々だけで独占!夢のような旅行でした。皮肉にもコロナ・ウィルスがもたらした「奇跡」でした。息子の興奮する姿、笑顔を何度も見ることができ、無理して訪問した甲斐がありました。

補足ですが、画像からは緑豊かなエリアに見えるかもしれません。ロッジに辿り着く最後の十数キロは凸凹道を進みます。その区間まともな森林はなく、コスタリカの典型的な牧草地が広がっています。ですから、このロッジの在意義は大きく、砂漠にあるオアシスのようなものです。

六、七、十二、十三枚目はキャノンEOS7D+キャノンEF70-300mm F4-5.6 IS USMで撮影
残りは全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影

次回は旅行中に息子が撮影した、野鳥の特集です。

皆さん、良い週末を!\(^▽^)/

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コスタリカの野鳥ガイド

在住18年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

11歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/