2020/04/18

えっ!こんな場所に、希少な蘭が咲いているとは!

「蘭探しに関して言えば、広大な国立公園や保護区が、ベストとは限りません」先日、そんなことを書きました。今回は、その典型例です。

1a Lycaste brevispatha

ラテン名: Lycaste brevispatha

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こんな感じで、咲いていました。

蘭好きの方であれば、リカステ属をご存知かと思います。多くの園芸種が存在し、Lycaste brevispathaは、それらの原種です。

過去に何度も書いていますが、大きな花を付ける蘭は、ほとんどが自然界から姿を消しています。この蘭のデータを知り合いの学者に送った時、貴重な発見だと褒められました。d(゚-^*) ナイス♪

Lycaste brevispathaをネットで検索してみて下さい。どの画像も鉢植えで、自生している株の画像は出てきません。コスタリカに限らず、リカステの仲間を自然の状態で見つけることは、非常に困難だと言われています。

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緑のカラー・バリエーション?

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リカステ属は開花時に、落葉しているのが一般的です(既に葉が生えている株もありました)。

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イチジクの大木に着生していて、二十株ほど確認できました。他にもヘテロタクシス属、クイットラウジナ属の株が、たくさん着生していました。

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イチジクの木へのアクセスは、こんな感じです。コーヒー・プランテーションへ続く道で、周囲には森林が存在しません。

以前は緑が広がっていて、大木のみ切り倒されなかったのでしょう。こんな場所でも希少種が残っているのですから、蘭探しは奥が深いです。

蘭マニアに見つかれば、たちまち盗掘されてしまう懸念があります。ただ高い場所に着生しているので、大丈夫かとは思いますが・・・・。

ちなみに発見したのは去年の春で、その時は多くの花が枯れ始めていました。今年は二週間早く出向いたため、なんとか撮影できました。

その後、コロナ・ウィルス感染拡大で政府が外出自粛、外出禁止令を出したため、自然散策も我慢せざる得なくなりました。

2a Camaridium biolleyi

ラテン名: Camaridium biolleyi

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こんな感じで、咲いていました。

通常はそこそこ大きな木に着生し、数十の花を咲かせます。この株は花数も少なく、斜面から自生しているような感じでした。

数十もの花を付けるとゴチャ、ゴチャした印象で、大抵の場合、一部は枯れ始めます。ですから、綺麗に撮るのが難しい種だと思います。

3a Lepanthes ferrelliae endemic

ラテン名: Lepanthes ferrelliae(固有種)

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こんな感じで、咲いていました。

レパンセス属としては、大きめの花を付けます(一センチほどで、通常は三~五ミリ)。私有地に続く小道に、たくさんの枝が積まれていました。それらの枝には多数の極小類が着生していました。唯一咲いていたのが、Lepanthes ferrelliaeでした。

4a Epidendrum odontochilum

ラテン名: Epidendrum odontochilum

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こんな感じで、咲いていました。

本格的に蘭探しを始めて、最初に見つけた種です。見た目は地味で、あちこちで自生していました。それでも「第一号」でしたので、夢中になって撮影した記憶があります。自然の一部として、蘭が咲いている。素直に感動しました。

十一、十二枚目はリコーCX5で撮影
残りは全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影

蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。


私が参照しているデータベース「Epidendra」ですが、データの消失により、現在リンク切れになっています。

皆さん、良い週末を!\(^▽^)/

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コスタリカの野鳥ガイド

在住18年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

11歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/