2020/03/30

コスタリカキビタイシマセゲラ 手抜き更新で、すみません!

1_2020033014000996e.jpg

我が家の周辺で普通に観察できる、コスタリカキビタイシマセゲラです。「コスタリカ」を冠しますが、固有種ではありません。

キャノン・パワーショットSX60HSで撮影

右肩の筋を痛めてしまいました。タイプするのに、かなりの苦痛を伴います。次回の更新には、少し時間が掛かるかもしれません。

関連記事
    
2020/03/23

花鳥風月(第17回)蘭好きのオーナーと、意気投合しちゃいました!

コスタリカで自然散策して思うことは、緑地の多くが私有であるという点です。散策(蘭探し)に良さそうな場所を見つけると、大抵は有刺鉄線で囲まれていて、入ることができません。ですから、国立公園、保護区以外は、散策の場が限られています。

そこで私はホテル、ロッジの散策路を利用しています。小規模な緑地であっても、予期せぬ発見があったりします。

今回の花鳥風月の「舞台」は、とあるホテルの散策路です。たまたまYouTubeで検索していたら、ホテルの紹介動画がありました。散策路があり、蘭探しに最適な標高ということもあり、訪問することにしました。

私有地ばかりで、まともに蘭探しができないエリアだったということもあり、期待感もありました。到着するとオーナーが出て来て、散策路で蘭探しをしたいという意向を伝えました。

偶然にもオーナーが蘭好きで、悩みを抱えていました。宿泊客や日帰り訪問客が、敷地から蘭を盗掘していくとのことでした。

私はそういう現況が嫌で、貴重な野生蘭をカメラに収めています。「自然のものは、自然の中にあるからこそ美しい」という思想にオーナーも同意してくれて、直ぐに意気投合しました。以来、何度も訪問するようになりました。

1_2020032308261579a.jpg

この小さな滝の前で、結婚式をあげる地元民がいるようです。周囲には花が植えられているので、ハチドリやチョウが舞っています。

予想通り蘭の宝庫で、庭周辺の低木や散策路では多彩な種が見つかります。もっとも、大型種、希少種はほとんどなくなってしまったそうです。

2 ラテン名: Ornithidium fulgens

ラテン名: Ornithidium fulgens

3 ラテン名: Scaphyglottis bicallosa(固有種)

ラテン名: Scaphyglottis bicallosa(固有種)

4 ラテン名: Oncidium klotzschianum

ラテン名: Oncidium klotzschianum

5 ラテン名: Acostaea costaricensis

ラテン名: Acostaea costaricensis

ここでしか見たことがない蘭も数種あります。蘭探しに関して言えば、広大な国立公園や保護区が、ベストとは限りません。田舎道の杭に、貴重な種が着生していることもあります。

6_20200323082149d96.jpg

オーナーは野鳥も好きで、毎朝仕事前に探鳥するそうです。この小さな空間を「自分のサンクチュアリー」と呼んでいました。

7_20200323082150e90.jpg

ペット屋で売っていそうな雰囲気のある、チャガシラフウキンチョウです。

8_202003230821505ff.jpg

色違いですが、キノコの形したチョコレートを思い出しました。

9 キツネゴマ科

キツネゴマ科の花です。蘭以外にも色々な花が散策路で見つかりそうです。

10_20200323082153b93.jpg

滝周辺にいました。トンボは全く分かりません。図鑑あるのかな?

11_20200323082155102.jpg

息子が散策路で見つけ、撮影しました。視点の違いからか、虫探しは息子の方が得意です。

12 アオセセリ属、ラテン名: Astraptes fulgerator 英名: Two-barred Flasher

アオセセリ属、ラテン名: Astraptes fulgerator 英名: Two-barred Flasher

息子が撮影したセセリチョウです。自宅にも植えてあるホタカソウですが、ハチドリ、チョウを磁石のように引き寄せます。標高1,100メートルくらいのエリアなので、蝶に関して言えば、未見種が多く存在していそうです。

13_202003230821582d7.jpg

クロハラオジロハチドリは生息範囲が狭く、普通種でもありません。ここではホタカソウが多数植えてあるため、容易に観察できます。

十一、十二枚目はソニーDSC-W1で撮影 
残りは全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影

関連記事
    
2020/03/14

バリエーションだって?別種の蘭に見えちゃいます!

1a Epidendrum wercklei endemic

ラテン名: Epidendrum wercklei(固有種) 

1b_2020031411184071e.jpg

こんな感じで、咲いていました。

地味系が多いエピデンドラム属ですが、Epidendrum werckleiは魅力的だと思います。花の大きさは一センチほどしかありませんが、とにかく多くの花を咲かせます。これで大きな花を付ける種であれば、直ぐに盗掘されることでしょう。

1c_20200314111841341.jpg

逆さまに咲いていたので、画像を180度回転させています(別株)。

1d_202003141118285fd.jpg

こちらは斑紋が少なく、未見種だと思いました。それでデータベースで調べたのですが、該当する種が見つかりませんでした。そこで知り合いの蘭学者に聞いたところ、Epidendrum  werckleiのバリエーションだと判明しました。

最初に撮影した株が、逆さまに花を付けていたこともあって、印象も異なりました。唇弁の形も違うような?見た目がソックリでも別種だったり、異なっても同種だったり、奥が深い世界です。

2a Pleurothallis angusta

ラテン名: Pleurothallis angusta

2b_20200314111831701.jpg

こんな感じで、咲いていました。

頻繁に訪問する、国立公園のピクニック広場で見つけました。週末はバーベキューを楽しむ家族で賑わうので、そういう場所で撮影するのには勇気が要ります。撮影対象が小さいので、第三者には何を撮影しているかも分からないでしょうから・・・・。(^○^)

3a Systeloglossum acuminatum endemic or costaricense

ラテン名: Systeloglossum costaricense?

3b_20200314111834979.jpg 

こんな感じで、咲いていました。

類似種、Systeloglossum acuminatum(固有種)かもしれません。システログロッスム属は五種しか存在しません。にもかかわらず二種が良く似ており、識別に悩みました。結局、データベースを参照して、花の大きさで判断しました。 

4a Stelis argentata

ラテン名: Stelis argentata

4b_20200314111837800.jpg

こんな感じで、咲いていました。

識別が最も難解なステリス属ですが、この種は図鑑やネット上の画像を頼りに同定しました。ただしカラー・バリエーション、類似種が多いので、知り合いの蘭学者に確認してもらいました。「ステリス属の一種」として掲載することが一般的なので、種レベルで分かって嬉しかったです。

一~四枚目はキャノン・パワーショットSX50HSで撮影
五、六枚目はリコーCX5で撮影
残りは全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影

蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。


コスタリカでもコロナ・ウィルス感染者が急増しています。皆さんも不安な日々を送っているかと思いますが、負けないで下さい。良い週末を!\(^▽^)/

関連記事
    
2020/03/07

そんなに目立って、狙われないの?

1a Marpesia zerynthia dentigera (coresia) Waiter Daggerwing

1b_20200307053801a75.jpg

ツルギタテハ属、ラテン名: Marpesia zerynthia dentigera 英名: Waiter Daggerwing 

ラテン名がMarpesia coresiaから変更されたようです。

タテハチョウと言えば、閉翅時は地味な印象を受けます。有名なモルフォチョウも然り、枯れ葉みたいな色合いした裏翅が一般的です(前回紹介したウラモジタテハ、ウズマキタテハのような例外もある)。外敵から身を守る術ですから、それが当たり前とも言えます。

ところがMarpesia zerynthia dentigeraは、翅を閉じると白が良く目立ちます。派手に見せる、警戒色でもありません。

むしろ開翅時の方が目立たないように思えます。どうして、このような進化を遂げたのでしょうね。こんな感じで、地面にペタリと張り付いているシーンをよく目にします。

2a Hypanartia dione disjuncta Banded Mapwing キオビアカタテハ属

2b_20200307053806d52.jpg

キオビアカタテハ属、ラテン名: Hypanartia dione disjuncta 英名: Banded Mapwing  

ラテン名がHypanartia arcaeiから変更されたようです。

このタテハチョウも同じように、地面で開翅しているのを見かけます。こちらは典型的で、裏翅は枯れ葉のような色合いをしています。

どちらも高地で普通に観察できる種で、ケツァールが生息するエリアと一致しています。

全てリコーCX5で撮影

皆さん、良い週末を!\(^▽^)/

関連記事
    

コスタリカの野鳥ガイド

在住18年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

11歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/