コスタリカの「電柱アーティスト」に遭遇!
一年ほど前から、近所の「異変」に気が付きました。あちこちの電柱に、鮮やかなペイントが施されているのです。
鳥であったり、カエルであったり、花であったり、様々なパターンがありました。平凡な電柱が素敵なアートになっていて、思わず立ち止まらずにはいられません。不思議なことに、この電柱アートは私が住む町でしか見かけませんでした。
後に分かったのですが、アーティストは私と同じ町に住んでいました。Alexander Lopez Rylioukさんが本名で、アーティスト名はRylyukだそうです。
近所の配電盤ボックス(?)も鮮やかに!
中華レストランの壁も彼のアートで、宣伝効果バッチリ!
彼は自分が住むコミュニティーの改善を目指し、このような活動を始めました。地域の学校と共同プロジェクトに取り組んだり、レストランやスーパーにも作品を提供しています。
買い物の帰りにご本人と遭遇、ブログへの画像掲載などの許可もいただきました。
コスタリカは年々治安が悪化しています。違法移民、コロンビアからのコカインの流入などが主因と言われています。
私が住む町も安全とは言えず、夜は怖くて外出しません。嫌なニュースを多く耳にする中で、彼のような存在が、一筋の希望となることを願ってやみません。
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キモモマイコドリ 乾季に観察できたマイコドリの水浴びが、懐かしくなる一枚です!
注: 薄暗い場所での撮影なので、ノイズが酷いです。
七年以上も前に、とある国立公園で撮影しました。以前の私は近郊のロッジで、欧米バーダー相手にガイドをしていました(後に、日本人をメインに案内するようになった)。
そして案内時に、「マイコドリの水浴び場」を偶然見つけました。園内には四種が記録されており、三種が水浴びに来ることが分かりました。
マイコドリは潜伏性が強く、観察が厄介な種もいます。ですから、貴重な発見でした。ただし水浴びを観察できるのは乾季のみで、午後四時くらいから五時過ぎまでと決まっていました(体内時計でもあるの?)。以降、適切な時期に、大勢のお客さんを案内しました。
しかし、今では観察することが不可能となっています。なぜなら、国立公園の退園時間が午後四時に変更されたからです。
以前は日の出と同時に入園、日の入り前に退園が可能でした。入場料を払うのも、退園時で問題ありませんでした。
ところがコスタリカ在住のフランス人ガイドが、入場料を払わずに何度も出入りしていたことが発覚し、以降ルールが厳しくなってしまいました。
彼は顧客から入場料を集金し、自身の収入としてたそうです。\(*`∧´)/ ムッキー!!罰則として、国内全ての国立公園への出入りが永久禁止になったとか・・・・。
三年ほど前から野鳥撮影に興味を持ち始めた息子に、一度でいいから見せたかった水浴び場です。
キャノンEOS7D+シグマAPO150-500mmで撮影
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たくさんの花をつける蘭の特集です!
オンシジューム属は「金色のシャワー」と呼ばれ、たくさんの花をつける蘭の代表格です。見栄えするため、違法販売され、地元民の庭で普通に飾られています。
種によっては、自然の中で見つけるのが難しくなっています。コスタリカは「エコツーリズムの国」として有名ですが、国民の考え方、行動と一致していないのが悲しいところです。
Oncidium polycladiumは低地に自生して、海抜ゼロのエリアでも観察できます。
ラテン名: Barbosella dolichorhiza
こんな感じで、咲いていました。
識別が困難な場合は、知り合いの蘭学者に質問しています。手持ちの図鑑は一部の種しか掲載されておらず、類似種との見分け方などの解説もありません。
彼に初めて類似種との見分け方を質問したのが、このBarbosella dolichorhizaだと記憶しています。気さくで、親切な素晴らしい方です。彼の人柄もあって、保護活動に協力しています。
ラテン名: Pleurothallis colossus
こんな感じで、咲いていました。
プレウロタリス属の中では最大級の葉(長さ二十~四十センチ)をつけますが、花の大きさは五ミリほどしかありません。
ピント合わせが非常にシビアで、微風もあって、何度も何度も撮影しました。それでも満足のいく一枚が撮れていません・・・・。(T△T)
ちなみに、この株は後に盗掘されてしまいました。こういう蘭を狙うのはカジュアルな愛好家ではなく、相当なマニアだと思います。
コスタリカには悪質なプライベート・コレクターが大勢います。ネットで自身のコレクションを公開している馬鹿者さえいます。
知り合いの蘭学者いわく、コレクターの蘭への執着度は、「異常レベル」だそうです。そもそも国花の蘭が、自然界からほぼ根絶やし状態という時点で、国民のモラルを疑います。
ラテン名: Camaridium ramonense
こんな感じで、咲いていました。
花の大きさは二センチほどしかありませんが、これだけの花数になると見栄えします。唇弁に赤がない株も存在します。
全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。
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花鳥風月(第十三回)肝心な時間帯に雨ばかりで、まともに散策できませんでした!
家族旅行特集、後編
ホテルの散策路は予想外に広く、聞こえて来る鳥の声からも、良質な森だと分かりました。ただし生き物が最も活発な時間帯は雨ばかりで、残念でした。乾季は料金が一気に跳ね上がるので、我々には宿泊できません。
雨季は「青い川」ではなくなります。予備知識のない観光客がこの時期に訪問すると、落胆することでしょう。
一部のエリア以外は整備されていて、苦労することなく散策できます。
前々回の家族旅行で、息子は初めて珍種ミドリヒロハシハチクイモドキを撮影しました(しかしピンあまだった)。今回は鮮明に撮れたとのことで、嬉しそうに画像を見せてくれました。
ブロメリア(アナナス)が目立ちました。我が家にも似たような種が植えてあるような?
Parastratocles属?
散策路で最も目立つ生き物は、このナナフシでした。通常は保護色で気づかぬ存在ですが、たくさんいました。
高湿なため、苔類がギッシリ着生していました。熱帯雨林の標高ですが、熱帯雲霧林に近い雰囲気がありました。
必然的に着生蘭の密度も濃い森でした。この倒木には無数の極小蘭(少なくとも五種)が着生していましたが、開花した株はありませんでした。
日中の一番暑い時間帯は森も静かで、虫撮影がメインとなりました。ヨコバイ探しも久しぶりでした。面白い形のツノゼミも見つけましたが、撮影できませんでした。
トンボマダラ属、ラテン名: Ithomia diasia hippocrenis 英名: Diasia Clearwing
晴天であれば、色々な蝶が飛来したかもしれません。この時は曇天で、他にセセリチョウ二種が吸蜜していただけでした。
ひっくり返って、もがいていました。未だに恩返しはありません。(^▽^;)
私が撮影した画像はブレていて、息子が撮影した一枚のみ掲載できるレベルでした。(^▽^;)
カカオです。コスタリカでは「チョコレート・ツアー」があって、チョコレートができるまでの過程を見せてくれます。
げっ歯類のマダラ・アグーチです。大きな腫瘍があって、痛々しく見えました。
ようやく青空が見えました!
クロズキンムクドリモドキです。高い場所にとまっていて、綺麗に撮ることはできませんでした。
水の色も少し青くなっていました。乾季だとターコイズブルーに染まって、神秘的な雰囲気になります。
三枚目はキャノンEOS7D+キャノンEF70-300mm F4-5.6 IS USMで撮影
十~十三枚目はキャノン・パワーショットSX710HSで撮影
残りは全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
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コスタリカの泊まってみたかったロッジと家族旅行
家族旅行特集、前編
妻(教師)と息子は六月中旬から夏休みに入ったので、旅行に出掛けました。宿泊先は完全に観光客をターゲットにした高級ロッジで、地元民や我々のような在住組には泊まれるような料金ではありません。
ただし、観光客がほとんど来ない時期であれば、格安料金で泊まれることもあります。今回がまさに典型的な例で、観光シーズン料金の半額以下でした(この時期は雨ばかりのエリアなので、マイナス面もある)。
画像では狭く見えるかもしれませんが、壁の裏にも広い空間がありました(全体の広さは、通常部屋の二倍くらい)。
洗面所の右手に、面白い空間がありました。
屋外シャワーです。空を見ながらシャワーを浴びるのが、爽快でした。
米人の妻には嬉しいジェットバス(ジャグジー)。我が家にもあるのですが、泡出しポンプが故障してから何年も使用してません。(^▽^;)
ハンモックがなかったのが、少し残念だったようです(コスタリカのロッジでは定番)。
予想通り雨が多かったので、ゲーム・ルームが重宝しました。
私はビリヤードが下手なので、見学のみでした。チェスもありましたが、やはりパスしました。息子に勝った記憶がありません。(^▽^;)
一日中雨の覚悟もしていましたが、プールや屋外ジャグジーで寛ぐこともできました。
ヨガのプラットフォームがあると妻に伝えておいたのですが、予想通り(?)マットレスを忘れました。緑に囲まれていたので、リラックスできる空間に見えました。
宿泊料金には朝食代が含まれていたので、レストランで食事しました。昼食は持ち込み、夕食は近くの安い食堂が、我が家のお決まりパターンです。節約、節約・・・・。(^▽^;)
バイキング形式だったので、朝からお腹が一杯になりました。
レストランの横に池があって、息子は鯉に餌を与えたがっていました。ウエイトレスさんが気を利かせてくれて、専用の餌を持って来てくれました。
敷地内には散策路があって、「青い川」が売りの一つになっています。観光客をターゲットにしたホテルだと、英語表記のサインを見ても分かります。
もっとも観光客が非常に少ない時期なので、宿泊客のほとんどはコスタリカ人でした。地元民や我々のような在住組だって、時にはリッチな気分に浸りたいのです!
十~十二枚目のみキャノン・パワーショットSX710HSで撮影
残りは全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
次回は敷地内で観察した生き物などを紹介します。
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