ルリミツドリ&ドウイロハチドリ 久しぶりに、息子が撮影しました!
家族旅行特集、最終回
息子が撮影をやめて、数ヶ月経っていました。無理強いしたくなかったので、本人が撮りたいと言うまで待っていました。
ロッジに滞在中、息子が撮影したのはルリミツドリのみでしたが、これを機会に意欲が増してくれたら嬉しいです。久しぶりの撮影なのに、こういうの撮られると、私の立場がないような・・・・?(^▽^;)
こちらは私が撮影したドウイロハチドリのホバリング・シーンです。体に穂が被っていますし、下半身は影で覆われています。撮影上級者が見たら、駄作と言われるだろうな・・・・。
こういう影が写り込まないように、プロの野鳥カメラマンは日中でもストロボ撮影するのかな~。ちなみに、ドウイロハチドリは足(脚)が真っ赤です。国内で唯一、このハチドリだけの特徴です。
キャノンEOS7D+キャノンEF70-300mm F4-5.6 IS USMで撮影で撮影
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花鳥風月(第8回)初訪問での散策は、やはり楽しいものです!
家族旅行特集、その二
今回の訪問先は有名な観光地の手前にあり、私にとっても通過地点でしかありませんでした。初めての場所はどんな出会いがあるか分からないので、ワクワクしました。
標高350メートルほどのエリアなので、蘭は期待していませんでした。ところが予想に反して、七種撮影することができました(二種は初見)。
逆に野鳥観察はいまいちで、あちこちが鳥だらけという雰囲気ではありませんでした。季節的な理由もあったのかもしれません。猿の声さえ聞こえなかったのも、不思議に思えました。
敷地には川が流れていて、その音を聞いているだけで、心が落ち着きます。
ラテン名: Pleurothallis cordifolia?
Pleurothallis phyllocardioidesかもしれません。知り合いの蘭学者に同定を依頼しましたが、この属は未だに研究不足で、一部の種は識別が難しいそうです。DNA鑑定が必須?
ラテン名: Epidendrum nocturnum
低地で普通に見かける蘭です。「夜にのみ芳香を発するのは、何故でしょう」と妻と息子にクイズを出したら、息子が鋭い返答をして、驚きました。同じ木に初見の一日咲きの蘭を見つけ、嬉しかったです。いずれ「野生蘭を求めて」で紹介します。
敷地内には、三つの池が存在しました。ヤマセミの仲間がいるかと思ったのですが、声も聞こえませんでした。
手前の低木で初見の蘭を撮影したので、どうでも良いことでしたけど・・・・。(^○^)こちらも後に「野生蘭を求めて」で紹介します。
トンボの図鑑が存在しないので、属名さえも分かりません。日本の赤トンボと見た目が異なるのかな~。
敷地内で一番目立った野鳥は、ドウイロハチドリでした。個体数がそれほど多い種ではないだけに、意外でした。ヘリコニアで吸蜜している場面ばかり観察しているので、ホタカソウとの組み合わせも新鮮に思えました。
ラテン名: Ceiba pentandra
敷地内には三キロの散策路が存在し、この木が圧倒的な存在感を示していました。グアテマラの国木に指定されていて、アマゾン流域のロッジでは、この木を支柱にした観察タワーが定番です。
オオスカシマダラ属、ラテン名: Godyris zavaleta caesiopicta
英名: Variegated Clearwing
明るい場所に見えるかと思いますが、薄暗い場所での撮影です。雌雄で見た目が異なり、これはオスです。
久しぶりに、ハムシを撮影しました。一時期は夢中になって撮影しましたが、息子が撮影しなくなって、私の意欲も減少?
イワタバコの仲間でしょうか?薄暗いジメッとした場所で見かけます。
妻が見つけたカンムリシャクケイです。実がたくさんなっていたので、食後の休憩でしょうか?まったりしていました。
一番残念だったのが、シロノスリの撮影でした。今までのパターンだと一眼は息子に持たせ、私はキャノン・パワーショットSX60HSで撮影していました。
この時パワーショットはリュックの中で、300ミリを担いでいました。直ぐに飛ばれる予感がしたので、仕方なく一眼で撮影しました。
案の定、数秒後に飛び去ってしまいました。距離があったので、300ミリでは豆粒でした。パワーショットの超望遠で大きく、クッキリ撮影したかった・・・・。(T△T)
敷地内には緑地が存在しました。
しかし敷地の外は定番の牧草地で、いつものようにコスタリカの現実を痛感しました。日本のTV番組では美化されているだけで、皆さんが思っているほど緑が豊富な国ではありません。
エコロッジの多くは豊かな自然と謳っていますが、周囲が牧草地やプランテーションだと滑稽にさえ思えます。このような風景を自然と勘違いする観光客もいるので、むなしくなります・・・・。
五、六、八、十一~十三枚目はキャノンEOS7D+キャノンEF70-300mm F4-5.6 IS USMで撮影
残りは全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
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コスタリカの改名された祝日と家族旅行
家族旅行特集、その一
十五日は祝日でした。コロンブスがアメリカ大陸を発見した時期であることから、以前は「コロンブスの日」と呼ばれていました。
それがいつの間にか、「文化の日」に変更されてました。コスタリカの人種(移民の増加)、文化の多様性が改名の理由みたいです。
三連休ということで、家族旅行に出掛けました。今まで素通りしていたエリアだったので、どんな出会いがあるのか楽しみでした。
ロッジの受付に到着すると、大木がそびえ立っていました。どれだけの蘭が着生しているのかと、真っ先に夢想しました。(^▽^;)
部屋に辿り着くには、この小川を渡らなければなりません。大雨が降ると増水して、普通の車では渡れなくなるかもしれない、と注意書きがありました。
駐車場から部屋までわずか二十五メートルくらいでしたが、荷物を運ぶ途中に、五種のハチドリを観察しました。
それもそのはず、ハチドリが大好きなホタカソウが、一面に植えられていました(我が家も同じ)。
エキゾチックな植物だらけで、南国感が漂います。
広いテラスがあって、妻は読書、息子はハンモックで「遊び」ました。
ハンモックをブランコにして遊んでいたので、留め具が壊れないかと心配になりました。(^▽^;)
部屋はエコロッジらしいシンプルな造りで、テレビもありません。
敷地内で観察できる、チャガシラフウキンチョウの絵が飾られていました。色合いが異なるのが、気になりましたが・・・・。
こちらは渡り鳥のボルチモアムクドリモドキで、米大リーグのボルチモア・オリオールズのマスコットにもなっています。
シャワー・ルームは外から丸見えのようですが、植物が囲いの役目を果たしています。それでも妻は心配してましたが・・・・。(^▽^;)
プールに人影はありませんでした。初日は曇天だったせいか、水が冷たかったようで、息子も直ぐに部屋に戻りました。
屋外レストランです。夕食は宿泊先近くの安いレストランでとることがほとんどですが、今回はここで食べることにしました。
僻地で、まともに食事できる場所が他になかったからです。コスタリカのホテルやロッジのレストランは、観光客でもビックリするほどの値段設定です。
夕食時にもかかわらず、近くに座っていた地元の家族、若いカップルは飲み物だけ注文し、その場を去りました。それが全てを物語っています。
ナプキン・アートです。ツアー先のロッジでも定番です。
翌日は、像のタオル・アートのサービスがありました。
池の近くに広い空間があったので、息子は存分にミニ・ドローンを楽しみました。以前、他のロッジの屋根に不時着して、大騒ぎしたことがあります。
今回はそのような心配もなく、思いっきり高くまで飛ばせて、喜んでいました(心配性なので、いつもは低空飛行のみ)。
全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
次回は滞在中に撮影した、生き物や風景を紹介します。
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蘭の花も日焼けするの?
ラテン名: Epidendrum incomptum
こんな感じで、咲いていました。
花が日焼けしている?
蘭は直射日光にあたると葉焼けしますが、花もそうなのでしょうか。カラー・バリエーションなのかもしれませんが、黄色、緑色のエピデンドルムに、そのような傾向があります。
ラテン名: Epidendrum stangeanum
こんな感じで、咲いていました。
低地に自生しているエピデンドルムの仲間です。直射日光があたる場所で見かけることが多いのですが、本来は黄色の花を付けます。ちなみに、花は逆さまに咲きます。
ラテン名: Pleurothallis longipedicellata
こんな感じで、咲いていました。
この蘭を見つけた場所は、ブルドーザーで滅茶苦茶にされてしまいました。蘭探しの貴重なポイントが、また一つ消失・・・・。
ラテン名: Specklinia fuegi
こんな感じで、咲いていました。
私有地の倒木で見つけました。絶えず風が吹いていたので、満足のいく撮影ができませんでした。知り合いの蘭学者によると、最近までコスタリカで記録がなかったそうです。花の大きさは五ミリくらいあります。
この私有地には大型の株が多く、盗掘者が入り込んでいないように思えます。どんな花を咲かせるのか、楽しみにしています。地主さんの許可を得ているので、私有地でも堂々と入ることができます。(^▽^)/
三枚目のみキャノン・パワーショットSX50HSで撮影
残りは全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。
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既に撮影済みの蝶だと思っていたら・・・・
フチドリスカシマダラ属、ラテン名: Oleria paula paula 英名: Paula's Clearwing
注: 上下の画像は、別々の個体です。
翅が透けた蝶は類似種が多いので、撮影後にデータベースで同定するのが必須です。近所で普通に観察できる、ツマジロスカシマダラだと思い込んでいました。生息環境が異なるので、念の為に調べてみたら、別種だと判明しました。
トンボマダラ属、ラテン名: Ithomia xenos xenos 英名: Xenos Clearwing
こちらも撮影済みだと思っていました。しかし、翅の模様が微妙に異なることに気が付き、別種だと分かりました。取り敢えず撮影しておくことが、大切ですね。
アオネセセリ属、ラテン名: Astraptes anaphus 英名: Yellow-tipped Flasher
注: 上下の画像は、別々の個体です。
この属は翅や胴体に、メタリック・ブルーが入っているのが一般的です。青が入っていないAstraptes anaphusは、同属の中では地味な存在です。自宅のホタカソウに飛来しますが、直ぐにハチドリに撃退されます。
三枚目はキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
残りは全てリコーCX5で撮影
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