2018/01/26

花鳥風月(第四回)小規模でも貴重な緑地です!

家族旅行特集、最終回 

滞在中に訪問した私有保護区が、今回の花鳥風月の舞台です。標高千メートルを超えるので、朝夕はひんやりします。

そこそこ大きな緑地を有した生物研究所が、近くにあります。しかしながら、他は牧草地とプランテーションが広がり、典型的なコスタリカの風景です。パナマとの国境に存在した「緑の壁」は崩れ去り、「緑の楽園」とは程遠い現状が目に染みます。

保護区の所有者は、アメリカ人の老夫婦です。地域の住民に、自然の大切さを伝えています。素晴らしい活動をされていて、素直に感動しました。

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小規模な再生林であっても、そこには様々な生き物との出会いがあります。

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時折目を閉じて眠そうにしていた、ギンノドフウキンチョウです。近郊に生物研究所があるためか、バンディングされた個体もいました。

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発生時期は三千二百年以上に遡る古代湖、とパンフレットに書かれていました。湖というより、大きな池という感じでした。

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そこにはミカヅキシマアジの群れがいました。日本で一度記録されており、珍鳥マニアが唸る存在です(コスタリカでは冬鳥として普通種)。遠距離だったので、少しデジタルズームが入ってます。

4 Scaphyglottis mesocopis

ラテン名: Scaphyglottis mesocopis


5 Brassia gireoudiana

ラテン名: Brassia gireoudiana

「スパイダー・オーキッド」のような大型種が普通に着生しているのには、驚きました。我々が宿泊したB&Bの散策路でも同様でした。

ちなみに、民家の前を何件も通過しましたが、不思議と野生蘭を飾っている様子がありませんでした(残念ながら、B&Bでは多くが飾られていた・・・・)。


今回、開花した蘭はほとんど見つけられませんでした。蘭自体はあちこちに自生していたので、異なる時期に再訪問する予定です。

6 トラフトンボマダラ属、ラテン名: Mechanitis lysimnia utemaia 英名: Lysimnia Tigerwing

トラフトンボマダラ属、ラテン名: Mechanitis lysimnia utemaia 
英名: Lysimnia Tigerwing

7 metalmark ジャノメシジミタテハ属、ラテン名: Mesosemia asa asa 英名: Deep-blue Eyed-Metalmark

ジャノメシジミタテハ属、ラテン名: Mesosemia asa asa 
英名: Deep-blue Eyed-Metalmark

未見種との出会いはありませんでしたが、蝶探しにも最適な場所に思えました。このエリアならではの特別な種が、いるかもしれません。

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キバラカラカラは開けた場所を好みます。林内での出会いは、初めてだったかもしれません。咲いていませんでしたが、右側に蘭が着生しているのが分かりますか?開花している蘭と、野鳥のコラボは難しい・・・・。

9 キキョウ科、Centropogon属

キキョウ科、Centropogon属の仲間です。高地で蘭を探していると、よく見かけます。

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妻が見つけた謎の虫です。薄暗い林内で、よく見つけたと思いました。枝に同化していましたから・・・・。「変わったトンボがいるわよ」とか言ってました。トンボに触角ないでしょ!ヾ(- -;)

以前どなたかのブログで、似たような虫を見た記憶があります。でも、何の仲間か忘れてしまいました。ご存知の方いましたら、教えてください。

追記: ウスバカゲロウの仲間だと教えていただきました。hn2043さん、ありがとうございました。

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どこまでも広がる、パイナップルのプランテーションです。牧草地もあちこちに存在し、これがコスタリカの「真の姿」です。日本の自然番組では、やたらと美化されています。撮影取材班って、どこ見てるの?

隠さずに現状を伝え、今回訪問した貴重な保護区、老夫婦とか紹介しろ~。そうすれば、自然の大切さがもっと伝わるはず・・・・。

全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影

次回から、通常更新に戻ります。皆さん、良い週末を!\(^▽^)/

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2018/01/15

アカハシムナフチュウハシ、ナツフウキンチョウ、ウロコフウキンチョウ、コンゴウクイナ 息子の撮影結果を見て、ビックリ!私の出る幕なし?

家族旅行特集、その二

宿泊したB&Bの近くにある、私有保護区での撮影です。息子が自分で見つけて撮影しており、私の助けを得ていません(事前にカメラの設定のみ)。

より良いアングル探しにも、こだわるようになっています。カメラの性能による恩恵があるとはいえ、もはや私の出番さえない感じです。そろそろ野鳥撮影を引退しようかな。

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アカハシムナフチュウハシ

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ナツフウキンチョウ

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ウロコフウキンチョウ

二羽ともピントが合っていて、どこにピント合わせたのか聞きたいくらいでした(息子先生、教えて~)。絞り開放にしてあるので、どちらかのピントがあまくなるはずなのですが・・・・?

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コンゴウクイナ

人の姿を見ると、凄いスピードで逃げて行きます。よく撮れたなと思いました(息子先生、別個体を撮ったダディの画像は、微妙にブレてました・・・・)。

「野鳥撮影が楽しいから、また挑戦したいな」とご満悦でした。我が子ながら、恐るべき八歳児になりつつある?私が八歳の頃って、鼻クソほじくるのが得意だったくらいかな~。(^▽^;)

全てキャノンEOS7D+キャノンEF70-300mm F4-5.6 IS USMで撮影

次回が家族旅行特集の最終回ですが、しばらく更新できません。

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2018/01/14

コスタリカのパナマ国境近くにあるB&Bと家族旅行

家族旅行特集、その一

コスタリカは先月から乾季に入りました。有名スポットに行けば、観光客がウジャウジャいる時期です。毎年のこととは言え、旅行先に悩みます。今回も人混みを避けることを念頭に、計画しました。

目的地はパナマ国境の僻地です。このエリアには生物研究所と小さな私有保護区があるくらいで、観光客はほとんど来ません。その北部にはパナマに繋がる巨大な「国際公園」があるのですが、ジープでもない限り思うように移動できません。

今回は(も?)ハイキング&のんびりできそうな、B&Bを選びました。結論から言うと、私の選択は正解でした。週末に地元民がバー&レストランに集まるくらいで、敷地内は静かなものでした。

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我々が泊まったキャビンです。敷地内に四つしかありません。

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部屋の横には立派な竹がそびえ立っていました。中南米にも自生している竹が、数十種あるみたいです。

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鳥の声を聞きながら、のんびりできるバルコニーでした。森に面しているので、カーテンもありませんでした。米人の妻には、カーテンなしは抵抗感あったかも?

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派手なデザイン&色合いで、去年泊まったB&Bを思い出しました。

過去にアップした、「コスタリカの華やか(アート)なB&B、カヌーと家族旅行」

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何故かメキコシコの野鳥が描かれています。アーティストはメキシコ人?

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食事は屋内外ででき、週末はライブ・ミュージックがあり、地元民が集まる感じでした。

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朝食時に使用したテーブルです。他の宿泊客とかち合うこともなく、貸し切り状態でした。

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レストランの隣には、ダーツ場がありました。

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クリスマスに買い与えた、ミニ・ドローンで遊んだりもしました。

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ここを選んだ最大の理由は、B&Bなのにシッカリした散策路があることでした。

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サイトには三キロと書かれていましたが、とんでもない!一日歩いても延々と続き、保護区か国立公園を歩いていると錯覚するほどでした。何度も道が枝分かれするので、迷わないか心配になることも・・・・。

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林縁にあった倒木には、ゴンゴラ属(左二株)とブラッシア属(右一株)が着生していました。なんと贅沢な!

蘭はたくさん着生していましたが、乾季なのでほとんど開花していませんでした。希少な大型種も多く、雨季に再訪問したいと思いました。

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翌朝、近くにある私有保護区を訪問しました。息子は何を撮影しているのでしょうか?

全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影

次回をお楽しみに。世代交代を告げる記事かも?

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2018/01/05

ハチドリ二種 ハチドリのホバリングが、今年最初の投稿です!

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。年末年始は忙しくて、ブログどころではありませんでした。

戌年ということで画像を探しましたが、ストックにありませんでした。近所にいる犬を撮影しても意味ないし、全く関係のないハチドリの投稿です。(^▽^;)

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我が家の庭でも絶えず吸蜜している、ハイバラエメラルドハチドリです。花は園芸種のクロトンです。雨天時でしたが、敢えて低感度で撮影しました。悪天候、低感度の撮影だと、羽はブレますね(SS:1/250)。

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昨年、エクアドルで撮影したチャムネフチオハチドリです。陽が差していたこともあり、羽はとまりました(SS:1/800)。吸蜜している花は、イワタバコ科のKohleria affinisだと思います。

キャノンEOS7D+キャノンEF70-300mm F4-5.6 IS USMで撮影

過去にアップしたKohleria affinis(?)

週末から家族旅行に出掛けます。しばらく更新できないと思います。

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コスタリカの野鳥ガイド

在住17年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

10歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/