2017/12/08

遂に新種の蘭を発見したと思ったけど・・・・!?

21a Lankesteriana

Lankesteriana属の一種

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こんな感じで、咲いていました。

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他種より唇弁部の毛が長い(別株の花)。

昨年の十月に観光客の出入りがない、マイナーな保護区で見つけました。ユニークな花の形から、直ぐにランケステリアナ属だと分かりました。

ところが帰宅後にデータベースで調べると、既存種とは微妙に違うように見えました。そこで知り合いの蘭学者に同定を依頼しました。

新種かもしれない。場所を覚えていたら、サンプルを採集して来てくれないか。保護区での採集許可は、私が手配しておくから」このような返答が来ました。幸い場所を記憶していたので、彼の指示通りに一株だけ採集し、手渡しました。

その後、直ぐに花は枯れてしまったそうで、次の開花を待つことになりました。「他種と唇弁の特徴が異なるので、新種だと思う。ただし、DNA鑑定する必要がある」

数ヶ月後に知らせが届きました。そして、そのサンプルはオランダの蘭研究所に送られ、発見から一年ほどの月日が流れました。

彼からの吉報を待ちましたが、残念な結果が出ました。

「百六十年ほど前に、発見した人物がいる。しかし、未だに学会で発表されていないので、名前も付いていない。発表されれば、新種として認められる。第一発見者ではなかったけれど、非常に希少な蘭であることは間違いない。素晴らしい発見だと思う」とのことでした。

「新種を発見して、自分の名前をつける」これが私の夢の一つですが、今回も実現しませんでした(過去に新種と思われる蘭を発見するも、後に倒木があって、識別依頼ができなくなった)。また地道に頑張るしかないですね。花の大きさは八ミリほどあります。


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ラテン名: Epidendrum hunterianum

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こんな感じで、咲いていました。

海抜ゼロ・メートルでも自生している、低地の蘭です。ツアーで訪問する保護区でも普通に自生しているのですが、本格的に蘭探しするようになるまで、存在に気が付きませんでした。過去に、巨木と化したブーゲンビリアに着生していることもありました。

23a Camaridium minus

ラテン名: Camaridium minus

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こんな感じで、咲いていました。

以前はマキシラリア属でした。たくさんの花を咲かせますが、枯れているのも混ざっていたりするので、汚らしく見えることがあります。そういう意味で撮影が難しく、過去に何度も撮り直ししています。

24a Pleurothallis eumecocaulon

ラテン名: Pleurothallis eumecocaulon

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こんな感じで、咲いていました。

プレウロタリス属としては珍しく、白い花をつけます。また、唇弁の形や模様に、バリエーションが存在します。一株から二輪咲いているのは、初めて見ました。花の大きさは七ミリほどあります。

全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影

蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。


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コスタリカの野鳥ガイド

在住18年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

11歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/