花鳥風月(第1回)新しい書庫を追加しました!
九月後半まで、およそ三ヶ月ブログを休止していました。休止前は月に六、七回の更新でした。腕の痺れなど健康的な理由を考慮し、これからは月に四、五回と決めてあります。
私のブログを楽しみにしている方々に申し訳ないので(そんな人いないかも?)、そこで思い付いたのが「花鳥風月~ある日の散策~」という新しい書庫です。
私がとある場所で見た風景、生き物などの一部を紹介します。通常記事より画像が多くなります。結果として、休止前と同等か、それ以上の画像をアップできると思います。いい救済処置でしょう?
また、この記事では今までに掲載したことがない虫(例えばトンボ)、キノコ等も紹介していきます。いつも掲載を躊躇する地味系も・・・・。(^▽^;)
蘭にはこだわりがあるので、この書庫では過去に紹介済みの種だけアップします。未紹介の種は、今後も「野生蘭を求めて」の書庫で掲載します。
第一回は標高1,500メートルほどの高地での散策です。近隣に有名な自然保護区が二ヶ所あるのですが、観光客が多いのが私にはマイナスです。
たまたま道端で蘭探しをしていて、偶然に見つけたスポットが今ではお気に入りとなっています。閉鎖された私有保護区みたいで、シッカリした散策路や倒壊した建物が存在します。利益が出ずに、閉鎖に追いやられたのでしょう。
既に五、六回散策していますが、まず人に出会うことがありません。過去に二度、川辺で子供を遊ばせている親子を見かけたのみです(直ぐ近くに住む親子と判明)。
つまり、近所に住む地元人しか出入りしていないような場所です。おまけに近隣の有名な保護区より蘭の密度が濃いという、私には願ってもないマル秘スポットです。
凄い板根をしたイチジクの木があります。有名な国立公園で樹齢五百年の巨木を見ていますが、それより立派です。観光客が見たら、この前で絶対に撮影するはず。
このエリアで目立つ野花なのですが、蘭以外はほとんど分かりません。どなたか、科だけでも分かりますか?
Argia属のイトトンボです。類似種が多すぎて、識別は不可能でした。このブログでトンボは、初掲載です!
クロスジオジロハチドリです。ツアー先でかならず見かける種ですが、ブログでは初掲載だったりします。
ラテン名: Restrepia trichoglossa
とても暗い場所だったので、撮影に苦労しました。花を二つ確認できたのですが、一つは虫に食べられた形跡がありました。以前に掲載した画像でもそうでしたので、ナメクジ等に食べられやすい蘭なのかもしれません。
昼食もとらずに散策していたので、ここで休憩しました。
トンボマダラ属、ラテン名: Ithomia xenos xenos 英名: Xenos Clearwing
撮影アングルのせいもあり、識別が難解でした。そこで詳しい方に同定をお願いしたところ、Xenos Clearwingのメスということでした。ブログ初掲載です。
ラテン名: Pleurothallis homalantha?
この蘭は黄色のみだと思っていたので、カラー・バリエーションがあるとは知りませんでした。知り合いの蘭学者に同定をしてもらいました。私には別種に見えるのですが、同種でも色、形状が異るケースが稀にあります。
帰路の途中に、低地で見つけた株です。この形状だと「スペシャルな蘭」の予感がします。国花の蘭に似ているのですが、株から出ている葉の枚数が異なります(国花は二枚)。
ちなみに同エリアの大木で、国花の蘭も数株見つけました!自然界で見ることは非常に困難なので、すごく嬉しかったです。開花時に再訪問したいと思いました。
全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
第一回目、どうでしたか?鳥好きの方、虫好きの方、花好きの方、誰もが楽しめる内容になっていると嬉しいです。第二回は来月末にアップします。
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高地の蝶にスポットを当ててみました!
コスタリカでは、低地に鮮やかな蝶が集中しています。プライベートでは低地での散策が圧倒的だった私ですが、蘭探しするようになり、高地がメインとなりました。そこで今回は、蘭探し時に遭遇する、高地の蝶の一部を紹介します。
ラテン名がMarpesia marcellaから変更になったようです。亜種coritaなのか、phialeなのかまでは分かりませんでした。
高地には地味な種が多い中、Marpesia coritaはトップ・クラスの美しさだと思います。特に後翅の紫は光が当たると、キラキラ輝きます。標高2,800メートルまで生息していると、手持ちの図鑑に記述があります。
ジャノメチョウの仲間は、地味な種が圧倒的に多いです。後翅に橙色が入っている分だけ、Drucina leonataは綺麗な部類かと思います。標高2,000メートルまで生息していると、手持ちの図鑑に記述があります。右下のハエと一緒に日向ぼっこしている?
蝶に詳しい方は気付かれたと思いますが、日本にも別種が存在するルリシジミの仲間です。手持ちの図鑑にシジミチョウの記載がないので、標高の分布が分かりません。標高2,200メートルほどのエリアで撮影しました。いつものことですが、シジミチョウの開翅は撮れません。(^▽^;)
全てリコーCX5で撮影
次回の更新は明後日になります。新しい書庫を始めます。お楽しみに~。
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五ミリの花をつける蘭の撮影法を、息子に伝授しました!
ラテン名: Lepanthes disticha
こんな感じで、咲いていました。
息子が撮影した一枚です。過去にミリ単位の虫を撮影しているので、蘭も問題なし?
私のアドバイス通りに、撮影している?
ある日、極小類の蘭を撮影したい、と息子が言い出しました。そこで、五ミリほどの花をつける、レパンセスの仲間を被写体に選びました。私と違って、息子は手持ち撮影です。風の要素もあるので、撮影は容易ではありません。
葉の先端を左手でつまむこと、レンズは左手の親指に乗せて固定すること、撮影時には息を止めること等をアドバイスしました。息子は二枚しか撮影しませんでしたが、どんな感じでしょうか。私は三脚仕様で、タイマー撮影しています。
クリプトケントルム属は識別が難解で、どの種も良く似ています。専門家でさえも、画像での同定は難しいかもしれません。
私には光の輪を背負った(光背)仏像に見えます。皆さんには、どう見えるのでしょうか?黄色のカラー・バリエーションも存在します。
かなりの個体差があるようですが、最長の花だと十三センチを超える大型種です。海抜ゼロでも自生していて、田舎道の高木、低木、杭等で普通に見つかります。
このようなタイプは盗掘対象外なのか、民家の庭に飾られているのは、一度しか見たことがありません。ラテン名が示唆していますが、夜に匂い(臭い?)を放ちます。ですから、夜行性の蛾が受粉の役割を果たしているようです。
三枚目のみキャノン・パワーショットSX710HSで撮影
残りは全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
残りは全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。
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タイトル通りです。喉の色合いも微妙に変化していますね。
キャノン・パワーショットSX60HSで撮影
皆さんご存知かと思いますが、来春からブログがリニューアルされる予定です。不具合も直せずに、リニューアルとは驚きました。
ある方のブログに記事があり、β版の動画(ユチューブ)が公開されていました。それを見る限りでは、完全に携帯重視のデザインになっていました。私は携帯で記事をアップしませんし、フェイス・ブックのような見た目に嫌な予感しかありません。
リニューアルでは新しいテンプレートが用意され、現在のそれを継続できる選択肢はありません。過去記事は移行されるそうですが、たぶん、レイアウトが乱れると思います。過去記事の一部が消失とかもあるかもしれません。
見た目や使い勝手次第では、ヤフーブログを辞めようと思っています。不具合はあるものの、現在のデザインが気に入っているんですよね(宣伝広告は多いですが、消せる方法がある)。そういうこともあって、更新のモチベーションがなかなか上がらない状況です。
早くβ版を使ってみたいので、抽選に応募してあります。改悪でなく、改善であることを祈るのみです・・・・。
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