ケツァール(カザリキヌバネドリ) 「世界一美しい鳥」が、今年最後の投稿になります!
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十五年ほど前に、蘭を探してみたかったです!
家族旅行特集、最終回
台風の接近で、実質三日目しか蘭探しができませんでした。国境近くでも状況は同じで、蘭の盗掘が当たり前に行われていると、周囲の民家を見て直ぐに分かりました。
食堂経営している女性と話をしたところ、こんな内容でした。「十五年くらい前までは森も豊かで、蘭もあちこちに自生していた。でも、今は緑地も少なくなり、皆が蘭を採るようになった。だから、自然の中で蘭を見つけることは、非常に難しくなった・・・・」
この女性の敷地内にも見栄えのする蘭が、たくさん飾られていました。「あんたが言う台詞かよ!」と腹ただしく思いました。
森林伐採が行われる前のコスタリカ、盗掘が横行する前のコスタリカで、蘭を探してみたかったです。(T△T)心のない地元民には負けないぞ~、と今回も思いながら、「根性」で探した蘭の一部を紹介します。
宿泊先に向かう途中、休憩ポイントで撮影しました。道端に巨木が数本あって、無数の蘭が着生しています。以前から気になっていて、北部へ行く時はかならずチェックしていました。
今回初めて、開花している株を見つけました。Laelia rubescensという五センチほどの花を付ける蘭も数多く着生していて、その開花を楽しみにしています。ただ、自宅から遠い場所なので、頻繁に訪問できません。
上に掲載したエピデンドラムの仲間も四センチほどの花を付けるのですが、手の届かない巨木だからこそ、残っているのだと思います。それがコスタリカの現状です。
「こんな感じで、咲いていました。」の画像を見ると、幹からぶら下がっている細長い植物が確認できます。これらはサボテンです。北西部の乾燥林では、サボテンが着生しています。
前回も紹介した一日花のソブラリア属です。類似種が多く、識別が難しい属でもあります。この属の研究で最も有名な学者は、アルツハイマー病に侵され、今では引退されているようです。
以前に問い合わせのメールをしたところ、奥様から悲報が届きました。私の知り合いの蘭学者でも、種によっては識別困難のようです。
凶悪なヌカカの仲間や蚊に刺されながら撮ったのに、ピントがあまくてガッカリしました・・・・。しかも、「稀だけどマラリア感染があるから、上着を着た方がいいよ」と通行人に言われました。!?(゚〇゚;)マ、マジ...
花の形、咲き方がユニークで、見たことがない属だと直ぐに分かりました。こういう出会いは特に嬉しかったりします。知り合いの蘭学者に同定を依頼することになると思いましたが、ネット検索で種名が分かりました。
コスタリカでは珍種だそうです。検索すると分かりますが、出て来る画像はハンギング・バスケットに入れられた株ばかりです。乱獲された挙句、珍種になったのかもしれません。この時も手の届かない樹冠部に、ヒッソリと咲いていました。
道端で蘭を探している時に、たまたま私有地のミカンの木を眺めていました。ミカンの木は小型種が着生していることが多いからです。「ミカンが欲しいなら、いくらでも持って行っていいよ」と近くで作業をしていた家主さんに言われました。
いつも不思議に思うのですが、コスタリカ人は外国人に対しても、普通に話しかけてきます。蘭を自生地から採る風習は許し難いですが、基本的に親切な人が多いです。
会話を終えて、反対側の低木を見ると、このマキシラリエラの仲間が咲いていました。「こんな感じで、咲いていました。」の画像を見ると、左下に白い花が確認できます。
以前に掲載したScaphyglottis proliferaも咲いていました。Maxillariella variabilisの花が一センチ強なので、どれだけ小さいかが分かると思います。
全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。
EPIDENDRA-Global Orchid Taxonomic Network
Internet Orchid Species Photo Encyclopedia
EPIDENDRA-Global Orchid Taxonomic Network
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次回からは通常の更新に戻ります。
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家族旅行特集、その二
特集なのに更新間隔が空いて、すみませんでした。m(_ _)m
宿泊先に向かう途中、車内から息子が撮影しました。自宅のバルコニーからも、時々観察できるハイイロノスリです。
キャノン・パワーショットSX710HSで撮影
三日目の午後には台風も去り、晴れ間が見えるようになりました。私は蘭探しに出掛け、妻と息子はホテルの敷地内を散策することになりました。
夕食前に合流し、悪夢のような知らせを受けました。カイマン(ワニの仲間)を撮影しようとした息子が、カメラを池の中に落としてしまったのです!
妻が直ぐにカメラを拾い上げたそうなのですが(ワニがいるのに、躊躇しなかったの?)、CCDが故障したようです。液晶画面が真っ暗にしか表示されなくなりました。ガ━━(゚Д゚;)━━ン!妻の勇気ある行動により、SDカードは無事でした。
以前は首からぶら下げるストラップを着用させていたのですが、少し前に自宅で紛失していました。息子専用のカメラを購入して、半年ちょっとしか経っていません・・・・。未公開画像が何枚かありますが、息子の野鳥撮影に関しては、これが最後になるかもしれません。
以下は私が撮影した野鳥です。台風接近もあり、ブログネタのために急いで撮った画像ばかりです。
熟れた果実があちこちになっていて、色々な鳥が食べに来ていました。忙しく動く小鳥は撮影が面倒なので、割りと動きが緩慢な、シロハラキミドリイカルで「妥協」しました。
台風の接近で、木の少ない場所に駐車するように注意を受けました。車を池の前の駐車場に移動した際に撮影した、ミドリヤマセミのメスです。背景に写っているのは愛車です。
池の反対側にはオスがいました。息子がカメラを落としたのも、この池でした。カイマンに食べられたりしないのかな?
コロンとした体型が可愛らしい、ムナジロマイコドリです。求愛時にメスの前で踊り(飛び跳ね)ます。その際、羽でバチッ、バチッと音を出します。露出補正し忘れて、「白飛び」しちゃいました。(^▽^;)
全てキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
次回は旅行中に見つけた蘭を紹介します。いつものことですが、嫌な思いをしたので、根性で探しました!
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コスタリカの「恐竜公園」、台風オットーの被害と家族旅行
家族旅行特集、その一
先月末は三泊四日の家族旅行に出掛けました。「恐竜公園」を訪問することが、旅行の目的でした。コスタリカは映画「ジュラシック・パーク」の舞台に取り上げられているので、そこからヒントを得たのでしょう。
恐竜好きの息子は、当日をすごく楽しみにしていました。ところが、時期知らずの台風オットーが、接近していました。
コスタリカは建国史上、一度も台風の上陸がありません。今回もニカラグアとの国境北部に上陸した結果となりましたが、我々の宿泊先が国境近くでした。中止も考えたのですが、宿泊費の返金もないので、無謀と思いつつの旅行でした。
二日目に台風が上陸し、暴風雨で外に出るどころではありませんでした。停電はもちろん、電話もネットも繋がらず、食事も部屋で済ませました。また、部屋や車への倒木などが心配で、なかなか寝付けませんでした。
翌朝、敷地内や周辺での倒木を確認しましたが、怪我人や建物への被害はなかったようです。もっとも他のエリアでは死者も出ており、後にテレビで惨状を知りました。
三日目の午後からは、晴れ間も出ました。ただ、倒木の処理やらで、「恐竜公園」は閉鎖のままでした。遠路はるばる(車で六時間以上)訪問したこともあって、作業をしていたスタッフを説得した形で、最終日の昼に入園することができました(我々が宿泊したホテルが経営)。
宿泊先の近くを流れる川です。本来は青い色をしているのですが、台風による暴風雨で・・・・。
我々が泊まった107号室前です。大きな木が周囲にある部屋の宿泊客は、移動を余儀なくされたそうです。
快適な部屋でしたが、二日目は缶詰状態でした。夜は枝などが落ちて来て、その度に屋根が凄い音を立てていました。
天然の温泉なので、緑色を帯びていました。暴風雨の影響で、お湯もぬるくなっていました。全部で温泉プールは四つありました。
台風の接近で、キャンセル客が続出したのでしょうか?温泉プールはほぼ貸し切り状態でした(我々も含め、宿泊客は15名程度)。
ウォーター・スライダーは子供に人気のはずなのに、怖がりの息子は三回で辞めました。
火山の泥温泉と呼んだら良いのでしょうか?体中に塗りたくって、その後にシャワーで洗い流す感じでした。
帰宅後、被害が酷かったエリアに住む知り合いに電話しました。家族でロッジを経営しているのですが、敷地内のほぼ半分が壊滅状態になったそうです。
「ロッジ経営に至るまでの数年の苦労が、三時間で滅茶滅茶になった!」と半泣き状態で被害を説明している彼女に対して、私は言葉を詰まらせました。
今年の四、十月の連休時に、そのロッジに宿泊し、笑顔で再会を誓ったばかりだったのに・・・・。我々は幸運だったのだ、と痛感しました。
一枚目はキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
二~九枚目はキャノン・パワーショットSX710HSで撮影
残りはリコーCX5で撮影
次回は旅行中に撮った、野鳥を紹介する予定です。息子がとんでもないことをやっちゃいました!
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蝶図鑑の著者でさえも、見たことがない珍種です!
コスタリカの蝶図鑑の著者が、生きた個体を見たことがないそうです。そのように図鑑に記述がありました。珍種だと知らなかったので、撮影時に手がブルブル震えることもなかったと思います。
アメリカ大陸の蝶を網羅した巨大データベース(8,300種以上!)、Butterflies of Americaを見ても、コロンビアで撮影された画像が二枚あるのみです。開翅シーンは標本画しかないので、貴重な一枚かもしれません。
同じくデータベース、Butterflies of Americaに標本画しか掲載されていません。コスタリカの蝶図鑑は未完成で、セセリチョウの記載がありません。ですから、国内で珍種なのかは分かりませんでした。ちなみに、前翅には半透明の斑紋、後翅には橙色の斑紋があるようです。
いずれも二、三年以上も前に観察した蝶ですが、その後の再会はありません。Butterflies of Americaに資料として画像を提供しなくてはと思いつつ、そのままになっています。(^▽^;)
Electrostrymon joyaかもしれません。類似種が多く、専門家でないと同定が難しいと思います。シジミチョウは表翅の青が美しく、「空飛ぶ宝石」と形容されたりします。ただ、この種は表翅が地味で、オスは赤茶、メスは茶色のようです。
全てリコーCX5で撮影
先週は家族旅行に出掛けていました。明日から三回にわたり、特集記事を書く予定です。
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