2016/02/09

憧れの蘭に囲まれて、目頭が熱くなりました!



ラテン名: Phragmipedium longifolium
 


こんな感じで、咲いていました。
 


図鑑の記述通り、水辺近くの岩場に咲いていました。
 


画像では分からないと思いますが、左側の岩場に大きな群生がありました。 
 
この蘭を見ることは簡単です。大きな植物園や蘭園に行けば、栽培されている人気種だからです。しかし、自然界で見ることは、非常に困難とされています。
 
日本のクマガイソウやアツモリソウと同じで、乱獲されてしまったからです。大型で個性的な花を付けるので、コスタリカでは盗掘対象の筆頭格です。

以前から、どうしても自生している姿が見たいと思い、ネットで色々と調べていました。そして、とある国立公園で記録があると分かり、何度か足を運びました。
 
しかし、それらしき株も見つけられませんでした。三年前を最後に、観光客による撮影記録も途絶えているので、根絶やしにされてしまったのかもしれません。

その後もPhragmipedium longifoliumが好む環境を探しましたが、駄目でした。盗掘に屈してしまうのかと思うと、悔しくて仕方ありませんでした。

そんな背景があったので、出会いの瞬間は感動そのものでした。体が震え、目頭が熱くなりました。私の周りには、少なくとも百株もの群生が存在していたからです!L(゚□゚)」オーマイガ!

過去に何度も植物園や蘭園で見ていましたが、自生地で見る姿は、比較にならないほど美しく思えました。乱獲される前は、このような光景が普通だったのかと思うと、残念な気持ちにもなりました。

この群生は無名の私有保護区に存在します。観光客どころか、地元民も滅多に来ないであろう僻地にあります。過去にも似たような経験があるのですが、希少種は人の出入りがない場所でないと、見つけられないように思います。
 


ラテン名: Stelis dressleri
 


こんな感じで、咲いていました。
 
レパンセス属の一部の種と同じで、かならず葉裏に花を付けます。ですから、葉形を認識していないと、見つけることができません。花の大きさは五ミリほどあります。  
 


ラテン名: Camaridium costaricense
 


こんな感じで、咲いていました。
 
国内で最も降水量の多いエリアでの撮影でしたが、この日は快晴でした。強い日差しのせいで、なかなか自然な色合いが出せませんでした。結局、自分の影で花を覆って、なんとか撮影しました。
 
倒木に着生していると撮影は楽ですが、蘭には気の毒だと思います。鳥や蝶と違って、自分の意志で好きな場所に移動できませんから・・・・。直射日光を浴びて、株が完全に乾燥していました。
 


ラテン名: Oncidium luteum
 


こんな感じで、咲いていました。
 
こちらも倒木に着生していました。高い場所に咲いているばかりで、上手く撮影できていませんでした。シンプルなデザインの、オンシジュームです。
 
最初の二枚のみキャノン・パワーショットSX60HSで撮影
残りは全てリコーCX5で撮影
 
蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。

EPIDENDRA-Global Orchid Taxonomic Network
Internet Orchid Species Photo Encyclopedia

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コスタリカの野鳥ガイド

在住18年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

11歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/