2015/12/23

ケツァール(カザリキヌバネドリ) 世界一美しい鳥は、世界一かわいそうな鳥?


 
クリスマス・カラーのケツァールが、今年も最後の投稿となります。
 
今回も長文ですが、できるだけ読んで下さい。私からのお願いです!m(._.)m
 
ここ数年、ケツァール観察に大きな変化が起きています。マナーの悪い観光客が急増し、餌場に飛来する個体数が減少しました(日本の自然番組で放送された餌場は、遂にケツァールが飛来しなくなりました)。
 
また、飛来しても目の前まで近付くので、ろくに食事もできずに山奥へ帰ってしまいます。以前はそういった客に注意していたのですが、あまりに数が増えたため、私も諦めているのが現状です。
 
先月の個人ツアーでは特に酷かったです。メスが飛来したのですが、観察&撮影距離が近すぎたため、即座に警戒音を発していました。そして二度ほど実を食べて、姿を消しました。
 
その後に、オス二羽が同時に飛来しました。ところが辺りをキョロキョロ見回して、食事することなしに飛び去って行きました。
 
餌場にもよりますが、以前は誰もがある程度の距離をおいていたため、長時間の観察が可能でした(食後に反芻するため、銅像のように動かなくなる)。
 
翌日も同じ餌場に行きました。その時は、珍しく現地ガイドの一人が、距離を保つように注意しました。そして、前日と同じように三個体が飛来し、今度は私のお客さんも観察&撮影することができました。
 
しかし、その貴重な時間も長くは続きませんでした。別のガイドが客を連れて来て、近寄りすぎたため、飛び去ってしまいました。これが今の現状です。
 
「世界一美しい野鳥」と形容されるケツァールですから、近距離で観たい&撮りたい気持ちは分かります。ただ自らの愚かな行動が、中途半端な結果に繋がっていると理解できないのでしょうか?
 
毎朝、餌場に飛来し、ろくに食事もできないケツァール。常に追い回されるケツァール。営巣時にでさえも、大勢の観光客に取り囲まれるケツァール。世界一美しいだけでなく、世界一かわいそうな鳥かもしれません。
 
もう山奥から降りて来なければいいのに・・・・」とさえ思うようになりました。そういった場面を見たくないので、案内することが苦痛になっています。
 
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影

例年ですと、ファンの皆さんのゲスト・ブックに、クリスマス・カード画像を投稿していました。しかし、ヤフーブログにはスパム対策の機能があり、連続投稿が制限されます。

また、ファン登録も600人近くになり、投稿が非現実的になってしまいました。仕事の都合もあり、今年から断念することにしました。お許し下さい。

いつもコメントやナイス!をたくさんいただいて、本当に感謝しています。来年も宜しくお願いします。少し早いですが、良いお年をお迎え下さい。m(。・_・。)m

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2015/12/19

盗掘者に負けずに、これからも蘭探しを頑張ります!

長文ですが、できるだけ読んで下さい。私からのお願いです!m(._.)m
 
最近になって、コスタリカでも蘭の盗掘が、深刻と思うようになりました。自生地近くの民家を注意して見ると、当たり前のように野生種が飾られています。酷いエリアだと、あちこちの家で目に付きます。
 
十月末に、親子による野鳥の密猟シーンを目撃した、という記事を書きました。先日、別の二人組が蘭の盗掘をしている場面を、同じエリアで見かけました。大きなポリ袋を四つ持ち、幹に着生している無数の蘭を根こそぎ盗っていました!
 
 
ここには数百株の蘭が着生している、大きな倒木がありました。訪問ごとに何か開花していないかチェックしていたのですが、あらゆる着生植物がなくなっていたので、おかしいと思いました。
 
また、開花を楽しみにしていたアダ属の株も、同エリアから消えていました。そして、この二人組の行動を見て、直ぐにピンと来ました。どんな花が咲くか分からないので、取り敢えず、全て盗って行くつもりだったのでしょう。
 
帰宅途中には、道端で野生蘭を売っている馬鹿者も見かけました(勿論、違法行為です!)。このような路上販売は地方では珍しくなく、何度も目撃しています。地元民のモラルの低さには、ウンザリしています。

野生蘭を探すようになり、一年が過ぎました。大型種を滅多に目にしない理由は、盗掘だと痛感しています。私の憧れの種が、民家の庭で咲いていたこともあります。ただ、そういった場所で咲いている個体は、一切撮る気がしませんし、ブログで紹介するつもりもありません。
 
これからも自分の足で歩き、自分で見つけた「本当の意味での野生蘭」を紹介していきたいと思います。そういった現状を踏まえて見ていただけると、私としては嬉しいです。
 
数十年前は国花を含めた大型種が、当たり前のように咲いていたはずです。そんな光景を一度でもいいから、見たかったです。来年も盗掘なんかに負けないぞ~。
 


ラテン名: Cyrtochiloides ochmatochila
 


こんな感じで、咲いていました。
 
蘭ならではの造形美だと思いました。現在はシルトキロイデス属ですが、以前は皆さんにもお馴染みのオンシジューム属でした。このタイプとしては、コスタリカで最も美しい種かもしれません。
 
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
 


ラテン名: Lankesteriana cuspidata
 


こんな感じで、咲いていました。
 
去年に属名が変更されたようで、以前はスペクリニア属でした。高速道路脇の小道にヒッソリ咲いていて、人目に付くこともないと思いました。
 
リコーCX5で撮影

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ラテン名: Epidendrum rigidiflorum
 


こんな感じで、咲いていました。
 
エピデンドラムの仲間には、逆さまに咲く種が結構あります。画像を反転させて掲載することも可能ですが、微妙に違和感を覚えます。なんで、逆さまに咲くのでしょう?
 
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
 


ラテン名: Elleanthus glaucophyllus
 


こんな感じで、咲いていました。
 
「熟した花」は徐々に赤紫になります。全体的には大きくて見立ちますが、小さな花が密集して咲くためか、盗掘の対象外なのかもしれません。適切な標高であれば、あちこちで見かけます。着生している時もあれば、地生の場合もあります。

キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
 
蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。
 

皆さん、良い週末を!\(^▽^)/

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2015/12/12

蝶撮影?やはり全くしていません!(^▽^;)

家族旅行特集、最終回
 
野鳥同様、蝶も全く撮影していません。動く被写体の撮影は、どんどん億劫になっています。過去に撮影した画像ですが、旅行中に出会った蝶の一部を紹介します。





アメリカコムラサキ属、ラテン名: Doxocopa laurentia cherubina
 英名: Turquoise Emperor

注: 上下の画像は、別々の個体です。

ロッジに向かう途中の田舎道で、何頭も見かけました。晴天だったので、どの個体も気持ち良さそうに開翅していました。



シロオビタテハ属、ラテン名: Siproeta epaphus epaphus 英名: Rusty-tipped Page

同じくロッジに向かう途中の田舎道や、ロッジの庭で何度か見かけました。我が家のランタナにも飛来する普通種です。

過去にアップしたSiproeta epaphus epaphus(裏翅の画像もあります)



ウラモジタテハ属、ラテン名: Diaethria clymena marchalii 
英名: Cramer´s Eighty-eight

同じくロッジに向かう途中の田舎道や、保護区の散策路で何度か見かけました。既に表裏シッカリ撮っているので、完全に無視しちゃいました。好きな蝶なんですけど・・・・。(^○^)

過去にアップしたDiaethria clymena marchalii(表翅の画像もあります)



ドクチョウ属、ラテン名: Heliconius clysonymus montanus 
英名: Clysonymus Longwing

山岳部のみに生息するドクチョウです。ロッジの庭や、保護区の入り口近くで何度か見かけました。

過去にアップしたHeliconius clysonymus montanus(裏翅の画像もあります)

最後のみキャノン・パワーショットSX50HSで撮影
他は全てリコーCX5で撮影

太平洋側の南部にある山岳部では、真剣に蝶探しをしたことがありません。未見種に出会える可能性があったので、ちょっと後悔しました。野鳥、蝶、蘭、それぞれ探し方、探す場所が微妙に異なるので、両立が難しいんですよね~。

特集は今回でお終いです。次回からは通常の更新に戻ります。皆さん、良い週末を!\(^▽^)/

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2015/12/11

シロムネエメラルドハチドリ、ウロコフウキンチョウ&ハバシトビ 野鳥撮影?全くしていません!(^▽^;)

家族旅行特集、その三

旅行中、野鳥撮影は一切していません。蘭探しに夢中でしたし、そもそも野鳥撮影はストレスが溜まります。ただ、それでは家族旅行特集が、二回目で終わってします。そこで過去に撮影した画像になりますが、旅行中に出会った野鳥の一部を紹介します。
 

 
シロムネエメラルドハチドリは、太平洋側の南部に生息しています。ツアーで南部に行くことは稀なので、お客さんに見せる機会も少ないです。コスタリカとパナマ西部のみでしか見ることができない、チリキ固有種です。



ウロコフウキンチョウも「定番ツアー」では、お客さんに見せる機会が少ないです。太平洋側の南部に行けば、餌台に飛来するロッジや保護区があります。森の中では混群移動しているので、撮影は容易ではありません。



ハバシトビは上嘴に「犬歯」のように尖った部分があります。習性もユニークで、ノドジロ(カオジロ)オマキザルや、リスザルの集団を追い掛けます。サルの行動に驚いた爬虫類や、昆虫などを捕食するためです。サルの集団に遭遇時、周囲でジッと獲物を待っている姿を見かけます。
 
全てキャノン・パワーショットSX50HSで撮影

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2015/12/03

憧れの蘭が食べられちゃうよ~!

家族旅行特集、その二
 


ラテン名: Restrepia trichoglossa
 


こんな感じで、咲いていました。
 
以前から見たいと思っていた、憧れの蘭です。斑点ではなく、縦縞模様のタイプも存在するようです。この蘭との出会いは劇的でした。ロッジの散策路で見つけたのですが、今にも開花しそうな蕾を一つ付けていました。翌日には咲くと思い、ワクワクしました。
 
翌朝一番に見に行った時には、まだ開いていませんでした。日中には咲くだろうと思って、それまでは近くの保護区に出掛けることにしました。
 
その帰り道に別株を見つけたのですが、残念なことに花の一部が破損していました。щ(゚ロ゚щ) オーマイガーッ!!これでは撮影する気にもなれず、望みはロッジ敷地内の蕾に託されました。
 
そして、戻ってみると、更なる悲劇が私を待っていました。なんと開花どころか、蕾が消えているではありませんか!?ガ━━(゚Д゚;)━━ン!地面を探してみても、見つかりません。状況が全く理解できず、その夜はショックで熟睡できませんでした。
 
翌朝、道端で見つけた別株に蕾があったことを思い出し、朝食もとらずに出掛けました。そして、全ての謎が解けました。なんと、ナメクジが花を食べていたのです!即座にナメクジを枝で振り落とし、難を逃れることができました。
 
ロッジ敷地内にあった蕾も、食べられてしまったのでしょう。運良く蕾が開いていたので撮影できましたが、それさえも今ではボロボロになっているかもしれません。
 
ちなみに、この木には無数の蘭が着生していました。花が咲いていたのはレストレピア一種のみでしたが、他にもディカエア(ディケア)属、レパンセス属、エピデンドラム属、マキシラリア属、マスデバリア属などが確認できました。
 
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影

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ラテン名: Rhetinantha scorpioidea
 


こんな感じで、咲いていました。
 
以前はマキシラリア属でした。保護区へ行く途中、道端で撮影しました。ロッジの散策路にも咲いていたので、このエリアでは普通種なのでしょう。撮影中、地元民が物珍しそうに私を見ていました。
 
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
 


ラテン名: Lepanthes mariposa
 


こんな感じで、咲いていました。
 
ラテン名のmariposaはスペイン語で「蝶」を意味します。皆さんには蝶に見えますか?今まで撮影したレパンセス属では最小で花の大きさは二ミリほどあります。

果樹園跡地(?)で、地面に落ちていた枝に着生していました。ヌカカの仲間がウジャウジャいるエリアだったので、撮影は地獄でした。あちこち刺され、撮影中に手は血だらけになりました。蘭撮影のためとはいえ、流石に逃げ出したくなりました。
 
リコーCX5で撮影

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ラテン名: Habenaria monorrhiza
 


こんな感じで、咲いていました。
 
コスタリカの蘭は九割が着生種なので、地生種は貴重な存在です。最終日、帰路の途中に牧草地で撮影しました。あちこちで咲いていたので、今が開花のピークなのでしょう。花持ちが悪いようで、どの株も上部に蕾がたくさんありましたが、下部は枯れていました。
 
野生蘭の多くは短命で、花は数日で枯れてしまいます。それだけに新鮮な状態で開花している株を見つけることは、容易ではありません。
 
リコーCX5で撮影
 
蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。
 

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2015/12/02

コスタリカのヨガ避暑地と家族旅行

家族旅行特集、その一
 
妻の職場が四連休だったので、家族旅行に出掛けていました。雨季の終わりということで天候が心配でしたが、好天に恵まれました(雨季は始まりと終わりに、たくさん降る傾向にある)。
 
宿泊先はヨガのレッスンを提供している、山岳部のロッジを選びました。妻が週に一度レッスンに通っているので、それが選択の理由でもありました。私は蘭探しができれば、どこでも良いと思っていました。
 
我々のような在住組には予算的に厳しいロッジだったのですが、思いがけない幸運がありました。トリップ・アドバイザーでエクセレンス認証を受賞している人気ロッジにもかかわらず、宿泊客は我々だけだったのです!
 
それどころか、一番安い部屋を予約していたにもかかわらず、一番豪華なスィートに泊まることができました!オーナー夫婦の好意で、追加料金も払っていません。
 
その部屋の広さには驚きました。我が家の車庫(車二台分のスペース)、リビング、ダイニング、キッチンを合わせた広さに匹敵するほどでした。
 
帰宅後にロッジのHPで料金を調べたら、宿泊料は私が予約した部屋の三倍でした。十分なお金があれば、こういった贅沢ができるんだな~、と再認識しました。
 

 
この建物の二階が、ヨガのスタジオになっていました。
 

 
山に囲まれ、バルコニーからの眺めは最高でした。
 

 
キッチン付きで、広さは通常の部屋の三倍以上ありました!
 

 
プール、ジャグジー、ハンモック、全て我々だけの貸し切り状態でした!
 

 
「パラダイスだね」と息子は終始ハッピーでした。
 

 
夜はバーや暖炉の前でくつろぐこともでき、素晴らしいロッジでした。
 
全てリコーCX5で撮影
 
蘭探しに夢中で、景色を撮影し忘れました。敷地には川が流れ、近くには温泉地、自然保護区、国立公園もあります。来年また訪問したいと思いました。次回はずっと小さな部屋になるでしょうけれど・・・・。(^▽^;)
 
明日から旅行中に見かけた生き物を紹介する予定です。憧れの蘭とのドラマチックな出会いもありました。お楽しみに~。

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コスタリカの野鳥ガイド

在住17年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

10歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/