白いバンドが目立ちます!
今回は白い縞模様が特徴である蝶を紹介します。白は見た目のインパクトがありますが、露出補正が難しいですね。頭では理解していても、いつも「白飛び」しちゃいます。(^▽^;)
セセリチョウとしては大胆な配色で、以前から見たいと思っていました。去年に撮影しましたが、その後は一度も出会いがありません。
ソヨカゼカラスシジミ属、ラテン名: Laothus barajo 英名: Barajo Hairstreak
こちらは特定のエリアであれば、何度も観察しています。ただし、開翅してくれないのは、お約束ごとです(コスタリカのシジミチョウは、意地悪ばかり!)。飛翔時に見えるメタリック・ブルーの輝きは、モルフォチョウにも負けません。
ドクチョウ属、ラテン名: Heliconius eleuchia eleuchia 英名: White-edged Longwing
手持ちの図鑑によると、コスタリカでは珍種のようです。実際、一度しか見たことがありません。一瞬とまっただけで、撮影できたのも一枚きりでした。
全てリコーCX5で撮影
コスタリカでは宗教の関係で、ハロウィンのお祝いはしません。ただ、アメリカの影響を多大に受けている国でもあるので、近所のショッピング・モールなどではイベントや、トリック・オア・トリートがあります。これから息子を連れて行って来ま~す。
皆さん、良い週末を!&~~(m゚∀゚)m【ハッピーハロウィン!!】+.☆゚+.☆
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蘭の識別に、強力な助っ人が登場しました!
野生蘭を探すようになって一年未満ですが、花や葉の形から、大抵の属は判別できるようになりました。しかし、この蘭は全くお手上げでした。図鑑どころか、ネット上で検索しても、似たような花が見つかりませんでした。
せめて属名だけでも知りたいと思い、地元の専門家(分類学者)にメールを送ってみました。素人の質問など相手にされないと思いましたが、翌朝には返信があり、学名を教えてもらうことができました。
それどころか、「社会や地域の住民に貢献することも仕事の一つなので、今後も質問して構わない」と書かれていました。こんな気さくな学者さんもいるのかと、素直に感動しました。頻繁に質問するつもりはありませんが、心強い味方を得た気分になりました。
「おめでとう!あなたが見つけた蘭は新種です」なんて言われてみたい、と妄想しています。珍種、新種にこだわりはないですが、蘭は自分の名前を付けてみたいんですよね~。花の大きさは七ミリほどあります。
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
開花のピークだったようで、あちこちで咲いていました。いつもの如く風が吹いていて、撮影には苦労しました。枝垂れ咲きなので、振り子のように揺れまくりでした。
リコーCX5で撮影
シトシト雨が降る中、傘をさして撮影しました。極小類のプレウロタリス属としては大型で、花の大きさは二センチほどあります。花の形から、磔にされた人間を想像しました。
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
葉の表側に白い斑点があり、類似種との識別ポイントになります。辺りは濃霧に包まれていて、しばらく撮影できませんでした。その後は雨が降り、帰る頃にはビショ濡れになりました!蘭の撮影はホント苦労の連続です。┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。
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私は誰でしょう?
上司に平謝りしているサラリーマン?
もう分かりますよね?
葉っぱに擬態したカマキリでした~。
ラテン名: Choeradodis rhombifolia 英名: Hooded Mantis
「フードを装備」して、擬態度を高めているようです。以前、体が葉と枝にソックリのカマキリを掲載しました。どうしてコスタリカの生き物は、個性派が多いのでしょう?
過去にアップした「バク・パーク」で起きた惨劇!!←角が生えていて、体が葉と枝みたいな怪しいカマキリ
コメツキモドキ科
こちらはコメツキモドキの仲間です。薄暗い場所にいましたが、金属光沢が綺麗でした。子供の頃に見た、コメツキムシを思い出しました。
全てリコーCX5で撮影
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ミナミアサギアメリカムシクイ 後味の悪い一日となりました!
とにかく忙しく動く、十センチほどの鳥です。自分でもよく撮れたな~、と思います。一眼で撮影することもなくなったので、今後このタイプの鳥は撮れないでしょうけれど・・・・。埃をかぶった7D+500ミリ・レンズは、息子の玩具になるかも?
キャノンEOS7D+シグマAPO150-500mmで撮影
話が変わって、タイトルの「後味の悪い一日」について書きます。
長文ですが、できるだけ読んで下さい。私からのお願いです!m(._.)m
先日、滅多に人が来ない緑地で、蘭を探していました。すると前方に、鳥籠を三つ持った二人組がいました。全ての鳥籠にはカバーが掛けられており、野鳥の密猟だと分かりました。二人組は私を見て、直ぐに森の中に姿を消して行きました。
以前、保護区内でライフル銃と大きな麻袋を担いた、二人組に遭遇したこともあります。事務所に直ぐに通報したところ、頻繁にあることと聞かされて、ビックリでした。
ただ、今回は少し様相が違いました。二人組の構成が親子だったのです!子供はどう見ても、我が息子(六歳)と大差ないような外見でした。小さな子供にまで違法行為を手伝わせる姿に、怒りが込み上げてきました。この日は親子の姿が脳裏から離れず、蘭探しにも集中できませんでした。
こんな話もあります。未訪問の国立公園に蘭探しに行こうと連絡したところ、週末は入園できないと言われました。週末は特に違法ハンティングや密猟が増えるらしく、レンジャーはその対策に追われるとのことでした。
その国立公園では希少なジャガー、ピューマ、オセロット、バクなどの大型哺乳類が生息しています。
「環境保全国」、「エコツーリズムの発祥地」などと美化され続けているコスタリカですが、現状はこんなレベルです。日本の某テレビ局の撮影班が毎年来ているようですが、こういった部分にもクローズアップしてもらいたい、と切に願います。
ただ単に、「コスタリカは生き物の宝庫」、「緑の楽園」みたいな印象しか与えない番組内容では、お茶の間の皆さんも学ぶことが限られるからです。
そもそもエコツーリズムとは、国が抱える問題をも赤裸々にして、皆で考えることではないでしょうか?そうでなければ、保護にも繋がりません。「楽園」はいつまでも存在し続けていると勘違いされ、貴重な存在が失われていく、と私は考えます。
私がアメリカからコスタリカに移住し、野鳥ガイドをしている理由は、「失われていく熱帯雨林や密猟問題などを一人でも多くの方に知ってもらいたい」からです。
残された自然、そこに棲む生き物が尊い存在であること。同時にそれらの存在を脅かす違法行為や環境問題が、当たり前のように起こっていること。それらを伝えるメッセンジャーになりたかったのです。
空にはコンゴウインコが飛んでいて欲しい。木を見上げれば、微笑ましいサルやナマケモノの親子の姿があって欲しい。
目を細めれば、ミリ単位の神秘的な蘭が咲いていて欲しい。野花には極彩色の蝶やハチドリが舞っていて欲しい。ジャガーが王者として君臨していて欲しい。そう願って、やみません。
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この色合いは反則でしょう!?
ヒトリガ科、ラテン名: Coreura phoenicides
綺麗なヒトリガをたくさん見ていますが、ピンク色が入った種がいるとは思いませんでした。ヒラヒラ飛んでいる姿は、美しいシジミタテハを見ているようでした。
リコーCX5で撮影
ヒトリガ科、ラテン名: Cosmosoma orathidia?
ちょっと吸蜜しては移動し、また吸蜜しては移動の繰り返しでした。ですから、息子には相当のストレスだったと思います。上手く撮れないと、以前は大泣きしたものです。それを考えると、成長したのでしょうか?
ソニーDSC-W1で撮影
いつもコメント&ナイス!ありがとうございます。記事をアップする度に、当たり前のように書き込みがあるって、凄いことだと思っています。また、熱心に訪問していただいて、ナイス!だけ押されている方々の存在も知っています。
ブログの相次ぐ不具合で、何度も心が折れそうになりました。それでも継続しているのは、皆さんの存在があるからに他なりません。これからも応援のほど、宜しくお願いします。☆⌒(*^-゚)v Thanks!!
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怪しげな花の正体が判明しました!
タヌキモ科、Utricularia属
花の大きさは一センチか、それ以下でした。高い場所に咲いていたので、液晶画面で見るまでは「怪しげな形をした蘭」かと思いました。しばらく科も分からなかったのですが、手持ちの蘭図鑑に「初心者が蘭と勘違いする花」として紹介されていました。灯台下暗し~。(^▽^;)
タヌキモ属は水生種が多い食虫植物(コスタリカでは着生種が多い?)で、葉や茎に幾つもの捕虫嚢を有しているそうです。私には、どれが捕虫嚢なのか分かりませんけど・・・・。
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
タヌキモ科、Utricularia属
こちらもタヌキモの仲間で、花の大きさは五、六センチくらいでした。薄っすらと桃色を帯びた、目玉焼きみたいな印象を受けました。蘭探しで訪問する国立公園や保護区で、ごく普通に見かけます。
リコーCX5で撮影
タヌキモ科、Utricularia属
こちらは標高二千メートル以上で見つけました。花の大きさは五センチくらいでした。この日は目新しい蘭も見つからなかったので、このタヌキモがハイライトだったと記憶しています。
リコーCX5で撮影
イワタバコ科、ラテン名: Besleria notabilis
イワタバコ科は多種多様で、ベスレリア属は初めて見ました。周辺には別種のイワタバコも咲いていましたが、またの機会に紹介します。
リコーCX5で撮影
リコーCX5で撮影
以前、蘭以外は関心度が低いと書きましたが、嘘だったかもしれません。タヌキモの仲間は、もっと見たくなりました。花は鳥や虫と違って逃げないので、それが嬉しいですね。
皆さん、良い週末を!\(^▽^)/
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剛毛が生えた蘭って、どうしてなの?
これだけ毛が密集しているのは、虫の体の一部に擬態しているのでしょうか。左下の花は外皮もスッカリなくなり、「咲きたてホヤホヤ」感がありました。花の大きさは三ミリほどあります。
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
国立公園を車で移動中、大きな黄色い花が視界に入りました。独特の形状から、トリコピリア属だと思いました。久しぶりに見た大型種だったので、心ウキウキ状態で撮影しました。花の大きさは六センチほどあります。
リコーCX5で撮影
葉の裏側に花が咲くタイプなので、葉をひっくり返す必要があります。強風のせいか、この時は花が丸見えになっていました。花の大きさは五ミリほどあります。
リコーCX5で撮影
コスタリカでは約九割が、着生種と言われていま。ソレノセントルム属は一属四種の地生種です。学名から固有種かと思いましたが、後に隣国パナマでも発見されたようです。
最初に見つけた個体は、大部分が枯れていて、ガッカリでした。綺麗な別個体を見つけた頃には雨が降り始め、ゆっくり撮影できませんでした。
リコーCX5で撮影
蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。
EPIDENDRA-Global Orchid Taxonomic Network
Internet Orchid Species Photo Encyclopedia
EPIDENDRA-Global Orchid Taxonomic Network
Internet Orchid Species Photo Encyclopedia
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この蜂、デカッ!!
Euglossa属?、英名: Orchid Bee
我が家の庭にメタリック・グリーンの蜂が飛来します。シタバチ(舌蜂)と呼ばれ、新熱帯区の固有だそうです。英名にあるように、一部の蘭の受粉役になっているそうです。今まで私が見た個体は、せいぜい一センチくらいの大きさでした。
ところが、この個体は倍以上ありました。調べてみると、シタバチの仲間は少なくとも175種存在するそうで、三センチに及ぶ種もいることが分かりました。ですから、この個体は別種なのでしょう。シタバチの仲間なのかも分かりません。
こちらはアブの仲間でしょうか。綺麗な色合いをしていたので、とりあえず撮影しました。科など分かりましたら、教えて下さいね~。
追記: ミズアブの仲間だと教えていただきました。つんくんさん、市川さん、ありがとうございました。
リコーCX5で撮影
ブログのアクセス解析を調べると、検索ワードを閲覧できます。興味深いことに、使用頻度が最も高い検索ワードが、「コスタリカの年収」なんです(何故か物価ではない)。ほぼ毎日のように使われています。
私のように移住したいと思う方が多いのでしょうか。ただ、皆さんが想像するような楽園ではないことは、断言しておきます。あくまで観光で来ることをお薦めします。
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