動物園での撮影ではありません!&息子が描いたナマケモノ
モザイク画像の正体は、ピューマでした!
ツアー中に宿泊した保護区で撮影しました。ツアーの前に、運転手さんから面白い話を聞いていました。「我々が訪問する保護区で、最近ピューマの目撃例がある」と知り合いのガイドが話していたそうなのです。「次のツアーで見れたらいいね」と私は冗談交じりに返答しました。
野生の大型ネコを見ることは、容易ではありません。広大なテリトリーを要し、基本は夜間に行動します。それこそ、一生に一度あるかないかの出会いなのです。
去年、マイ・フィールドの国立公園でオセロット(ジャガーの小型版)に遭遇しました。残念ながら撮影する前に逃げられましたが、感動モノでした。
ピューマは以前に一度見たことがあるのですが、その時は怖くて撮影どころではありませんでした(私一人しかいませんでしたし・・・・)。今回の個体は川辺で休んでいて、お客さんも私も高い位置にいました。その高低差があったので、安心して観察&撮影できました。
その日の夕方に運転手さんに画像を見せたら、ビックリしていました。「おまえは超が付くほどの幸運の持ち主だな」と言われました。(*^-゚)vィェィ♪
ナショナル・ジオグラフィックの記事で、面白いデータを見つけました。以下は記事からの抜粋です。
「ピューマに人間が襲われた事故は1890年以降、米国とカナダで合計145回とされる。死者が出たのはそのうち20回余り。6年に1回の割合だが、こうした事故の少なくとも3分の1はここ20年の間に起きている。」
「えっ!襲われて死んだ人もいるんだ!」とビックリでした。それを事前に知っていたら(説明していたら)、一部のお客さんは逃げ出していたかもしれません。。。゛(ノ><)ゝ ヒィィィ
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
おまけは息子が幼稚園で描いたナマケモノです。クラス全員でナマケモノの画像を見ながら、描いたそうです。コスタリカならではの課題ですね。
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シロエリハチドリ 超望遠で撮りたくなる被写体は?&次回の予告
私が使用しているキャノン・パワーショットSX50HSは、ファインダーの視認性が悪く、連射機能も乏しいです。あくまで個人的な意見ですが、野鳥撮影には不向きです(後継機種のSX60HSは改善されています)。
ただ、このカメラならではの楽しみ方もあります。特に撮りたくなるのが、超望遠を利用してのハチドリのアップです。こうして見ると、ホント羽が綺麗ですよね。和名にある「白襟」ですが、首を上げた状態なので隠れています。
四月のツアー中に、衝撃的な出会いがありました!その正体とは!?(-_-)ウーム 明日をお楽しみに~。
注: 最新の画像にあるサムネイルは、見ないで下さい。正体が分かるかもしれません。
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
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蝶を撮るべきか、蘭を撮るべきか?
コスタリカは四月後半から雨季に入りました。本格的な虫のシーズン到来となったのですが、ここで問題が発生しました。昨年の私は主に蝶探しをしていたのですが、年末辺りから野生蘭にも興味が湧き始めました。
ファンの方はご存知かと思いますが、今では蘭探しに夢中です。雨季にしか咲かない種もありますし、雨季の到来を楽しみにしていました。蝶は未見種との出会いが難しくなりましたが、それでも憧れの種が多く存在します。
蝶と蘭、同時に探せば済むことだろう、と思われるかもしれません。しかし、蝶は低地の方が良いですし、蘭は高地に多くの種が集中しています。
また、蘭探しをしていると、蝶にほとんど気が付きません。逆も然りだと思います。探す場所が異なるからです。タイトル通り、どちらを優先すべきか悩みます。
ヒメカバトンボマダラ属、ラテン名: Napeogenes tolosa amara 英名: Tolosa Tigerwing
注: 上下の画像は、別々の個体です。
吸蜜のとき以外は、薄暗い場所をヒラヒラ飛んでいます。ですから撮影時には、どうしてもノイズが出てしまいます。また、鮮やかな橙色が入っていても、静止時には意外と気が付かないものです。
リコーCX5で撮影
ラテン名がEctima rectifasciaから変更されたようです。
注: 上下の画像は、別々の個体です。
カスリタテハ属と習性がソックリで、かならず逆さまにとまります(翅でバチッ、バチッと音は出しませんが・・・・)。また、同じ場所に、何度も何度も戻ります。
Northern Crackerletという英名が存在することからも、近縁なのかもしれません。この蝶の場合、滅多に翅を閉じないので、裏翅の撮影が困難です。
リコーCX5で撮影
ウラモジタテハ属、ラテン名: Diaethria astala astala 英名: Astala Eighty-eight
去年、息子が撮影しました。私が過去に撮影しているのを見ているので、ずっと憧れの蝶だったそうです。そこそこ警戒心が強く、何度も何度も飛ばれてました。
息子のコンデジは望遠も利かないので、無理じゃないかな~、と思いながら見守りました。苦労の末、ようやく撮れた時には、跳び上がって喜んでいました。
ちなみに、表翅には青紫、ターコイズブルー、白、黒などの色が入っています。私は開翅シーンも撮影済みなのですが、別の機会に掲載したいと思います。
私 「そろそろ蝶の撮影にでも行こうかな~」
息子 「行きたい!行きたい!蝶、ジャンジャン撮影したい!」
私 「カメノコハムシもしばらく撮ってないよな~」
息子 「カメノコハムシもジャンジャン撮りたい!」
一昨日、こんな会話が交わされたのですが、本気なのかな~。( ̄ー ̄?)
ソニーDSC-W1で撮影
皆さん、良い週末を!\(^▽^)/
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蘭探しも命がけです!
以前、家族旅行の際に道端で見つけました。その時は最後の一輪だけ咲いており、見た目がパッとしませんでした。同じエリアを訪問した際、もう一度立ち寄りました。今回は綺麗に咲いていたので、ウキウキしながら撮影しました。
撮影後、わずか二分ほどで信じられないことが起きました。蘭が着生していた木が、大きな音と共に倒れたのです!L(゚□゚)」オーマイガ!運良く、私は移動していました。もし同じ木の下にいたら、大怪我していたかもしれません。崖下に落ちそうになったこともありますし、蘭探しも命がけです。
リコーCX5で撮影
国立公園の道端で見つけました。このように倒木に蘭が着生していることが、よくあります。上の画像でも複数種が着生していることが、分かるかと思います。
普段、極小類はリコーCX5のズームマクロで撮影します。この時はキャノン・パワーショットSX50HSのマクロ機能を試してみました。零センチマクロを搭載なのですが、実用性がありません。あまり近すぎると、カメラの影が入って暗くなります。
なんとか三脚を使用して撮れましたが、改めてリコーCXシリーズのマクロ機能は凄いと思いました。同じ環境で、手持ちでもブレませんから・・・・。花の大きさは三ミリか、それ以下しかありません。
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
葉の裏でひっそり咲いているのがレパンセス属のイメージなのですが、種によって異なるのだと経験で分かりました。Lepanthes caroli-lueriの場合は花茎が長いので、葉上から突き出ています。花の大きさは三ミリほどあります。
こちらもキャノン・パワーショットSX50HSのマクロ機能を使用してみました。発色はパワーショットの方が良い感じでしたが、やはり三脚使用が必須で、撮影の準備に時間が掛かるのが難点でした。
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
オンシジューム属は日本でもお馴染みだと思います。コスタリカでは、三十種ほどが自生しているそうです。どれも外見が似ているので、同定に悩みます。地元ではlluvia de oro(ゴールデン・シャワー)と称されています。
以前、海外の蘭フォーラムで、コロンビアの方が種の同定のために、オンシジュームの画像を掲載していました。もっと鮮明な画像を撮ろうと翌日に訪問した時には、誰かに持ち去られていたそうです。個人目的での盗掘、採取はやめてもらいたいですね。
リコーCX5で撮影
蘭の分類は非常に複雑で、種名が複数存在することも珍しくありません。昔の属名が現在でも普通に使用されていたりします。属名、種名に関しては、下記のサイトを参考にしています。
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バフムジツグミ ウツボカズラの鉢植えに営巣した国鳥は、どうなったの?
我が家にはウツボカズラが三鉢あります。国鳥であるバフムジツグミが、その一鉢に営巣しました。ウツボカズラは常に湿らせた状態に保たなければいけないので、営巣中の水遣りに困りました。
結局、回数を減らし、親鳥がいない隙をついて水遣りしました。そのせいか、その鉢だけ「捕虫器」の付きが悪くなりました。いずれは回復してくれるとは思いますけど・・・・。
途中に仕事に出たりしているので、正確な日数など分かりませんが、順に成長ぶりを紹介します。地味な国鳥ですが、見てあげて下さい。(^○^)
ちなみに、国鳥に選ばれたのは、非常に馴染み深い存在からだそうです。日本で言えば、ヒヨドリみたいな感じでしょうか。コスタリカは素朴で、飾り気のない国です。国鳥の選択にしても、国民性が出ている気がします。
地味な鳥でも、卵は綺麗でした。これで少なくとも、国鳥の威厳を保った?
孵化して二、三日でしょうか。息子も興味深々でした。抱っこして見せた後に腰痛が・・・・。
羽が見えるようになりました。
この記事は先月に書いたもので、今では姿が見えなくなりました。巣立ち後、一羽が我が家の二階に入って来たこともあります。外には親鳥の姿もありました。寝室まで入り込んで、外に出すのが大変でした。
最後はソライロフウキンチョウです。巣立ちしたばかりの個体が、庭に入り込んだようです。穴掘りをしていた息子が、教えてくれました(相変わらず、発掘に興味があるようです)。
この後、息子は双眼鏡と野鳥図鑑を持って、二階のバルコニーで探鳥を始めました。いよいよ探鳥デビューでしょうか?いずれは私に代わって、野鳥撮影もしてもらいたいものです。
画像の右下の赤いのはブロメリア(アナナス)の花苞なのですが、実に四年ぶりに出てくれました。この種は育てるが難しい、と園芸店の方に言われた記憶があります。子株が育って、今年は三株で花苞が出ました。
全てリコーCX5で撮影
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コスタリカの国立博物館 後編
昨日の続きで、展示物の一部を紹介します。
市内に翡翠博物館もありますが、ここでも一部が展示されています。紀元前500年から1,000年間ほどは、文化交流で重要な役割を果たしていたそうです。西暦800年頃にはスッカリ姿を消し、代わりに金の装飾品が重宝された、とパンフレットに記述がありました。
翡翠自体も、コスタリカで産出されていたのか定かでないようです。同じ中米国であるグアテマラから流入したとも言われています。
コロンブスが上陸した際に、先住民が金の装飾具を身にまとっていたことから、「黄金の国」と勘違いしたそうです。実際は南米のコロンビアから文化交流を経て、もたらされたらしいです。やはり市内に黄金博物館があり、過去に一度だけ訪問したことがあります。
こちらはMetateと呼ばれている、穀物をひくテーブルです。翡翠の隆盛期には、これらのデザインが儀式に関わる石像彫刻のインスピレーションにもなったようです。
先コロンブス期の陶器は現実的な利用以外に、宗教的な象徴でもあったようです。一部の動物は不思議な力を保持していると信じられていたそうで、動物が描かれている物が結構ありました。
「世界一美しい鳥」ケツァールも、古代アステカでは農耕神ケツァルコアトルの使いと崇められていましたし、同じ思想なのかもしれません。
こちらは先コロンブス期の楽器です。現代の笛、マラカス、オカリナなどのモデルみたいな感じでしょうか。画像にはありませんが、打楽器らしき物も展示されていました。
ラテン人=音楽好きみたいなイメージがありますが、この時代はどうだったのか興味深いです。もっとも、当時の音楽は宗教とも密接な関係にあったようですし、純粋な娯楽ではなかったことでしょう。この絵を見ても、怪しげな雰囲気がプンプンするような・・・・?
最後は首狩り族です。争いに負けた部族の頭は、トロフィー(力の象徴)となっていたようです。抱えている頭部のサイズが、自分達のより小さいのも、意図的らしいです。コスタリカ人の先祖って、野蛮だったんですね~。でも、日本の戦国時代とか考えたら、同じかな。(^∇^)
日本やアメリカの大きな博物館と違って、全てに於いてスケールが小さいです。それでもコスタリカの歴史を知るには、適した場所だと思います。何故か、館内には蝶園もあります。
全てリコーCX5で撮影
次回からは、再び生き物中心の記事になります。
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コスタリカの国立博物館 前編
以前、コスタリカの町並みを見たい、という要望がありました。その方には都心部は治安が悪いので難しいです、と返答しました。
外国人がカメラをぶら下げて歩いていたら、狙われるからです。たまたま国立博物館に行く機会があったので、その周辺の景色を少し紹介します。主な展示物の画像は、後編に続きます。
外観から想像できるかと思いますが、元は砦だったそうです。ちなみに、同じく市内にある子供博物館は、刑務所跡地です。何でもリサイクルの時代です。(^∇^)
庭や館内には謎の球体が展示されています。作成年代(西暦300~800年?)や目的も定かではないそうです。
配置に規則性があったので、星座や天体を模したものという説、権力の象徴という説、境界線を示すという説などが有力視されています。サイズも二センチから二メート半と様々です。どうやって作ったのでしょうね。(゚_。)?
屋上から見た景色です。首都とは思えないほど、こじんまりしています。地震国だからなのか、高層ビルがほとんどありません。一番高いビルでも十階建てくらいです。
首都圏は四つの火山に囲まれています。今年に入ってトゥリアルバ火山が何度か噴火していて、その度に自宅周辺でも降灰がありました。
直ぐ外にある通りです。都心部はゴミが散乱しているのですが、ここは綺麗でした。ホワン・サンタマリア国際空港もそうですが、観光客の往来がある場所だけは、定期的に清掃しているのでしょう。先行している妻と息子だけしか人影がありませんでしたけど・・・・。
更に道を進むと、公園があります。独立戦争における英雄、ホワン・サンタマリア氏の銅像が目を引きます。国際空港の名前は、彼の功績を讃えたものです。
国立博物館近くは綺麗な印象ですが、数区画先に行くと、怪しげな雰囲気になります。建物は有刺鉄線や壁で囲まれ、窓には鉄格子がはまっています。中心街では武装警官が巡回し、銀行や高級品を扱う店の前には、ショットガンを持ったガードマンが見張りをしています。
我々家族は余程の理由がない限り、都心部には行きません。近所であっても、夜は外出しません。コスタリカは安全な国というガイドブックの記述は、過去の話なのです。
全てリコーCX5で撮影
明日の後編に続きます。
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