カンムリフウキンチョウ 冠?どこどこ?
薄暗いマングローブ林での撮影で、ノイズがかなり出ています。また、わずかな隙間から撮影したので、前ボケが激しい一枚になってしまいました。ボツ画像かも?(^▽^;)
立派な冠羽を期待すると、見事に裏切られる外見です。若干、頭部が盛り上がっているのが分かりますか?それだけです。ただ、稀に逆立つことがあるようです。普通種にもかかわらず、一度もその様子を見たことがありませんけど。
この野鳥に関しては、和名をハイガシラフウキンチョウに変更すべきかと思います。なにせ、英名がGray-headed Tanagerなのですから・・・・。
フウキンチョウとしてはユニークな存在で、以前紹介したアリドリのように、軍隊アリの行進を追い掛けたりもします。また、樹冠部ではなく、目線ほどの高さを移動していることが多いです。
キャノンEOS7D+シグマAPO150-500mmで撮影
前回のメインテナンス前後に、やはり不具合が何度もありました。リコメ中に、記事のコメント数が二十件も消えました(今は元に戻った)。私の記事に書き込み直後、コメントが消えたと報告もいただきました。
また、コメントいただいた皆さんのブログにを訪問し、書き込み後にエラーが出て、コメント消失・・・・。これが何度も何度もあって、流石に血管が切れそうでした。翌日も同じでした。ヤフー・ブログやめようかな・・・・。
追記: 今日もリコメ中に二度エラー表示があり、消えてしまいました。他社のブログを本気で考えてます。十年以上続けているので、愛着はあるんですけどね~。皆さんとのお別れも寂しいですし・・・・。広報の方のブログには苦情が殺到していて、読んでいて可哀想になるほどです。
実はブログの不具合だけが理由ではなくて、心身ともに問題を抱えています。昨日、長期休止の告知文を長々と書いたのですが、心変わりして掲載をやめました。肥大したヤフー・ブログと同じで、私のストレスも増加してます(笑)。愚痴って、すみません。
皆さん、良い週末を!\(^▽^)/
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息子が貴重な発見をしました!
Porphyrogenes属、Mystery Scarlet-eye
先日、息子と蝶の撮影をしていた時のことです。「ダディ、カムヒア!ブルー・スキッパー!」駆けつけてみると、そこには一風変わったセセリチョウがいました。
赤い複眼、薄い青紫の翅、しかも前翅には大きな透けた「窓」がありました。息子が青いセセリと言ったのは、この「窓」が光の反射で、青く見えたからでした。
帰宅後、正体が気になり、直ぐに同定することにしました。コスタリカの蝶図鑑は未完成で、セセリが記載されていません。
そこで、手持ちのメキシコ、中米の蝶図鑑で調べてみました。ところが、ユニークな外見にもかかわらず、見つかりません。中南米の蝶画像がたくさん記載されている複数のサイトでも、駄目でした。
仕方がないので、私が頻繁に使用しているデータベース、Butterflies of Americaで片っ端からセセリチョウをチェックしました。ここにはアメリカ大陸に生息する蝶のほぼ全てが網羅されているので(8,300種以上!)、セセリチョウを調べるだけでも、大変な作業です。
面倒な作業でしたが、ようやく同じ種と思われる画像を見つけました。同時に、ビックリしてしまいました。なんと、このセセリには未だ学名さえ付いていなかったのです!(゚ロ゚;)エェッ!?
Porphyrogenes属で、Mystery Scarlet-eyeと書かれていました。2008年にブラジルで初めて言及されたようで、中米では隣国パナマに標本が四頭、コスタリカには一頭のみ存在と書かれていました。
ラテン名さえ付いていないので、検索のしようがありませんが、この画像は貴重な一枚かもしれません。生きた個体の画像は、これだけということも(データベースでも標本画像のみ掲載)?以前も、たまたま撮影したシジミチョウを検索したら、ネット上に標本画像しか存在しませんでした。
現在でも蝶の新種が見つかる南米では当たり前のことですが、コスタリカで名無しの蝶がいるとは思いませんでした。他の虫と違って、未完成ながらも立派な図鑑が存在しますからね。
未だに種として同定ができていないということは、類似種の変異個体なのかもしれません。いずれにせよ、息子のおかげで、一つ勉強になりました。
リコーCX5で撮影
テントウムシのような模様をした、カメムシを撮影する息子です。絶えず動いていたので、綺麗には撮れませんでした(私もピントがいまいちの結果に・・・・)。
「動いている虫を撮るのは難しいから、そこまでにしておいたら?」息子にもカメムシにとっても、ストレスになっては良くありません。「あきらめないで、もう少し頑張ってみる」と冷静に返答する息子に、成長を感じました。今までは上手く撮れないと、泣きべそ状態でしたから。
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これがタマムシなの?デカッ!?|)゚0゚(| ホェー!!
ラテン名: Euchroma gigantea 英名: Giant Metallic Ceiba Borer
画像以外では、日本のタマムシを見たことがありません。ただし、大きさが三、四センチくらいということは知っていました。
それだけに、このナンベイオオタマムシを見た時には、ビックリしました。触覚を入れたら、七センチくらいはありそうでした。ラテン名、英名共に「巨大な」という言葉が入っているのも、納得のサイズでした。
画像に本来の色が出ませんでしたが、緑、橙、赤紫の光沢も確認できました。それでも、日本のヤマトタマムシの輝きには、敵わない感じでしたけど・・・・。
私がナンベイオオタマムシを撮影していたら、妻がビワハゴロモの死骸を発見しました。こちらは夜行性で、英語ではランタン・フライ、ランタン・バグなどと呼ばれています。特定種の突出部が発光すると考えられていたようなのですが、誤りだったそうです。
別種でしたが、日中に幹にへばりついている姿を見たことがあります。見た目が地味だったので撮影しませんでしたが・・・・。
リコーCX5で撮影
今日もブログのメインテナンスがありますね。また、その時間帯の前後に不具合が発生するのかな~。
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オオホウカンチョウ♀ ストーカー行為がバレました!
オオホウカンチョウの雌を発見しました!リラックスしているようです。茂みに隠れながら、追跡を開始します!
・・・・と思ったら、直ぐに見つかってしまいました。冠羽が総立ちです。ストーカー行為は、野鳥の雌に対しても禁止ですね。σ(^_^;)
オオホウカンチョウの存在は、そのエリアの指標となります。この鳥が生息しているエリアは、まだ良質な森が残っていて、ある程度は密猟者からも保護されていることになります。
この鳥が珍鳥扱いとなっているのは、コスタリカの森林が減少し、質そのものも衰退している証でもあります。出会いはいつもエキサイティングですが、同時に、コスタリカの悲しい現状を考えさせらます。
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
「息子の夢が叶いました!」の記事に、たくさんのコメント、ナイス!をありがとうございました。ナイス!の総数が百を超えたのは、初めてのことです。息子も喜んでいました。
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息子の夢が叶いました!!
家族旅行特集、最終回
アメリカイチモンジ属、ラテン名: Adelpha cytherea marcia 英名: Cytherea Sister
注: 上下の画像は、別々の個体です。
ホテルの庭で何頭も見かけましたが、高い場所で開翅してばかりで、撮影には苦労しました。開翅シーンを撮影した頃には、ヘロヘロ状態でした。この後、冷たいビールを飲みまくったのは、言うまでもありません。(^○^)
一枚目はリコーCX5で撮影
二枚目はキャノン・パワーショットSX50HSで撮影
二枚目はキャノン・パワーショットSX50HSで撮影
ニシキシジミタテハ属、ラテン名: Sarota gyas? 英名: Guyanan Sarota
注: 外見が非常によく似た、Sarota acantusかもしれません。
コスタリカの蝶図鑑(第二巻)の表紙を飾るヒメニシキシジミタテハは、息子にとって夢の存在でした。私が撮影した画像や、図鑑の表紙画を見つめては、いつも「マイ・ドリーム・バタフライ!」と言っていました。
私自身、過去に二度しか見たことがありません。いつか息子にも見せてあげたいと思っていたのですが、その機会は予想外に早く訪れました。
しかし、息子には少し高い位置にとまっていました。抱っこすることも考えたのですが、その動きで飛ばれてしまうかもしれません。
そこで、とまっているヘリコニアの葉を静かに息子の目線まで下げて、撮影させました。息子がシャッターを押すまでは、まさに祈る思いでした。仮に撮れても、前翅長一センチ弱の小型種なので、息子のコンデジでは豆粒にしか写っていないかもしれません。
再びドキドキしながら、液晶画面を確認しました。結果は・・・・目一杯ズームして撮ったようで、思ったより大きく写っていました!急いで部屋に戻り、嬉しそうに妻に画像を見せていました。♪オメデト★*☆ヽ( ^-^)/★*☆オメデト♪
今月一日から息子は新学期を迎え、保育園から幼稚園に進級しました。妻が息子の虫画像をフェイスブックに掲載したところ、大きな反響がありました(この画像が一番反響を集めた)。
翌日、それらの画像を見た同僚の教師たちに囲まれて、たくさん褒めてもらったそうです。おまけに、担任の先生がクラスで画像を公開したため、尊敬の眼差しを浴びていたようです(本人談)。
ソニーDSC-W1で撮影
特集は今回で終わりです。楽しんでいただけましたでしょうか。次回からは通常の更新に戻ります。
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スズメバチと思いきや・・・・?
家族旅行特集、その八
ヒトリガ科、ラテン名: Isanthrene crabroniformis
スズメバチに擬態した蛾の中では、最もインパクトがあるかもしれません。去年も同じ場所で見かけたのですが、その時は撮影できませんでした。
崖っぷちでの撮影なので、妻にベルトを掴んでいてもらいました。ブログのネタに命がけ~。(^▽^;)とにかく、よく動き回るので、撮影には苦労しました。距離的にもパワーショットの超望遠でなければ、厳しかったです。
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
こちらは種の同定に至りませんでした。Isanthrene crabroniformisのような派手さはありませんが、撮影には協力的でした。楽に撮影できるのが、一番です。(゚∇^*) テヘ♪
リコーCX5で撮影
明日が最終回です。息子が果たした夢とは?頑張りましたので、見てあげて下さいね~。
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地味でも、金色に輝いてますよ~!
家族旅行特集、その六
シラホシカラスシジミ属、ラテン名: Rekoa palegon 英名: Gold-bordered Hairstreak
タイトルの通り、地味なボディながらも、模様や縁が金色に光ります。表翅は金属光沢のある薄い青色のようです(メスは茶色の部分が多い)。相変わらず、シジミの開翅シーンとは縁がありません・・・・。
ヌマチノシジミタテハ属、ラテン名: Calephelis schausi? 英名: Schaus' Calephelis
以前、この属の識別は、専門家でも困難と書きました。博物館などでも属名までしか記入されていないケースが、珍しくないそうです。
データベースと図鑑を見ながら、消去法でCalephelis schausiとしましたが、同定が間違っているかもしれません。地味な外見ばかりのヌマチシジミタテハとしては、これでも派手な方なんですよ。
リコーCX5で撮影
台風の影響、どうなのでしょうか。大雨による被害が出ている皆様には、お見舞い申し上げます。
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コスタリカもエルニーニョの影響なの?
家族旅行特集、その五
今年はエルニーニョの影響で、日本でカメムシの大発生が起きているそうです。エリアによっては通常時の九倍と、ネットニュースに書かれていました。
コスタリカでも同じ状況なのかは分かりませんが、ホテルの散策路で一番目立つ虫がカメムシでした。カメムシを掲載すると、かならず臭いに関する書き込みがあります。
ところが、未だに一度も不快な臭いを体験していません。コスタリカのカメムシは、滅多に臭いを発しないのかもしれません。それとも、いつも鼻詰まりで、臭いが分からないのかな~?(^▽^;)
リコーCX5で撮影
ラテン名: Edessa rufomarginata
息子が以前から撮影したかったカメムシです。探す必要がないくらい、たくさんいました。私が撮影した幼虫の集団も直ぐ近くにいたのですが、どうやら別種のようです。
検索の結果、Edessa rufomarginataの幼虫は、色合いも模様も異なっていました。そうなると、親はどこにいたのでしょうね。
このカメムシ以上に、息子が撮影を夢見ていた○○○との出会いがありました。特集の最終回に掲載します。
ソニーDSC-W1で撮影
皆さん、良い週末を!\(^▽^)/台風の接近が心配ですが・・・・。大雨による被害が出ている皆様には、お見舞い申し上げます。
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コンゴウインコ、ミドリインコ 完全に手抜き撮影です!
家族旅行特集、その四
今回は野鳥撮影するつもりはなかったので、一眼は持って行きませんでした。開発の手が深く入ったリゾート・ホテルで、珍しい野鳥など期待できません。ただ、ブログ用のネタに、一番目立っていたインコは撮りました。要した時間、わずか数分です。(^○^)
コンゴウインコも暑さにまいっていたのか、木陰でうたた寝?
ミドリインコはビーチに散在する木々に、たくさんいました。
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
頭上をコンゴウインコやミドリインコが飛び交っていても、誰もが無関心といった感じでした。そのくせ、都心部でも地方でも違法で飼われているので、その辺がよく理解できません(国内に生息している野鳥をペットとして飼うことは、法律により禁止されています)。
最終日、一眼+望遠レンズを携えたアメリカ人四人組をレストランで見かけましたが、完全に「異質なオーラ」を放っていました。
「夕食事くらい迷彩服は着替えて、機材も部屋に置いて来いよ~」と思うほどでした。エコロッジならまだしも、典型的なリゾートホテルだっただけに、周囲の目が・・・・恥ずかしいかも?
野鳥に関心を示さない地元民と、野鳥撮影が目当ての観光客、それぞれの価値観の違いが明らかでした。私も第三者から見ると、あんな感じなのかな~と考えながら、冷えたビールを楽しみました。