クビワヤマセミ、オオミドリヤマセミ、コミドリヤマセミ まさにヤマセミ三昧!
家族旅行特集、その五
宿泊先のロッジは川や池に囲まれていたので、滞在中に四種のヤマセミを観察することができました(撮影は三種のみ)。
四十センチを超える大型種で、警戒心はそこそこ強いです。ロッジ入り口の前にある橋から撮影しました。これでも露出補正はしているのですが、いつものように「白飛び」しちゃいました。
クビワヤマセミから五メートルほど離れた場所には、オオミドリヤマセミのメスがとまっていました。争いを避けるためでしょうか。反対側を向いて、獲物を待っていました。再び「白飛び」しちゃってます。学習してませんね~。
十三センチしかないコミドリヤマセミです(カワセミではありません)。画像では明るく見えるかと思いますが、暗~い場所にいました。おまけに、茂みの小さな隙間からの超望遠撮影だったので、ピントが合いませんでした。
いつものパターンですが、こういう時に限って、一眼は部屋に置いてあったりするんですよね~(重いので、途中で持ち歩くのをやめた)。
ヤマセミ三昧と書いておきながら、どれも満足に撮れてませんね。σ(^_^;)
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
撮影し損なった一種はミドリヤマセミです。通常は一番撮影が楽なのですが・・・・。
今日からゴールデン・ウィークの始まりですね。皆さん、楽しい休暇をお過ごし下さい!お仕事の方は、頑張って下さいね~。(^▽^)/
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コスタリカの地元民専用(?)ロッジと家族旅行
家族旅行特集、その四
セマナ・サンタ(聖週間)は観光客だけでなく、大勢の地元民も外泊します。故に、ホテルやロッジの予約も容易ではありません(観光国の宿命・・・・)。
候補先を絞っても、希望する宿泊先は満室ばかりでした。連休も近づき、旅行自体を諦めかけていました。ところが、前から存在が気になっていたロッジに、空き部屋があったのです。
おまけに、このクラスのロッジとしては、破格の料金を提示されました。「より多くの地元民に宿泊してもらいたいそうで、割引もしてくれるみたい」電話で問い合わせた妻が、そう説明してくれました。
しかし、聖週間は黙っていても客が見込めるので、割引どころか料金が高くなるのが通常なのです。「このロッジ、最近何か事件でも起こしたんじゃないの?食中毒とか・・・・」そう思いつつも、宿泊できそうなロッジが他になかったので、三泊することにしました。
ロッジの前には川が流れ、敷地内には複数の池が散在し、エコロッジらしさが良く出ていました。野外レストランからの景色です。夜には周囲がライト・アップされ、幻想的な雰囲気でした。
近くにはプールもあり、息子(画像の中央やや右下)は毎日楽しく遊んでいました。後に、画像左の男の子と仲良くなったようです。最初の二日間は、プールの人出もわずかでした。この時期に何故?
我々の部屋からの眺めです。池の前の部屋を密かに期待していたので、幸運でした。水辺ということで蚊が心配でしたが、問題ありませんでした。
テラスの揺り椅子に座っているだけで、サギ、ヤマセミ、ハチドリ、オオハシ、インコ、タイランチョウ、フウキンチョウ、オオツリスドリなど、三十種以上を観察することができました。
この橋からも多くの野鳥を観察しました。上から釣りをしている方もいました。後に、妻と息子はカイマン(ワニの仲間)を見たそうです。
宿泊前は少し不安だったのですが、素敵なロッジでした。息子にはプール、妻にはテニス・コート、私には熱帯雨林の散策路と、家族全員のニーズを満たし、好天にも恵まれました(通常は雨が多いエリア)。
ただ、冷静に周囲を見渡すと、敷地の外は牧草地ばかりです。ロッジの庭も綺麗なヘリコニアやジンジャーが一面に植えられていましたが、自然の緑ではありません。散策路のある再生林も若い印象で、森林依存度の強い野鳥や蝶を、ほとんど見かけませんでした。
残念ながら「見せかけだけの自然」は、コスタリカではよくある光景です。小規模な森が散在しているだけで、互いに繋がっていません。
故に、ほとんどの森で大型の哺乳類、鳥類が姿を消してしまいました。このような場所で生き物探しをしていると、大規模で質の高い森の大切さを痛感します。
タイトルにも書きましたが、ビックリしたのは宿泊客の顔ぶれでした。なんと観光客の姿がゼロだったのです!周りはどこもスペイン語ばかりでした。宿泊中に英語を耳にしないなんて、通常ならあり得ません(コスタリカは欧米人の観光国)。
近郊に似たようなロッジが幾つか存在しますが、どこも観光客だらけの時期なのです。結局、外国人は我々と在住組と思われる中国人家族のみでした。
オーナーがセマナ・サンタは地元民のみにロッジを開放する、と決めていたのでしょうか。それにしても、この時期に割引料金は嬉しい誤算でした。感覚的には観光客料金のほぼ半額くらい?旅行予算の残金は、何に使おうかな~。年末の有馬記念の賭け金?(^○^)
リコーCX5で撮影
このロッジでは、どんな出会いがあったのでしょうか。水辺と言えば・・・・?次回をお楽しみに~。
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まだ見ぬ美しい蝶に期待したけれど・・・・
家族旅行特集、その三
水辺で見かけた蝶の一部を紹介します。吸水に来た蝶、周辺の草木にとまっていた蝶、ヒラヒラ飛んでいた蝶、合わせて二十種以上は観察できました。
ツバメシジミタテハ属、ラテン名: Rhetus arcius castigatus
英名: Long-tailed Metalmark
初めて撮影した時はドキドキでしたが、今回は冷静に撮影できました。未撮影のメスが良かったな~。なかなか希望通りには、いかないものです。
カクモンシジミ属、ラテン名: Leptotes cassius cassidula 英名: Cassius Blue
先日アップしたばかりの蝶ですが、前回は触覚に小枝が被ってしまいました。今回は腹部と後翅に花が・・・・。なかなか上手く撮れません。(T△T)
シロオビタテハ属、ラテン名: Siproeta stelenes biplagiata 英名: Malachite
首都圏でも大きな緑地があれば、普通に観察できるタテハチョウです。吸水に夢中だったので、簡単に撮影できました。
ギンモンセセリ属、ラテン名: Epargyreus spina spina? 英名: Spined Silverdrop
初見、初撮影はこの地味なセセリチョウだけだったので、いまいちな結果に終わりました。おまけに、類似種が複数存在するので、同定にも悩みました。
地味なセセリチョウは、特に識別が難しいです。Epargyreus aspina、あるいはEpargyreus exadeus cruzaかもしれません。蝶に詳しい方に問い合わせてみましたが、同定に自信がないと返答がありました。
リコーCX5で撮影
次回から、宿泊先のロッジに舞台を移します。
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コスタリカのマイナーな滝と家族旅行
家族旅行特集、その一
セマナ・サンタ(聖週間)という大型連休だったので、三泊四日の家族旅行に出掛けました。前回の旅行は太平洋側でしたが、今回はカリブ海側にあるロッジに宿泊しました。
その前に、ネットで偶然見つけた「知られざる滝」、チョロ滝を訪問しました。観光シーズン+連休にもかかわらず、観光客どころか地元民が数人いる程度でした。最初の二時間半は訪問客ゼロ!この景色を独占でした。
何故か滝行している自分を想像してしまいました。水は予想以上に冷たかったです。ちなみに、落差は四十メートルくらいあったと思います。
吸水に飛来する蝶が何頭かいたので、私は水遊びから撮影に変更です。ここで撮影した蝶の一部は、特集の第三回で紹介する予定です。
森林で一際目立っていたのは、「絞め殺しのイチジク」と思われる巨木でした。「被害に遭った木」は完全に姿を消し、つる性とは思えない姿に変貌していました。板根に大きな落書きがされていたのが、残念でした(見えないように撮影)。
道中、あちこちで満開状態でした。ノウゼンカズラ科、Tabebuia ochraceaでしょうか。図鑑によると、ソックリな黄色い花が咲く木(マメ科、Pterocarpus michelianus)もあるようなので、花の形を確認しておくべきでした・・・・。植物は苦手な分野です。(^▽^;)
リコーCX5で撮影
不在中にたくさんのコメントをありがとうございました。( v^-゚)Thanks♪特集は全十回を予定しています。お楽しみに~。
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いつも逆さにとまります!
注: 三枚目の画像は、別個体です。
カスリタテハ属の仲間は、逆さまになって幹にとまるのが特徴です。開翅状態でジッとしているので、裏翅を撮るには根気が要ります(通常のタテハチョウとは逆パターン)。
ウラベニカスリタテハの裏翅を撮る際も、大変でした。稀に翅を閉じるのですが、一瞬で開翅してしまいます。コンデジではピント合わせに時間が掛かるので、この時は一眼のマクロレンズが欲しくなりました。
また、飛翔時には翅でパチッ、パチッと音を出す個性派でもあります。何故、このような音を出すのか分からなかったのですが、縄張り争いに関係しているかもしれません。他の個体が飛来すると、追い払うように音を出すシーンを、何度も目撃しています。
リコーCX5で撮影
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ようやく、愛しの君に会えたね!
ハマキガ科、ラテン名: Pseudatteria volcanica 英名: Leaf Roller Moth
ゴキブリのように動き回る、この蛾は一体!?
以前、検索中に、偶然この蛾の画像を見つけました。ユニークな容姿、色合いに一目惚れでした。((((*´Θ`)チュ-
撮影場所はコスタリカの熱帯雲霧林となっていました。熱帯雨林に行くことが圧倒的に多いので、出会いの確率は低いと思っていました。ところが、先月、よく訪問する国立公園(熱帯雨林)で予期せぬ出会いがありました。
飛んでいる姿を見た時には、以前に同地で見つけたシジミタテハ、Mesene margaretta semiradiataかと思いました。運良く、近くの葉にとまってくれたのですが、心臓がドキドキしました。一番見たかった蛾だと分かったからです。
直ぐに、撮影しようと構えましたが、奇妙な行動をとることに気が付きました。葉にとまると、ゴキブリのようにスタスタ移動するのです!|)゚0゚(| ホェー!!だから、英名がLeaf Roller Mothなの?
これではピント合わせもできません。そして、また飛んでは近くの葉にとまり、スタスタと動き回ります。「なんだ、この蛾は!?」その繰り返しが何度も続きましたが、なんとかスタスタ移動している姿と、静止している場面を撮ることができました。
ちなみに、ヒイロシジミタテハ属のMesene margaretta semiradiataとPseudatteria volcanicaは、擬態関係にあるようです(色合い、模様がよく似ている)。図鑑には研究はなされていないと書かれていましたが、どちらかが有毒な化学成分を体内に含んでいるのでしょう。
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
追記: 日本にもビロウドハマキという種がいるそうです。また「幼虫が葉を巻き込んで巣を作るから、ハマキガ(葉巻蛾)。英語のLeaf Rollerも同じ意味かなと思います」と教えていただきました。
英名にあるrollerは「走る」ではなく、「巻く」という意味でのrollerみたいです。山小屋の番人さん、ありがとうございました。
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コスタリカノドジロフトオハチドリは国内で最軽量で、成鳥でも二グラムしかありません。これらの雛は生後、十日前後といったところでしょうか。巣立ちは三週間前後です。
その後のツアーで、再訪問しました。巣は空っぽになっていました。無事に巣立ったのでしょう。\(^▽^)/
キャノン・パワーショットSX50HSで撮影
過去にアップしたコスタリカノドジロフトオハチドリ(成鳥)
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無念!邪魔な小枝が一本・・・・
カクモンシジミ属、ラテン名: Leptotes cassius cassidula 英名: Cassius Blue
野鳥撮影時に、葉や枝が被ることがあります。それも自然の一部ですから、仕方がないのですが、できれば避けたい状況です。蝶撮影でも同様です。この時も地面から細長い小枝が突き出ていて、触角に被ってしまいました。o(T^T)o
ちなみに、表翅ですがオスは薄い青紫、メスは白地に黒い斑点と縦縞が入っているようです。シジミチョウの開翅シーンは、なかなか撮れません。
現時点で四十種近く撮影していますが、開翅シーンが撮れたのは四種のみです。ヤフーブログで検索すると、美しい開翅シーンの画像がたくさん出て来ます。私には、どうして撮れないのでしょうか。
1. 単純に、私の忍耐が足りない
2. 運に恵まれていない
3. 天候が悪い
4. 開翅している個体がいても、気がつかない
5. .コスタリカのシジミチョウは意地悪
2. 運に恵まれていない
3. 天候が悪い
4. 開翅している個体がいても、気がつかない
5. .コスタリカのシジミチョウは意地悪
5番目はあり得ないと思うのですが・・・・。どなたか開翅シーンが撮れる秘策を、教えて下さい!m(_ _)m
リコーCX5で撮影
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蚊に刺されていても、マイペースなミツユビナマケモノ
普段は高い場所にいることが多いのですが、この時は三メートルほどの灌木にいたため、目線で観察できました。額に大型の蚊がとまり、針を突き立てていました。
鋭い爪で振り払うのかと思いきや、お休みモードに入ってしまいました。時折、画像のように薄目をしていたので、不快には感じていたのかもしれません。もっとも、ナマケモノの体には蛾だのノミだの、多くの虫が棲みついています。痒いのは慣れっこ?
リコーCX5で撮影
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