2013/10/31

シマオグロキヌバネドリ 一瞬、ヒヤッとしました!



「世界一美しい鳥」と言われているケツァール(カザリりキヌバネドリ)を筆頭に、コスタリカにはキヌバネドリが十種記録されています。

このシマオグロキヌバネドリはコスタリカとパナマの西部にしか生息していません(準固有種)。また、生息範囲も極めて狭く、個体数も少ないので、必然的に観察が難しくなります。

険しい丘陵地を好むので、撮影も困難なのですが、この時は本当に冷や汗ものでした。背中を向けてとまっていたため、どうしたものかと考えました。散策路は幅が二メートルもありませんでした。

反対側は緑に囲まれた崖です。転落したら、誰も助けてくれないような場所でした。なんとか赤い部分が写るようにと、緩やかな斜面まで移動したのが間違いでした。

レンズが重いせいもあって、一瞬体制を崩しそうになった時には、もう駄目かと思いました。撮影もほどほどに・・・・、と痛感しました。私の命がけ(?)の行動に同情したのか、少し横を向いて赤い部分を披露してくれました。


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2013/10/30

蝶の採集者と遭遇してしまいました!ノォオオオオオ!!



♂個体
 


♀個体

ボカシスカシマダラ属、ラテン名: Pteronymia donella donata 英名: Donella Clearwing
 
注: 採集や標本を作成&収集されている方には、不快な内容だと思います。該当される方は、記事を読まないことをお薦めします。
 
数カ月前から頻繁に訪問している森林保護区があります。知る人ぞ知る、蝶マニアが訪問するスポットらしいのです。

二度目の訪問のときでした。歩いていると、道端の枝に網袋がぶら下がっていました。中にはバナナなどの果物が入っていました。勿論、直ぐにピンと来ました。「蝶マニアが来てるんだな」

私の予感は的中しました。しばらく歩くと、車が止めてあり、大きな採集ネットを振り回している初老の男性がいました。ヨーロッパ人でしょうか。近くに大学があるので、蝶の研究をしている客員教授かもしれません。興味があったので、話し掛けてみました。
 
「大学で蝶の研究をされているのですか」「いえ、個人です。え~と・・・・採集の許可は貰ってないんだけど・・・・。あっ、でもコスタリカ大学に協力したこともあるんですよ・・・・」

少し気まずそうに、色々と話し始めました。研究目的以外では、政府の許可なしでの採集は禁じられているからです。
 
「君は何しに来たの」「蝶の観察と撮影です」「だったら、そこの網袋に蝶が来るから、簡単に撮れるよ」「ありがとうございます。でも、自然な感じで撮りたいので・・・・」と丁寧にお礼を言って、その場を去りました。
 
車内を見ると、奥さんらしき女性がいたのですが、その退屈そうな表情が印象的でした。「とっとと、目的の蝶を採ってよ。買い物に行きたいんだから~」そんな感じに見えました。(^○^)
 
その後、一時間ほどして帰路に向かう(?)ご夫婦の車を見ました。更に三十分後くらいに、撮影したのが画像のPteronymia donella donataです(この日はメスのみ撮影)。
 
この蝶はコスタリカでは珍蝶で、国内には標本が二、三個体しか存在しないと図鑑に書かれています。また、オスは標本画像しかネット上に存在しないみたいなので、貴重な一枚かと思います(メスもパナマで撮影された画像一枚のみ)。
 
もし出会った男性がこの蝶を見つけていたら、採集され標本になっていたのではないでしょうか。希少価値は勿論のこと、彼はタテハチョウにのみ興味を持っていると言っていましたから・・・・。
 
「採集者に見つからなくて、良かったね」と思わず小言で話し掛けている自分がいました。蝶に話し掛けてる中年男、危険なのでレッドカード~!σ(^_^;)
 
その後、何度も同じ森林保護区に訪問していますが、幸いな事に採集者には遭遇していません。そして、これから先も遭遇しないことを祈っています。
 
蝶の採集に関して、ネット検索してビックリしたことがあります。日本では採集禁止区域でも平然と採集が行われていること。また、一種につき数十頭も採る方がいること。
 
ある方のHPで北海道での採集旅行日記が書かれていました。その方は合計で、とてつもない数を採集していました(丁寧に種ごとの個体数が表にまとめられていた)。
 
更に驚いたのが、その方が採集ポイントに到着すると、先客がおり、「ここは私の採集ポイントだから他に行ってくれ」と言われたそうです。

そして、次のポイントでもやはり先客がおり、再び移動せざるを得なかった、と書かれていました!余りに不快な内容で、私は途中で日記を読むのをやめました。
 
また、日本では採集や標本の作り方を指導するツアーもあると知り、驚きました。以前、日本の蝶のほぼ全てを撮影されている方に、蝶事情をお聞きしたことがあります。

ポイントが判明すると、直ぐに採取者が入り込み、そのエリアから蝶が消えてしまうとか・・・・。純粋に蝶の観察や撮影を楽しみたい方々には、悲しい現状ですね。
 
長々と書いて、すみませんでした。

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2013/10/29

ようやく撮れた、怪しげなツノゼミ!





ラテン名: Cyphonia clavata(アリカツギツノゼミの一種)

以前から何度も撮影を試みていたツノゼミです。五ミリ未満(三~四ミリ)というサイズもあってか、まともにブログに掲載できる画像がありませんでした。

この時も薄暗い場所で、手持ちでのズームマクロ撮影は、容易ではありませんでした。ノイズが酷いですが、ようやくブログに掲載できる画像が撮れました。\(^▽^)/

Cyphonia clavataはアリに擬態した種(アリの威嚇ポーズ)です。ツノゼミはアリが好む蜜を排泄します。アリは天敵から身を守ってくれるので、いわゆる相利共生関係になっています。

ですから、ツノゼミの周りにはアリがウロウロしていることが多々あリます。この種の場合は、自身がアリになりきっている変わり者です。毎回蜜を排泄するのが、面倒なのかな~。 


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2013/10/28

アメリカムラサキバン 水鳥としては目立ちます



日本ではカワセミなどの例外もありますが、水鳥って、原色とはあまり縁がないですよね。そんな中で、アメリカムラサキバンは豊かな色で彩られています。

上の画像では曇天のため分かりにくいですが、晴天時の美しさは、目を見張るものがあります。赤、青(紺)、黄、紫、緑(背中)、水色(額)、贅沢な色使いです。シギチもこんな感じだったら、撮影意欲が湧くと思うのですが・・・・(シギチファンの方、すみません)。

休止中、たくさんのコメントありがとうございました。結論から言うと、完治どころか大して状況が変わっていません。痛み止めの薬で一時的に楽になりますが、その薬も三日以上は連続して服用できないタイプなのです。

やはり脊髄の状態は元に戻らないそうで、痛みを克服していく必要があるようです。いつまでも休んでいられないので、取り敢えずブログを再開することにしました。

ただ、長時間パソコンに向き合うことは、厳禁と言われています。コメント欄を閉じることも考えたのですが、皆さんからのコメントが楽しみで続けているところもありまして、現状のままにしました。

ですから、今まで同様、気軽にコメントいただけると幸いです。更新の頻度は今よりスローになるかもしれません。また、痛みがなくなるまでは、皆さんのブログにもお邪魔できないかと思います。

勝手な申し出ばかりですが、お許し下さい。m(_ _)m 皆さんが撮影しているであろう、紅葉の画像を楽しみにしていたのですが・・・・。

注:ブログの休止を告知した記事は、「お知らせ」の書庫に移動させていただきました。


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2013/10/09

しばらくブログをお休みします!m(_ _)m

突然、すみません。しばらくお休みさせていただきます。

以前も書いたことがあるのですが、私は腰に爆弾を抱えています。高校時代にバレーボールをしていたのですが、着地の際に脊髄を痛めたことがあるのです。レントゲンで確認したのですが、私の脊髄には大きな三角形をした欠けた部分ができていました。

当時、スポーツ医学の権威と言われた有名な医者に診てもらったのですが、年齢を重ねるうちに徐々に腰が痛くなり、日常生活に支障をきたすようになる、と言われました。

以来、年に数回は激痛に悩まされるようになりました。今までは二、三日安静にすれば、治っていました。ただ、今回は十日経っても、一向に良くなりません。

皮肉なことに立っている状態の方が楽で、歩くことはできます。ただ、椅子に座っていると脊髄が圧迫されるため、激痛がとまりません。起き(立ち)上がるにしても、一人では困難なほどです。

それでも、なんとかブログの更新をしていたのですが、これ以上は限界だと判断しました。果たして一週間くらいで良くなるのか、一ヶ月以上掛かるのか、全く分かりません。完全に復帰するまで、お時間を下さい。

いつも、たくさんのコメントとナイス!ありがとうございます。特に、毎回のようにコメントを下さる常連の皆さんには、感謝の気持ちで一杯です。同時に、皆さんのブログになかなか訪問することができなくて、申し訳なく思います。

以前はコメント欄も閑古鳥が鳴いている状態で、更新するのも面倒なくらいでした。ところが、今では本家のHPをすっぽかすくらい、ブログに時間を費やすのが楽しいです。これも皆さんのおかげです。☆⌒(*^-゚)v Thanks!!


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2013/10/08

むむむ、怪しい蝶です!(¬o¬)



フクロウチョウ属、ラテン名: Caligo brasiliensis sulanus 英名: Dark Owl-Butterfly

ラテン名がCaligo eurilochus sulanusから変更されたようです。

フクロウチョウはアメリカ大陸のみに生息している亜科の蝶です。外見だけでなく、習性もユニークで、蝶園でも定番です。

外見ですが、後翅にフクロウの目のような模様があります。そして、前翅の先端部には蛇の顔のような模様があるのですが、分かりますでしょうか。これらの模様によって、天敵から身を守っています。

また、早朝と夕方に活動し、日中は薄暗い場所に隠れています。その点でも、フクロウチョウという名前がピッタリかと思います。

この時は珍しく、朝の九時頃に遭遇しました。深い茂みから突然出て来たので、天敵の存在にでも驚いたのかもしれません。

ツアー中でも夕方近くになると、林内で飛んでいる姿を見かけます。一瞬、コウモリでも飛んでいるのかと思うような、少し不気味な印象を受けることもあります(前翅長が8~9センチもある)。

腐ったフルーツを好むので、蝶園ではバナナに群がる姿を容易に観察できます。ただ、本来の習性を考えると、明るい蝶園内にいる個体は可哀想な気がします。森と違って、薄暗い場所がそれほどありませんからね。

ちなみに、フクロウチョウの開翅シーンはまず撮影できません。蝶園の個体も同様で、開いてもほんの一瞬です。まず、ピントを合わせる余裕がありません。これは習性なので、諦めるしかないのでしょうね。表翅は少し青い部分がありますが、全体的には黒と茶で地味な色合いです。


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2013/10/06

昼行性の蛾と、息子が描いた私



ヒトリガ科、ラテン名: Antichloris viridis 英名: Satin Stowaway or Banana Moth
 
先月に掲載した赤い蛾、Dinia eagrusと同じく、昼行性の蛾です。この日に撮影した十種以上の蛾の中では、比較的地味な印象でした。それでも青い部分は金属的な光沢があり、蛾としては十分に美しいと思いました。
 
取り敢えず、種名が判明したので、他種より先に掲載しました。他は一部の属名が分かった程度です。英名がバナナ虫ならぬバナナ蛾なのですが、由来が分かりませんでした。
 
コスタリカには約八千種の蛾が記録されているそうです。図鑑が欲しいところですが、まず出版されることはないでしょう・・・・。
 
追記: 「バナナが好きな蛾らしく、バナナについて日本にも入ってくることがあるらしいです」というコメントをいただきました。四季の風さん、ありがとうございました。

 
 
四歳になる息子が、初めて描いてくれた私です。突然、アイパッドを持って来て、「ダディだよ」と見せてくれました。右手にカメラを持ち、蝶を撮影している場面で、左手に描かれているのは、ハート(心)だそうです。
 
いつになったら、こういった似顔絵を描いてくれるのかな~、と楽しみにしていたんです。親馬鹿な投稿で、すみません。
 
皆さん、良い週末を! 

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2013/10/05

クビワアメリカムシクイ 可愛いから何度でも撮っちゃうよ~



私は基本的に撮影好きな人間ではありません。趣味ではなく、あくまでブログのネタのため撮影する程度です(勿論、期待通りに撮れれば、嬉しいですよ)。

同じ種類の生き物を何度も撮影することも滅多にありません。しかし、このクビワアメリカムシクイは数少ない例外で、ついついシャッターを押してしまいます。好奇心が旺盛なので、真下に来ることもあるんですよ。キュートという言葉がピッタリの小鳥です。(^○^)

皆さん、良い週末を!


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コスタリカの野鳥ガイド

在住17年目。プライベートでは、主に野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)、撮影をしています。

10歳の息子(デビューは5歳)が撮影した野鳥、虫なども掲載しています。

12年ほど続けてきたヤフーブログから、引っ越して来ました。

健康上の理由で、以前のように長時間パソコンできなくなりました。ですからコメント欄は、閉じてあります。

リコー社(当時はペンタックス社)のポータル・サイトで執筆したコラム、「PURA VIDA!」のアドレスです。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/archives/tsuyuki/